この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
について書いてみたいと思います。
先日、同じくゴーセンから発売されているミクロスーパーについて書いたのですが、
このテックガットも昔からある超ロングセラー商品。
おじさんたちは、テックガットが大好き(笑)
その人気の秘密について書いてみたいと思います。
スポンサーリンク
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
昔からあるガットですね。
名前は出せませんが、これ、私の知っている選手で世界レベルの選手だった方が、ずっとこれを使ってたんですよ。
今はもう引退して、有名企業の営業でバリバリ頑張ってる方なんですが、ジュニアの頃は、ジュニアの世界ランキングでトップ10に入ってたような人ですよ。
当時のジュニア世界ランキングなんて、マラト・サフィン選手とか、セバスチャン・グロージャン選手とか。
そんな選手と渡り合っていたという異次元の強さの先輩、マジでスゲーっす。
そんな人がこんなナイロンストリングなんかを打ったらバシバシ切れるだろうと思うのですが、その通り(笑)
バシバシ切るんだそうです。
本気で練習してると、ものの15分くらいでストリングが切れてしまうんだとか。
それでもこのストリングの感触は他にないからということで、彼は何年にも渡ってこのストリングを使い続けてました。
ロールガットがダンボール箱に山ほど入った状態で持ってるんですよ(笑)
そう、ロールガットが山ほど(笑)
まるでカップラーメンのストックみたいに、乱雑に段ボールにぶち込んでアパートの一室で保管してる(笑)
あとにも先にも、業者以外でこんなにストリングの山を見たことはありません。
今の時代ならポリエステルのストリングが当たり前ですけど、昔からテニスをしていた選手って、なかなかナイロンストリングから離れられなかったんですよね。当時はまだまだポリエステルが少数派だったもので。
おそらくなんですが、ジュニアの頃からナイロンのマルチストリング、特にこのテックガットみたいな感触のいいストリングに慣れてしまうと、ポリエステルのような打感は受け入れられなかったんでしょうね。
まあ、この話は20年以上も前の話なので、今の時代の進化した柔らかい感触のポリエステルなら、彼のようなテックガット中毒者でも、ポリエステルに難なく移行できたかもしれません。
しかし、当時のポリエステルストリングの性能というのは、まだまだポリエステルストリングの黎明期とも言える時代で、硬くて嫌な打感のものが多かったんですよね。
当時、ポリエステルはまだまだ一般的ではなく、お金がない学生はミクロスーパーなどの、オージーシープシリーズの安いストリングを張ってました。
私もかつては、ハイシープという1.40ゲージ?だっけ?のナイロンストリングなんかを張ってました。
今もあるのかなぁ。
と調べると、ソフトテニスにはハイシープシリーズという名残がちゃんとあるんですね。
さて、それはともかく、当時はお金に余裕がないプレーヤーはミクロスーパー、
お金に余裕があるプレーヤーはテックガットみたいな感じで、テックガットは「憧れ」でした。
当時テックガットというのは、私のように部活で毎日テニスをして、一週間に一回ガットが切れるようなジュニア選手にとって、夢のまた夢の存在。
テックガットという存在は知っているが、高すぎて買えない、ロマサガ1でいうヴェルニーソードのような存在でした。
誰がわかるんだよ、この例え。
この記事を書いてる人は例えがっ絶望的に下手です。
とにかく、当時は手が出ないちょっといいガットだったわけです。
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
今なら金にものを言わせて大人買いしてやるぜ!
って、今でもそんなにお金持ってないっていう(笑)
ま、それはともかく、レビュー行きましょう。
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
分類でいえば、いわゆるナイロンのマルチフィラメントのストリングですね。
意味が分からない方はこちらをどうぞ。
打感は極めてソフトで、とにかくボールが乗ります。
先日紹介した同じゴーセンのミクロスーパーの弾きの良さとは、また全然違う打感ですね。
ナイロンストリングの中では、相当柔らかい部類で、ナチュラルガットにとにかく近い感触だと思います。
ナチュラルガットはやはりストリングの中でも、別格に優れているのですが、雨に弱いとか、弱点もあるので、ナチュラルガットの代わりに、ナイロンガットでハイスペックなものを使いたいというニーズはかなり多いです。
そういった方には、ぜひこのテックガットを一度使ってみてもらいたいと思います。
超ロングセラー商品である理由がハッキリとわかるかと思います。
やっぱり柔らかくて打ちやすいんですよ。
プロ選手のように、ナチュラルガットとポリエステルストリングのハイブリッドを普段されている方でも、ナチュラルガットの代わりにテックガットを導入することでコストは抑えられますし、雨天時のリスクも軽減できます。
打感もナチュラルガットの代わりとしては非常に優秀なレベルだと思いますよ。
ぜひ試してみてください。
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
テクニファイバーのバイフェイズや、バボラのエクセルが競合だと思います。
テクニファイバー バイフェイズ
バボラ エクセル
テクニファイバーのバイフェイズが一番柔らかい感触かなと思いますが、テックガットも負けてはいないと思います。
バボラのエクセルとテックガットはいい勝負かなと思います。
バイフェイズ>テックガット≒エクセル
※個人の感想です。
※比較に使用したガットはあとでスタッフがおいしくいただきました。
いかがでしたでしょうか。
GOSEN TECGUT
ゴーセン テックガット
ロールならこちら。
この記事を読んで、
いいね!と思ってくださった方、
なるほど!と思ってくださった方、
ぜひ下のシェアボタンから
SNSでシェア
してくださいますようお願いいたします。
スポンサーリンク