なぜテニスにはスイッチヒッターがいないのか
最近テレビでWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の中継をやってますね。
私はテレビ中継など全く見てないですが、ヤフーニュースでチラッと勝敗を確認するぐらいはしてます。
今回の記事は野球のニュースに触発されて書いてみました。
タイトル通り、なぜテニスにスイッチヒッターがいないかという話です。
スイッチヒッターというのは、「右でも左でも打てる選手」ということです。
テニスのトップ選手で右手も左手も、両方片手で自由に使えるという選手はまずいませんよね。テニスのスイッチヒッターというのはあまり例がありません。
ところが、野球選手にはスイッチヒッターと呼ばれる選手がゴロゴロいるわけです。
彼らは相手のピッチャーの特性に応じて自由自在に右打席と左打席を使い分けます。
野球でできるスイッチがなぜテニスにできないのだろうという話なのですが、、、
まあ、これは単純に、「野球のバットは両方の手で握るから」というのが答えです。
テニスだって、フォアハンドもバックハンドも両方両手打ちという選手はいるわけです。
右にボールが来た時には右手でフォアハンド、左に来た時には左手でフォアハンドなんて選手は、アニメの世界か、よほど低レベルな選手の間でしか実現されていません。
野球でもスイッチヒッターがいるのにスイッチピッチャーはまずいませんよね。
それほど片手でボールを投げる動作、打つ動作というのは難しいわけです。
昔、野球の本で、「君も左バッターになれる」というようなタイトルの本を読んだことがあります。
これは右打ちのバッターに左バッターになることを薦める本なんですが、野球をやらない私でも読んでいて面白かったです。
野球の場合は左バッターの方が一塁に近いわけですから、左バッターの方が圧倒的に有利なわけですよ。かのイチロー選手が、もし右バッターであれば、今のようにたくさんの内野安打は打てていないはずです。
そんなわけで、野球の場合はがんばってでも右バッターから左バッターになる価値があります。
さらに、右バッターから左バッターになるためのハードルも低いのです。
前述のように野球のバットは両手で握りますからね。
右利きの人が、左バッターになると、利き腕の右手でバットを引っ張り出すような感じになって強くボールを叩けるわけです。野球のバッティングは引っ張り出すような感覚でボールを打ちます。
この辺は左手主導でボールを押すように打つテニスのバックハンドとはちょっと違いますよね。
今回はここまで。またこの話題については別の記事で触れようと思います。