テニスで最も必要な能力はやっぱりこれ その2

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今日の記事は前回の記事の続きです。

 

「足が速い」ということがテニスで一番の武器になるという話をもう少し続けさせていただきますね。

 

あるデータをネット上で見つけてきたのですが(ネット上のデータなので、信ぴょう性がどれほどあるかは私にもわかりません)、このデータが正しいとするなら、世界のトップのマレー、ジョコビッチはやはりダントツに足が速いのです。

 

コート上で走り回っているときの最高速度が時速何キロに達しているかというデータがあったのですが、

マレーやジョコビッチは、なんと最高時速36キロ

 

ちなみに世界最速の男、ウサイン・ボルトは最高時速44キロだそうです。

 

もう、これは原付が走ってるようなもんすね(笑)

 

ただ、ボルトの場合、陸上のトラックをスパイクを履いて、しかもトップスピードに乗れるだけの距離(100メートル走だからね)を走っているのに対して、マレー、ジョコビッチはあの狭いテニスコートの中で、一気に36キロまで加速しているということなんですね。恐ろしいことです。

 

ちなみに他の選手のデータを見ていると、足が速い選手でもだいたい時速30キロを少し超える程度で、マレー、ジョコビッチのようなスピードにはいたっていないんですね。

 

で、われらが錦織圭選手がどれくらいのスピードで走っているのかというと、そのデータによると最高時速27キロでした。

 

もちろん、このデータはある試合において走った最大スピードだということだったので、この試合に限って言えば錦織選手がそれほど速く走る必要がなかったのかもしれません。

 

それにもしかしたら、錦織選手は足の速さよりも抜群のヨミでコートをカバーしているのかもしれませんしね。

 

と、こんなデータがあったのですが、錦織選手の時速27キロだって、世界の中では相当速い方なんですよ。

 

今回の記事で何が言いたいかというと、やっぱり、「足が速い」というのはテニスにとって、最大の武器なんだということです。

 

というか、スポーツなんてすべてそうだと思います。足の遅いアスリートが一流なんてことはまずありません。

 

私の好きな言葉に、

「アスリートじゃないやつが、ラケットを握ってもしかたないよね。」

という言葉があります。

 

これは日本の超有名テニスコーチ神谷勝則さんが著書で書かれていた言葉なんですが、テニスもスポーツである以上、しっかりと体を鍛えて、運動能力を磨きあげておかなくてはうまくなりはしないという趣旨です。

たとえば、私の経験上、「テニスをするのは初めてです。」という方がテニスの体験レッスンに来られても、最初からそこそこうまく打てる方もいれば、全く空振りばかりで全然打てない方もいらっしゃいます。

 

前者の場合、詳しくお話をうかがうと、やっぱり過去に球技をしていましたとか、スポーツが好きでよく運動しているという方がほとんどです。

 

後者の場合、全く運動経験がないという場合がほとんど。

 

やっぱり、それまでにどれぐらい体を鍛えているか、運動能力を磨いているかということが影響してくるんですね。

 

すなわち、もともとアスリートな人がラケットを握るのか、そうでない人がラケットを握るのかでは、全く結果が違うということです。

 

うまくなりたければ走る。

勝ちたければ走る。

 

当たり前のことですが、これが真実です。

 

ではまた。