この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
ずっとずっと昔からあるロングセラー商品。
バボラのパワジーについて改めて書いてみたいと思います。
BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
20年くらい前、私が高校生だったころ、よくこのストリングを張っていました。
毎日部活とスクールで練習をしていた私はこのストリングを3日か4日くらいでどんどん切っていて、親に呆れられたものです(笑)
その後ポリエステルストリングに乗り換えてからは、全然張らなくなってしまったんですが、それだけ思い入れのあるストリングです。
いまだにカタログに載っていること自体、驚きなのですが、それだけファンが多いということですね。
では、レビューに行きたいと思います。
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BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
商品名 Powergy 130
品番 BA241116
カラー ナチュラル
素材 ポリアミド
長さ 12m
ゲージ 中ゲージ 1.30mm
テクノロジー ダブルラッピング製法
スロースイングではやわらかなタッチを、速いスイングでは強烈な反発性を発揮。長年のファンも多いロングセラーストリング。
バボラ HPより
バボラのHPのデータを見ると、「ポリアミド」とあるので、一瞬、
「?」
となってしまう方もいるかもしれませんが、これは要するにナイロンストリングですね。
ポリエステルストリングと勘違いしないように気を付けてください。
そのつくりは、モノフィラメントストリング。
その意味が分からない方は、こちらをご覧ください。
モノフィラメントストリングというのは、ストリングの中心に太い芯があるような構造になっていて、打ったときに少し硬い、しっかりとした打感になるというのが特徴です。
他者の場合だと、ゴーセンのミクロスーパーとか、AK PROがモノフィラメントの有名どころですね。
これら有名どころの定番ストリングと同様、今回紹介しているパワジーも、ナイロンストリングの中では、お値段が手ごろなスタンダードモデルです。
詳しくはこちらの商品リンクからどうぞ。
BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
では、次に、実際にボールを打ってみたレビューです。
BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
このパワジーは、実際に打ったときに、ボールがパーンと弾くような、軽快な飛びを実現してくれます。
悪く言えば、ボールがラケット面に食いついてくれる感覚があまりないというものなんですが、ボレーなんかで、非常にボールが楽に飛ばせるというのが気持ちいです。
ラケットでも、グイっとしなってくれるようなラケットが好みのプレーヤーと、厚ラケのように楽に飛んでくれるラケットが好みのプレーヤーに分かれるように、ストリングもやはり食いつくタイプと弾くタイプがあります。
高級志向のストリングは、だいたいどれも食いつきが良いタイプで、ナチュラルガットのように柔らかい感覚のものが多いです。
そんな中、このバボラ パワジーのように、スパーンとボールが飛んでいくような、鋭い、キレのある打感というのは、貴重な選択肢かと思います。
BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
ぜひ一度張って、そのキレのある打球感を確かめてみてください。
唯一の弱点は、ストリングの緩みが若干早いというところ。
これはモノフィラメントのナイロンストリングの宿命と言ってもいいのですが、張ってから1週間くらいが、ベストな状態を保っていられる限度かなという感じです。
逆に言うと、その期間内に、どんどん張り替えることができるようなプレーヤーであれば、いつも快適にキレのあるボールが打てるということです。
こちらの記事でも書いたのですが、
私はかつて、AK PROをハイブリッドで張ったりしていました。
AK PROもパワジーと同じくモノフィラメントストリングなので、打感で言うと、かなり似ています。
かつて、パワジーを使っていた私は、ナイロンストリングからポリエステルストリングに乗り換えた後も、どことなく昔使っていたパワジーの感覚にひかれるものがあったのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
今さらながらですが、やはりロングセラー商品には、それなりの理由があるなと感じられる一品です。
BABOLAT POWERGY バボラ パワジー
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