この講座は、
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今回はラケットの話です。
先日引退をされた鈴木貴男選手について書いてみたいと思います。
長年日本のトップ選手として、テニス界を牽引してきた鈴木貴男選手。
まずは本当におつかれさまでした。
本当にカッコいいテニスでした。
今では絶滅危惧種とまで言われるサーブアンドボレースタイル。
ラケットやストリングの進化とともに、テニスの標準は大きく昔と変わってしまいました。
サーブ&ボレーはなぜ消えたのか
現在では「消えた」とまで言われてしまっているサーブアンドボレーのスタイル。
175cmという決して恵まれた体格ではないにもかかわらず、
世界を相手に戦う姿は本当にかっこよかったです。
サーブアンドボレー
ばかりが注目を集めてしまいますが、トッププロですから、ストロークも半端ないです。
もうかれこれ20年近く前になります。
2003年ごろだったか、
東京都の調布にある桜田倶楽部という名門テニスクラブで、
鈴木貴男選手の姿をお見かけしました。
練習をされていたのですが、ストロークを打っている姿を見て衝撃でした。
ギュンと沈むストローク。
落ちてると言うより、下にボールの軌道がねじ曲がるという方が正しい。
そう思えるほどの軌道。
軽くボールを打っているように見えるのですが、やはりトッププロはすごいなと、
自らの目で見ることができた瞬間でした。
鈴木貴男選手と言えばやはりこの試合
ジャパンオープンでのフェデラー選手との熱戦。
世界の中で見れば小柄な鈴木貴男選手がボレーヤーとして成功するのは、
類まれなる技術があったからこそです。
今後はその類まれなる技術を、様々なメディアを通じて、
多くのプレーヤーに伝えていただけたらと願っています。
そんな鈴木貴男選手が使用しているラケットはこちら(のシリーズ)
最近出た最新版カラーはかっこいいですね。
鈴木貴男選手と言えばダンロップ(スリクソン)
ダンロップの顔というくらい、ずっとダンロップ一筋ですよね。
重さやバランスは高校二年生の頃から変えてないそうですが、
なんとその重さはストリングを張って、
グリップテープ込で390gほどだそうです。
手元の方が重たいトップライト設計であるとはいえ、
やはり一般人が真似できるような重さではないですね。
先ほどの商品のリンクの前に鈴木貴男選手の使用しているラケット
「のシリーズ」と一応お断りしておいたのは、
鈴木貴男選手の使用するラケットは、市販品とあまりにかけ離れているため、
中身はちょっと別物と思ってもらった方がいいかなと思いまして。
プロの選手なので、当然カスタマイズされたラケットや、
外側の塗装だけ市販品に合わされた特殊なラケットを使用していることは想定済みなのですが、
ここまで市販品とかけ離れているモデルを使用しているとは、、、
そんな鈴木貴男選手のラケット選びのポイントは、
①「ボールの飛び」
②「手の感触」
だそうです。
とくにサーブ、ボレー、スライスの感触を重視されているそうです。
硬いフレームは好きではないとのことなので、
今どきの黄金スペックラケットのような、
中厚モデルは好みではないということですね。
DUNLOP CX200 シリーズを使われているんですから、当然ですよね(笑)
ナチュラルガットを縦糸・横糸ともに使用
40~42ポンドという話をどこかで昔されていました。
使用されているガットはこちら
もう定番中の定番みたいなガットですね。
ポリエステルは使わないのかと思ってしまいましたが、
クレーコートでのみ一時期ハイブリッドをしたことがあったそうですが、
やはり最後はどのサーフェスでもナチュラルのみで行くと決めたそうです。
重たいラケットに、ナチュラルストリングを40ポンド台前半。
というセッティングからすると、
鈴木貴男選手の使用するラケットは、その薄いフレームからは、
予想できないほど、ボールがよく飛ぶのだと思います。
グリップテープはなぜかヨネックスを使ってるというウワサが……
ダンロップの契約選手なので、
ダンロップのグリップかと思っていたのですが、
まあ、これは昔聞いた話なので、現在は定かではありません。
また、これは別の記事で書きましたが、
鈴木貴男選手の使用するラケットと言えば、
グリップエンドの加工。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
野球のバットみたいにグリップの端っこが太くなっているのが特徴ですね。
サーブのときに手首を返しやすくなったり、
様々なメリットがあるこのグリップの加工。
興味がある方はぜひトライしてみてください。
これを使います。
カルフレックス ジャストグリップ
ちなみに鈴木貴男選手のグリップサイズ
なんと4だそうですよ。
サーブアンドボレーヤーなので、
ラケットの操作がしやすくなるような細いグリップかと思ったら、
そのサイズは意外なものでした。
いかがでしたでしょうか。
今回は鈴木貴男選手の使用するについてまとめてみました。
管理人はジャパンオープンのときに鈴木貴男選手と一緒に写真を撮っていただいたこともあります。
とても気さくで素敵な対応をしてくださった親しみのある方なのですが、
使用している道具はどう考えても一般人には遠い異次元のモノという印象です。
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