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はじめに

 

どうも。管理人の山口です。

 

今年もウインブルドンの季節がやってきました。

 

ワールドカップのサッカーで盛り上がっていたので忘れていませんか?(笑)

 

われらが錦織圭選手の活躍に毎年期待が高まる時期なんですが、錦織圭選手、ウインブルドンだけは他の大会に比べ少し苦手のようです。

そりゃ仕方ないです。

バウンド後のボールが滑って勢いよく飛んでくる天然芝のコートでは、ビッグサーバーが圧倒的に有利ですから。

それでもその劣勢をはねのけてがんばってもらいたいと思っています。

 

さて、今回の記事はそんな錦織圭選手のラケットについてお話ししたいと思っています。

以前大坂なおみ選手の使用するラケットについて書いたこともあるんですが、こちらの記事も当講座の人気記事の一つになっています。

こちらの記事もご参照ください。

大坂なおみ選手使用ラケットについて

http://mindtennis.net/2018/04/01/racket-9/


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錦織圭選手使用ラケット

 

錦織圭選手使用ラケットと言えば、このウィルソンのBURN95CVですね。

黒とオレンジだけの洗練されたデザインがかっこいいです。

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このシリーズは昔からオレンジのカラーリングをよく使っているのですが、錦織圭選手自身、オレンジが好きなカラーなんだとか。

オレンジと黒が反転した限定モデルもあります。

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錦織圭選手と言えばウイルソン

多くの選手が、わりとコロコロと違うラケットメーカーと契約する中、錦織圭選手はジュニアのころから頑なにウィルソン。

そして、同じシリーズのモデルを使い続けています。

ジュニアのころに使っていたと言われるスペックのモデルはこちら。

 

BURN95J CV

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 ジュニアと言っても、プロに転向する10代後半まで使っていたスペックに合わせた仕様になっているので、決して一般のジュニア向けラケットではないので、要注意です。

このモデルは大人が使ってもかなりハードな重量バランスになっています。

選手レベルの方にはおすすめできますが、誰にでも扱えるモデルというわけではありません。

 

BURN95J CV

重さ:289グラム

バランス34.0cm

長さ:27.25インチ

フェイス面積:95平方インチ

 

と重さだけなら、ジュニアラケットらしい重さですが、バランスポイント34.0cmというのは、かなりのトップヘビーで、その重さ以上に重たく感じます。

ただ、それをきちんと扱える方にとっては、非常に強力な武器になるスペックであるということです。

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BURN(バーン) 95 CV

 

ちなみに現在市販されている錦織圭選手使用モデルはこんなスペックです。

BURN95CV

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 重さ:309グラム

バランス:32.5cm

長さ:27.25インチ

フェイス面積:95平方インチ

ストリングパターン:16×20

ということです。

 

こちらのモデルは錦織圭選手使用モデルと謳っていますが、実際に錦織圭選手が使っているモデルと同じスペックではなく、一般のプレーヤー向けにややアレンジしたモデルとなっています。

後述しますが、実際に錦織圭選手が使っているモデルはもっとハードなスペックです。

 

スペックについての考察

 

では、錦織圭選手使用モデルのスペックについて、各数値が持つ意味について考えてみましょう。

 

まず重さ309グラム。

最近のラケットは競技モデルでも300グラムちょうどというものが増えてきました。

バボラのピュアドライブなんかがその筆頭ですね。

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それを考えると309グラムというスペックはやや重たいです。

このBURN95CV、実際に振ってみると、それ以上の重量感を感じます。

それはなぜか。

その答えはバランスにあります。

 

バランスポイントが32.5cm。

実は前述のバボラのピュアドライブの場合、バランスポイントは32.0cmのところにあるのですが、競技モデルでもバランスポイントは31.0~32.0cm くらいのところにあるモデルが多いのです。

この数値は大きければ大きいほど、重心がラケットの頭の方に寄るので、重たく感じます。

「違いなんて、たかが、0.5cmでしょ。」と思われるかもしれませんが、実はこの0.5cmという数字は非常に大きいものなのです。

はじめに紹介したBURN95J CVのバランスポイント34.0cmというのが、いかに突出しているかお分かりいただけるかと思います。

その分、このようなラケットヘッドが重たいラケットをうまく扱える方にとっては、非常に強いパワーが発揮できるということなんですが。

 

次に長さ

多くのラケットは27インチという長さです。

これが標準

現在市販されているラケットの95パーセント以上はこの長さと思ってもらって間違いないです。

 

かつて28インチというロングモデルが流行った時期がありました。

今から20年も前の話です。

奇しくもその流行を作ったのは錦織圭選手のコーチであるマイケル・チャン氏なのです。

マイケル・チャン氏は選手であった当時、他の選手に比べて小柄で(といっても175cmだから、178cmの錦織圭選手とそう変わらないですね。)サーブが弱点と言われていました。

その弱点を克服するために考え出されたのが、標準のラケットより1インチ長い長尺ラケット

佐々木小次郎な作戦を使ったわけです(笑)

20年前の当時それは大流行して、各社が「ロングモデル」というラケットを多数作っていたのですが、そのブームはやがて終焉に向かいます。

1インチロングなどというモデルは徐々に無くなり、変わって登場したのが、0.5インチロングモデルというもの。

長すぎるとラケットの取り回しは当然むつかしくなるので、長尺ラケットのメリットと扱いやすさを両立しようというメーカーの苦肉の策が生み出したものでした。

しかし、やがてその0.5インチロングモデルさえも絶滅の危機に瀕します。

というのは、ラケットの進化で、27インチという標準の長さのラケットでもロングモデル並みのパワーが出せるようになってきたからです。

そうなるとわざわざ長くて扱いにくいモデルを使う理由はないわけです。

じゃあ、錦織圭選手はなぜ27.25インチ長いラケットを使うの?という疑問がわくかと思います。

この27.25インチ長いモデルは、最初に登場したのが今から15年くらい前になるかと思うのですが、ちょうど、ロングラケットのブームが終わりかけていたころのものなんですね。

各ラケットメーカーが27.5インチのラケットを作ったり、27.25インチロングという微妙な長さのラケットを作ったり、迷走しかけていたころのものなんです。

錦織圭選手が小学生のころか中学生のころになると思うんですが、ちょうどそのころ錦織圭選手が使っていたモデルがウィルソンの27.25インチのものだったのです。

おそらく、これは推測でしかありませんが、錦織圭選手は、27.0インチのモデルや、27.5インチのモデルをいろいろ試して、結果的に27.25インチのモデルを使おうと決めたのではなく、子どものころから慣れ親しんだ27.25インチを変えたくなかっただけなのではないかと思うのです。

錦織圭選手は27.0インチのラケットが標準の現在でも27.25インチのモデルを使う。

それゆえ、「錦織圭選手使用モデル」を謳う市販のBURN95CVも、現在、各メーカーがあまり作っていない27.25インチロングという変わったスペックで生き残ったのだと思われます。

 

最後にそのフェイスサイズストリングパターンについて検討してみたいと思います。

95インチというフェイスサイズと16×20というストリングパターンが持つ意味です。

一般的なモデルだと、最近は100インチ、16×19というのが王道でしょうか。

錦織圭選手使用モデルはそれに比べるとラケットフェイスが小さいにも関わらず、ストリングの本数が多いということになります。

これが意味するところは、かなり面圧が高いということです。

 

面圧というのは文字通り、ラケットの「」にかかっている「」力のことなんですが、一般にストリングの本数が少なければ、その面は「トランポリン」のようにやわらかく、ポヨンポヨンとした感じになります。

反対にストリングの本数が増えると面圧は高まり、その面は「」のように硬くなります。

面圧は低い方がやわらかく、パワーが出せるが、コントロールは失われる傾向にあります。

そのため、かつて多くのプロはストリングパターン18×20とか、面圧が高いものを選ぶ傾向にありました。

なぜなら彼らは十分なパワーを持っているので、パワーのアシストなど必要ないという考えだったのでしょう。

 

HEADのプレステージMPシリーズなんかがそんなコントロールラケットの筆頭でしょうね。

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私もこのラケット好きだけど、なんせトレーニングしてないとまともに使えない(笑)

プロの選手も最近は必ずしも面圧が高いモデルを好むとは限らず、前述のバボラのピュアドライブのようにパワー重視のラケットを選ぶこともあります。

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 と、まあ、面圧の話はそんなところです。

 

フェイス面積、ストリングパターンから錦織圭選手のラケットを見れば、やはりコントロール重視ということです。

あの正確無比なバックハンドのダウン・ザ・ラインを見れば納得ですね。

 

その他の特徴 フレームサイド

 

錦織圭選手のラケットに限らず、ウィルソンのラケットの多くのモデルに搭載されている機能なんですが、この写真を見てください。

フレームのサイドがボコッと膨れています。

これはフレームの両サイドに重さを出すことで、ラケットの面のブレを抑えるというウィルソン特有の技術です。

プロの選手はラケットの面を安定させるためにフレームの両サイドに鉛のテープを貼ったりします。

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バランサーというんですが、これを貼ってラケットをカスタマイズする。

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 ウィルソンのラケットはそんな面倒なことしなくても、この機能が標準装備ということです。

ありがたいですね。

 

その他の特徴 グリップ

 

この写真を見てください。

ラケットのグリップ部分なんですが、真ん中より少し上のあたりがボコッと膨れているのにお気づきでしょうか。

実はこれ、錦織圭選手がラケットに施しているカスタマイズなんだそうですが、こうすることで、両手打ちバックハンドのストロークのときにグリップが握りやすくなるそうです。

詳しい理由はこちらに書いてますので参照してください。

錦織圭選手のグリップにしたい方へ

http://mindtennis.net/2018/03/02/grip-4/

またウィルソン以外のラケットでも同じようなカスタマイズをする方法を紹介していますので、両手打ちバックハンドが苦手な方は上のリンクは必見です。


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まとめ

 

このように錦織圭選手のラケットには錦織圭選手らしいこだわりがいっぱい詰まっているというわけです。

 

最後に錦織圭選手本人が実際に使っていると言われているスペックについてです。

ラケットのフェイスサイズや長さについては市販モデルと同じですが、

重さ:318グラム

バランス:33.0cm

とのこと。

一般の方は真似しない方がいいでしょう。

 

ちなみにグリップサイズはだそうです。これは真似してもいいんじゃない(笑)

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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