この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
みなさんは、ストリングのメンテナンスにきちんとお金をかけていますか?
ストリングのメンテナンスと言うと、真っ先にストリングの張替えが思い浮かぶと思いますが、
ストリングの張替えだけがメンテナンスではありません。
張ってもらったストリングは、一番いい状態が、なるべく長く持続するように適切に「管理」されていることが必要です。
今回は、そんなラケットやストリングの管理のお話をしてみたいと思います。
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暑い時期と寒い時期のストリング管理について、簡単にお話しておきましょう。
基本的にストリング(ガット)というのは、気温の影響を非常に大きく受けるものだという風に理解しておいてください。
ナイロン、ポリエステル、ナチュラルと、ストリングの素材の種類は色々とありますが、
とくにナイロンやポリエステルなどの石油製品は気温の影響を大きく受けます。
一方のナチュラルガットというのは、気温の影響をナイロンやポリエステルほどは受けません。
プロの選手がナチュラルガットを好む理由はそのへんにもあるかもしれません。
ともかく、暑い時期と寒い時期、気候に大きく影響を左右されるストリングですから、その日の気温に応じてストリングのテンションというのは調整できるとベストなのです。
プロの選手でないので、そこまでは無理という方がほとんでしょうから、
せめて、今まで全然張り替えなんてしていないという方は、暑い時期と寒い時期の年に二回くらいはテンションをきちんと変えておきましょう。
詳しくはこちらの記事にも書いていますので、参照してください。
また、暑い時期は急に雨が降ったりしますし、急な雨でストリングを濡らしたりしないように気を付けないといけません。
で、ここで気を付けなければいけないのは、たとえ雨が上がっていたとしても、コートが湿っているときは要注意ということです。
さっきまで雨が降っていたオムニコートでバウンドしたボールを打てば、コートの水気がボールに移り、それがストリングに当たるわけですから、ストリングは濡れてしまいます。
寒い時期も、たとえ雨が降ってなくても、朝露、霜など、コートが水分を含んでいるときにストリングスを使うのは要注意です。
ストリングは水に弱いのです。
ポリエステルは濡れても大して影響がないですが、ナチュラルなんかは致命傷。
すぐに切れてしまいます。
ナチュラルガットは最高にいいストリングなんですが、高いので、雨で濡れて切れたりなんかしたら、しばらく立ち直れないと思います(笑)
ナイロンストリングなら多少濡らしたって大丈夫だろうと思われている方も多いかもしれませんが、ナイロンも細かい繊維の束だったりするので、濡らすとやっぱり劣化します。
とにかくストリングは濡らさないように注意です。
ラケットは主にカーボンでできており、非常に丈夫に見えますが、やはり気温の影響は受けます。
暑い時期はフレームが柔らかく感じますし、逆に寒い時期はフレーム自体が硬く感じたりします。
そこで、やはりストリングの張替えは、少なくとも暑い時期と寒い時期だけでも変えた方が無難です。
したがって、ガットの張替えはいつしたらいいのかという問いに一言で答えると、「最低でも半年に一回」です。
もちろん、3ヶ月に1回張り替えた方が、ずっと気持ちよくプレーできるのでおすすめなのですが、1年以上も張りっぱなしだとか、ラケットを買って以来、一度も張り替えていないという方は、まず半年に一回張り替えるところからスタートしましょう。
暑い時期はラケットバッグを車のトランクに入れっぱなしというのも非常に危険です。
高温になるとストリングが劣化するのは当然ですが、最悪ラケット自体も変形するかもしれません。
昔のウッドのラケットは変形しないように木の枠を付けて保管したという世代の方もいるかもしれません。
昔のラケットに比べてカーボンは丈夫かもしれませんが、無敵の素材ではありません(笑)
真夏の暑い時期にハードコートの上にじかに置きっぱなしにする人もたまに見かけますが、あれも危険です。
日陰のベンチにラケットは置くようにするなど、当たり前のことですが、きちんと管理するようにしましょう。
屋外でラケットを使う方にもう一つ気を付けてもらいたいのが、ラケットの日焼けです。
プレー中に日光にさらされるのは当たり前ですし、ラケットに日焼け止めを塗れというような話ではもちろんありません。
ただ、使っていない時間くらいは日陰に置いたり、一度バッグにしまうなどして、ラケットの日焼けを防ぎましょう。
白いラケットとか、古くなると、黄ばんできたりするんですよね。
人間と同じで、ラケットも紫外線ダメージから守ってあげないといけません。
いかがでしたでしょうか。
道具、大切にしましょうね。
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