今回は道具の話。
グリップテープの正しい巻き方についてです。
ちなみにおすすめのグリップテープはこれです。
が、今回はどのグリップがいいか、どのグリップがおすすめなのかというお話はしません。
おすすめのグリップについてはこちらの記事にありますので、ぜひこちらを読んでください。
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テニススクールではよくあることなのですが、初心者、初級、場合によっては初中級クラスぐらいの方まで自分でグリップテープを巻けない方がかなりいらっしゃいます。
「コーチ、グリップテープを巻いてください。」
もちろん、それはコーチたちのの仕事の一つですから、コーチたちは頼まれたら喜んでお引き受けします。
ですが、せっかくテニスを習いに来られているわけですから、これはもったいない。
のちのち試合などに出られるようになったときのため、自分でグリップくらい巻けるようになっておいて損はないと思うのです。
試合にでなくても、スクール外で仲間を集めてコートを取ってテニスをする。
そんなときに、グリップを自分で巻けないから人に巻いてもらうというのはちょっとかっこ悪いかもしれないですよね。
そんなわけで、今回はグリップの巻き方を紹介します。
紹介しますと言っても、私が教えるわけではありません。
私の信頼するテニスショップ、ラケットハウスキングの桒田さんに登場していただきましょう。
さて、みなさんどうでしょう。
この動画、とてもわかりやすくグリップの巻き方を紹介してくれています。
ぜひこの機会にグリップをご自分で巻いてみませんか?
グリップを巻き替えることですべりにくくなって、思い切り振れるようになるのです。
これは技術的な問題だけでなく、メンタルの面でも非常に大きな影響が出ます。
「グリップがすっぽ抜けそう、、、」
と思いながらサーブを打っているとしたら、その人はサーブを打つことにまったく集中できていないのです。
別のことを考えながらサーブを打っているのです。
テレビを見ながら勉強して集中できますか?
それと同じことです。
本来ならサーブを打つことに全神経を集中してほしいのです
グリップが滑るのを気にしながらサーブを打つということは、脳の機能の一部が別のところにもっていかれているようなもんです。
これでいいサーブが打てるわけなんかないのです。
グリップは滑らないように、本来少しでも劣化すれば変えてほしいのです。
では、どれくらいの頻度で交換すれば良いのでしょうか。
これはプレーする頻度によって変わりますから一概に期間だけでは決まりません。
「滑ってきたら替える。」
「汚れてきたら替える。」
としか言いようがありません。
ちなみに私はだいたい2週間で変えています。
選手のときは1週間もしないうちに変えていました。
当然プロの選手はもっと頻繁に変えます。
アマチュアのおっちゃんに良くある話です。
たまにこんな人がいるんですよね。
「前のグリップは4,5年使った。今度巻き替えるのはまた5年後だな!」
「おい!(笑)」
快適にプレーするために、せめて、ガットと同じように3ヶ月くらいしたら巻き替えましょう。
百歩譲っても半年では絶対替えてほしいです。
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さて、さきほどの桒田さんの動画に戻ります。
実はこの動画で桒田さんが言われていることで、私も全く知らなくて、
「えええええ!!!」
と驚いたことがあります。
それはグリップを巻き替えるときに「巻き始めの位置を一定にすること」
ということでした。
これにより、巻き替えたときに感触があまり変わらなくて済むとのこと。
これはもう目からウロコ。
現役の選手の時に知っていれば、、、
現役の時に何度か経験しているのですが、大きな試合の前に気合を入れてグリップを全部新しく巻き替えていく。
そうすると、試合の前の練習でちょっと手になじんできたと思っていたグリップがしっくりこなくなってしまって、どうもプレーが落ち着かない。
なんてことがありました。
それ以来の私の教訓が、
①グリップは試合の前の練習で2、3回使ってなじませる。
②厚みがあまりないグリップを使って使用の前後の誤差を少なくする。
ということでした。
その厚みがあまりないグリップがこれです。
ということだったのですが、巻き替えの始めの位置を一定にするというやり方なら、確かに試合の前に巻き替えたって問題ないかもしれません。
トッププロはこんなことも当たり前に知っている。あるいはサポートするチームがそれを知ってサポートしているわけですね。
いかがでしょう。
グリップ、自分で巻いて最高のコンディションでプレーしませんか。
「いやいや、道具なんかじゃなくて腕の問題だよ。」
という方、それはちょっと違います。
野球の話になってしまいますが、イチロー選手はバットやグラブを非常に大切に扱うことで有名です。
彼はそのことについてこんな風に言っています。
「道具を万全にしておけば、道具を言い訳にしなくて済む」
何かうまくいかなかったりしたとしても、それは道具でなく自分のせい。
日ごろから道具をおろそかにしていない人はそう思えるのです。
だから、自分のプレーに集中できる。
道具の問題ではなく、腕の問題。
それは道具を本当に大切にする人が言うことで初めて説得力を持ちます。
よくよく吟味あるべきものなり。
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