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先日のオリンピック、そしてウインブルドンで見事優勝したアンディー・マレー選手。

 

ジョコビッチ選手の一強時代到来かと思われた男子テニス界ですが、ここへきて、マレー選手の活躍はめざましいですね。

 

私はビッグ4と呼ばれる、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーの各選手の中で、マレー選手のテニスが最も好きです。

 

自分が真似をしたい、そしてこのページの読者の方に是非真似をして欲しいのもマレー選手のテニスなんです。というわけで、今後「マレー選手から学ぶ」という記事をいくつかに分けて書いていこうと思います。

 

実はアンディー・マレー選手、私は一度だけ生で見たことがあります。

 

それは2012年のジャパンオープンのことでした。

 

東京、有明テニスの森で行われるジャパンオープン。

 

最寄りの駅で電車を降りて、会場に向かっていると、少し高い場所から有明テニスの森を見渡せるところがあるのですが、一番最初に見えた選手が、マレー選手でした。

 

「マレー選手がいる!!!」

 

さっそく練習していることを食い入るように見ながらチェックしてしまいました。

 

ゴムチューブなどを使った簡単なトレーニングでウォームアップをして、いくらかコートの感触を確かめたのち、マレー選手が行った練習、それは、

「サーブのリターンをする練習」

でした。

 

しかも、球出しをするコーチが、ベースラインよりもかなり前から、すごい速い球を打ち込んでいるんです。

 

マレー選手はそれをコンチネンタルグリップで、ブロックして浮かせないように返し続けます。めちゃくちゃ速いサーブを打ち返しているので、マレー選手の方から強打というのはなかなかできず、ひたすらブロックして返しているような感じでした。

 

それを見た、私の感想は、

「ふーん、マレー選手って、試合前にこんなにリターン練習するのかー。」

という程度のものだったのですが、約1時間後に、その私の感想がいかにアホなものだったか思い知らされることになります。

 

約1時間後、センターコートの有明コロシアムで、マレー選手の試合が始まります。

ここで、すべてがつながりました。

 

マレー選手の対戦相手は、急きょラッキールーザーのカルロビッチ選手に変わっていたのです。

 

カルロビッチ選手と言えば、2メートルをゆうに超える長身から、猛烈なサーブを打ち込んでくる、超ビッグサーバーです。

 

マレー選手は今日の対戦相手が変わったことを知り、その攻略のための対策としてあれほど念入りにリターン練習をしていたのでした。

 

「マレー、リターン練習好きやなー。」

 

ぐらいにしか思ってなかった自分がすごく恥ずかしくなりました(笑)

 

そして、マレー選手はカルロビッチ選手を7-6、6-4というスコアで見事にやぶり、勝ち進んでいきました。

 

練習でさんざんやっていたリターンが見事に冴えわたっていました。

 

ここでみなさんに学んでほしいのは、練習は「勝つために必要なこと」から「逆算して」するということです。

 

みなさんは、明日の対戦相手の攻略法を考えながら練習することがありますか?

 

ただ漫然とストロークをして、ボレーをして、ちょっとだけスマッシュをして、あとはゲーム形式という練習を日々の練習でも、試合直前でも同じようにやっていたら、それは「勝つために必要なこと」から逆算しているとは言えません。

 

それは、ただ「自分がやりたい練習」をして、そのやみくもな足し算の先に「いつか勝てるだろう」という甘い考えのもとに練習を「こなして」いるだけに過ぎないのです。

 

「いつか勝てるだろう」

 

その「いつか」なんて来ないですから。漫然と練習している限りは。

 

かつての私がそうでした。ですから、今このページを見て練習されている方にはぜひ「考えながら」練習をしてほしいのです。

 

ではまた。

 

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