今回はフォアハンドの記事です。
バックハンドに比べればフォアハンドの方が得意という方は多いのではないでしょうか。
それもそのはず、回り込みのフォアハンドを使って、バックハンドを打つ頻度が少ないと、フォアとバックで練習量に差が出ちゃうんですよ。
フォアが得意でバックが苦手って、結局練習量の差だったりします。
先日私は1時間ほどコートでラリー練習をしたのですが、ソニーのスマートテニスセンサーを使って、打ったショットの内訳を見てびっくりしました。
1時間で打った球数、およそ600球(休憩もはさんでるのでこんなもんです。)
そのうち、フォアハンド、およそ300球。
これに対してバックハンド、およそ100球。
そりゃ、フォアが得意で、バックが苦手になるわなーと思いました。
みなさんもフォアの方が得意という方が多いはずです。
しかしですよ、実際、スランプに陥りやすいのはフォアハンドなんです。
なぜか。
フォアハンドは片手でわりと自由に打てます。
これに対して、バックの場合、両手打ちを前提にしますが、両手で持っていることで、ラケットを動かせる範囲はある程度制限されます。
「バックの方が威力はないが、安定する」という方がいらっしゃるのはそのためです。
プロの選手でも、フォアハンドのイップスというのはわりとあるようです。
自由に打てるがゆえにどうすればうまく打てるかわからなくなったということも少なくないのです。
さて、そんなフォアハンドに関して、私から一点アドバイス。
私は自分のレッスンで必ず生徒さんに伝えるのですが、
「押すように」「直線運動で」スイングを考えてほしいのです。
写真で解説するとこうなります。
ボールを6個並べてますが、
このボールをぜーんぶまっすぐ押すような感じでスイング。
このようにスイングを直線的に考えることで、インパクトでボールをつぶせるようにもなります。
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反対によろしくないのがこんな感じ。
ボールをちょっとだけ押したら、くるんとラケットの向きが変わってしまう。
これはボールを直線的にスイングしてとらえているのではなく、円運動のスイングになっています。
このようにスイングすると、インパクトのときのラケット面があっちこっち向きやすいのでうまくいかないのです。
押しが弱いとうまくいかないというのは、そういうことです。
よくよく吟味あるべきものなり。
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