この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
史上最もナチュラルガットに近いストリングと考えられる
テクニファイバー x-one biphase
今回はそのテクニファイバーから発売されているx-one biphase (エックスワン バイフェイズ)を紹介します。
この講座では、これまでポリエステルストリングを紹介することが多かったんですが、ナイロンストリングにも素晴らしい商品はたくさんありますので、これから徐々に紹介していこうと思います。
そう、今までは管理人の明らかな怠慢なんだね(笑)
で、ナイロンのストリングを紹介する上で、これだけは別格に素晴らしいというものを一番に紹介しておきたいなと思い、今回はテクニファイバーのバイフェイズをチョイスしました。
とにかくタイトルにもありますが、ナイロンストリングの中で、これほどナチュラルガットに近い商品はないのではないかと思っています。
ナイロンストリングというのは、もともとナチュラルガットの弱点である
①高コスト
②水にぬれると弱い
③耐久性が弱い
④食べることができない
などの点を克服するために開発されたものではあるのですが、それらの弱点をカバーしている反面、打球感はナチュラルガットに劣るというのが通常です。
できるだけナチュラルガットの打感に近づけたい。そしてできれば焼きそばにして食べたい。
これは、すべてのナイロンストリングにとっての至上命題なわけです。
その至上命題に対して、今現在において最適解を出していると考えられるのは、このテクニファイバー バイフェイズかもしれません。
今回の記事ではそのテクニファイバー バイフェイズについてじっくり語ります。
野郎ども、耳の穴かっぽじって、よーく聞きやがれ!
、、、じゃなかった、どうか最後までお付き合いくださいませ。
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テクニファイバー エックスワン バイフェイズ
Tecnifibre X-ONE BIPHASE
テクニファイバー社は、優れたナイロンストリングを数多く出しているメーカーなのですが、その中でも最高峰に位置づけられるのがこのバイフェイズです。
テクニファイバーのナイロンストリングは、このバイフェイズだけでなく、他のストリングも、ポリウレタンをうまく配合することによって、他のメーカーにない独特の柔らかい打感を生み出すことに成功しているんですね。
柔らかさの秘密はポリウレタンなのです。
片栗粉を付けてじっくり弱火で炒めるとかではありません。
それはさておき、テクニファイバーを使うともう他のナイロンは使えない。
そう言う熱狂的なファンがいるのもうなずけます。
さて、実際に打ってみたレビューです。
柔らかくもっちりとした打感で、ボールをしっかりホールドできて、スピンもしっかりかかる。
テンション維持性能もナイロンとしてはまずまず。
唯一ナチュラルに劣るのは、ボールを打った後のボールの加速かなーというところ。
あと、やっぱり食べることはできません。
いや、ソースかけてもダメだから。
やはり、ナチュラルガットほど、ボールが加速することはありませんが、ナイロンストリングでこれだけの性能をもつものは他にないかと思います。
これ以上を求めるなら、もうナチュラルガットにしろよ(笑)という話ですね。
ナチュラルガットの入門はトニックで決まり!
ま、ナチュラルガットと違って雨なんかに濡れても簡単には切れない点では、ナチュラルガットよりも優れていますけどもね。
ポリエステルストリングとのハイブリッドとしても、めちゃくちゃ秀逸な打感をたたき出します。
バイフェイズの柔らかさがポリエステルストリング特有の硬さを、相当緩和してくれますから、これまでポリエステルはちょっとキツイかなーとか、肘が痛いなーと思ってた方、このテクニファイバー、バイフェイズをハイブリッドにして使ってみてはいかがでしょうか?
ジュニア選手で、今までナイロンを使っていて、そろそろポリエステルに移行したいという子にもおすすめできます。
いきなり縦横ともポリで張ると全然打感が変わりますが、ハイブリッドでバイフェイズをかませて、衝撃を緩和すれば、成長期のジュニア選手にも相当優しいです。
それにしても、テクニファイバーのナイロンストリングって、なぜかずば抜けて性能高いんですよね。
ポリエステルなら、最近のアイスコードとか、レーザーコードは秀逸ですけども、まだまだポリエステルストリングのトップメーカーはルキシロンかなと思うのですが。
アイスコードのレビュー
メドベージェフが使ってるとか、売れるに決まってんだろ!
レーザーコードのレビュー
水色のガットがさわやかです。
https://mindtennis.net/2019/11/07/string-tecnifibre/
ただ、ナイロンは何と言ってもテクニファイバーが一番かもしれません。
テクニファイバーの場合、スカッシュのプレーヤーなんかにも、ストリングの評価がめっちゃ高いんですよ。
スカッシュの場合、もっと細いストリングを張るんですけど、1.10とかだっけな。
それでも打感や耐久性をうまく出すのってメーカーの技術が高くないと無理ですよね。
と、今チラッと耐久性の話をしましたが、耐久性はバイフェイズに期待しないこと(笑)
やはりマルチフィラメントのナイロンストリングなんて、ゴリゴリのハードヒッターの前では風の前の塵に同じ(笑)
おすすめできる層は、快適にプレーをしたいエンジョイ志向のプレーヤーや、激しいスピンをかけずにプレーするタイプの方、週一でインドアのみで使うという方などかな。
ハイブリッドでポリと組み合わせて使うというのであれば、競技レベルの層のプレーヤーにもおすすめできます。
というか、ハイブリッドでこのバイフェイズを使うとか、最高っしょ。
バボラのエクセルや、ヨネックスエアロンスーパーシリーズが近いです。
バボラのエクセルはこんな感じ。
ヨネックス エアロンスーパーシリーズはこんな感じなんで、参考にして。
いかがでしたでしょうか。
おまえ最高かよ。
テクニファイバー バイフェイズ
こんなにいいストリング、ロールで買っときな。
絶対間違いないから。
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