この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズの紹介をしていきます。
今回はストリングの話です。
ルキシロンのオリジナルというストリングをみなさんはご存知でしょうか。
発売されてからもうずいぶん経つので、今さら真新しい感じはないかもしれません。
正式名称は、ルキシロン ビッグバンガーオリジナルです。
しかし、このストリングは長きに渡ってトッププロに愛用される超ロングセラーモデルなのです。
マイアミオープンでダビド・フェレール選手が活躍するのを見てこの記事を書こうと思いたちました。
ダビド・フェレール選手は今年引退することを宣言した大ベテラン選手。
もう36歳なんですね。
錦織圭選手の因縁の相手ということで記憶に残っている方も多いかと思います。
残念ながら2019年、フェレール選手にとって最後のマイアミオープンとなるこの大会は新鋭のティアフォー選手に逆転負けを喫し敗退となりました。
しかし、今なおファンをひきつけてやまないそのファイティングスピリッツあふれるテニスは感動的でした。
実はダビド・フェレール選手、昔からルキシロンのオリジナルを使っていることで有名です。
ダビド・フェレール選手のみならず、多くのトッププロに愛されてきた、そして今もなお愛され続けている超ロングセラー商品であるルキシロンのオリジナル。
なぜこれほどまでにルキシロンのオリジナルが支持されているのかという話をします。
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LUXILON BIGBANGER ORIGINAL ルキシロン ビッグバンガー オリジナル
オリジナルという言葉の通り、このストリングは、ルキシロンのモデルの中でも古参になるフラッグシップモデル。
ビッグバンガー アルパワーと並んで、長年ルキシロンの看板とも言えるモデルでした。
最近でこそ、4Gであったり、
エレメントであったり、
多くの新製品があふれかえっていますが、
なぜ、この二つのストリングが長く廃盤にならず売られ続けていたか。
ルキシロンと言えば、オリジナルかアルパワーかという時代が長く続いていたのです。
答えは簡単です。
このストリングがあまりにも素晴らしすぎたからです。
改良の余地がほとんどないほど素晴らしいストリングだったということです。
私がこれらのストリングと出会ったのはかれこれ20年も前になりますが、当時からポリエステルストリングのトップセラーモデルでした。
そして、当時から単に売れているストリングというだけでなく、性能が群を抜いて優れていました。
当時、ポリエステルのストリングと言えば、ただ単に耐久性に優れているだけで、打球感は二の次。
そんな印象でした。
今でこそ、第三世代のポリエステルだとか、第四世代のポリエステルだとか言って、ポリエステルなのに柔らかいストリングや、ポリエステルなのにテンション維持性能に優れているストリングなどがたくさん出てきていますが、当時のポリはそうではなかった。
多くのポリエステルストリングは、ハードヒッターの求める耐久性を備えているだけで、打感としてはかたく、食いつきもなく、決して快適なストリングなどではなかったのです。
しかし、ルキシロンだけは違いました。
ポリなのに、ストリングを触っただけでわかる独特の弾力。
他のメーカーには決して真似のできない柔らかさがルキシロンにありました。
今もなおルキシロンのストリングの弾力は独自のものだと思っています。
その独自の弾力は打っていただければわかります。
まずは単張りからぜひ試してみてください。
この食いつきがあるからこそ、ショットがアウトしないのです。
この弾力があるからこそ、ショットが正確にコントロールできる。
ロールガットで買うならこちらです。
当然単張りではなく、ロールで持っておくべきです。
カルロス・モヤ選手
マラト・サフィン選手
ファン・カルロス・フェレーロ選手
ギレルモ・コリア選手
ダビド・フェレール選手
ダビド・ナルバンディアン選手
リシャール・ガスケ選手
ニコラス・アルマグロ選手
などなど、ぱっと思い浮かぶだけでも、これほど多くのトッププロが使用しています。
そして、現在では日本のダニエル太郎選手が使っていることでも有名です。
ダニエル太郎選手は一時期ストリングをRPMブラストにしていましたが、
現在はまたオリジナルに戻っています。
やはりこのオリジナルというストリングは一度使ってしまうと離れられないということなんでしょうね。
ストリングフォーラムという世界中のポリエステルストリングを評価しているサイトがあるのですが、数百種類もあるポリエステルの中から、
耐久性の項目で第1位を獲得。
でも、このストリングのすばらしさは耐久性だけじゃないんですってば。
その他の項目でも非常に高い評価を得ているストリングです。
ですから20年もベストセラーであり続けられるのです。
ルキシロンのオリジナルは20年先の未来を行っていたストリングなのです。
今でこそ他社メーカーのストリングを使う選手がたくさん巷にあふれてきましたが、一時期プロのポリエステルと言えば、ルキシロンが当たり前という時代がありました。
プロが使用するポリ=ルキシロンだったのです。
「ルキシロンショット」
ポリエステルストリングを使って放たれる強烈なエッグボールは、そう呼ばれました。
ポリエステルストリングの市場をほぼ独占してきたルキシロン。
もっとも、その牙城も最近は崩れつつあります。
他のメーカーが20年遅れで、ようやく追随してきたのです。
中にはルキシロンのオリジナルやアルパワーに迫る製品も出てきました。
プロの選手も今現在はいろいろなメーカーのポリエステルストリングを使用するようになってきています。
それゆえルキシロンは4Gやエレメントと言った新製品を出さざるを得なかったのだと思います。
今現在でもルキシロンのオリジナルやアルパワーは決して他の製品に劣るものではありません。
ただ、イメージ的に古臭くなってしまったという感があったのかもしれないですね。
過去におすすめのストリングを書いた記事がいくつかあります。
こちらもご参照ください。
https://mindtennis.net/2019/01/28/string-7/
ちなみにこのストリングの記事も人気です。
ソリンコ ハイパーG
ロールならこちら。
とにかく一度使ってみてください。
使ったらわかります。
なぜトッププロがこのオリジナルを選ぶのか。
一度使った結果、中毒になって抜けられなくなっても私は責任を負いません。
中毒になったらこちらのロールをどうぞ。
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