この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はちょっと残念な話です。
ブリヂストンスポーツがテニス事業から撤退するということをみなさんはご存知でしたでしょうか?
正直私自身も、コロナの問題でバタバタしていて、すっかり見逃していたのですが、ブリヂストンのHPにはちゃんと情報が出ていました。
ブリヂストンのホームページはこちら。
2020年12月31日をもって、テニス事業から撤退だそうです。
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ブリヂストンのホームページによると、1984年からテニス事業に参入して、2004年からはテクニファイバーも国内代理店として取り扱うようになっていたとのことです。
ブリヂストンのホームページはこちら。
かつてはプロビームやテックビームなどの名器を世に送り出してきたブリヂストン。
個人的にはアックスパワーというラケットが、赤と黒のデザインでかっこよく、競技者好みのスペックで、いいなと思ってました。
私がテニスを始めたころ、私のいたテニススクールがブリヂストン契約で、ブリヂストンは非常に身近で懐かしいブランドでした。
それがなくなってしまうのは、非常に残念としか言いようがありません。
たしかに、テニスラケットの市場におけるブリヂストンの販売シェアは、さほど大きくなかったというのが事実です。
過去に7大テニスラケットメーカーという記事を書いたのですが、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ブリヂストンのシェアは、世界においてはごくわずか。
日本に限って見ても、決して高いシェアがあるわけではありません。
日本のメーカーらしい高い性能のラケットを丹念に作っていたイメージなのですが、やはり、有名なトッププロが使っているなどの宣伝効果がなくては、なかなかユーザーは増えなかったのだと思います。
ブリヂストンを使うスタープレーヤーがいれば……と悔やまれるところです。
それでも世界のトッププロの選手たちにラケットをばらまいて宣伝するというような考えはとらなかったのかもしれません。
日本のトッププロなど、ブリヂストンのたしかな性能を見抜いた選手は長年ブリヂストンを愛用するという傾向もあっただけに……残念です。
ちなみに、現在ブリヂストンが代理店をしているテクニファイバーの日本国内販売事業は、今後ラコステジャパンが継続するということです。
やっぱりフランス繋がりなんですかね。
ダニル・メドベージェフ選手の活躍で、徐々に知名度を上げて、シェアを拡大しつつあるテクニファイバー。
ダニル・メドベージェフ選手のラケットについてはこちらの記事をご覧ください。
ブリヂストンはテクニファイバーの代理店をしながら、苦々しい思いをしていたのかもしれません。
本腰を入れて売りたいブリヂストンブランドは、いいラケットがあるのに、なかなか売れない。
一方、代理店を務めるテクニファイバーブランドは、一人の選手の活躍、たったそれだけで注目を浴びる。
メーカーの担当者さんの心中は複雑だったのではないかとお察ししています。
単純にラケットの性能だけで比較したら、ブリヂストンブランドが他社製品に劣るはずなどないのです。
そんなブリヂストンブランドのラケットの終了に昔からのテニスファン(←要するにただのおじさん)は寂しい思いしかありません。
また私にとっては、ラケットだけでなく、ボールがなくなるのが、とにかく痛いのです。
私はブリヂストンのツアープロこそが、最高のコスパを誇る練習球だと思っていましたので(思っているだけじゃなくて、これは事実ね。)ツアープロがなくなるのは本当に困ります。
ツアープロについてはこちらの記事をご覧ください。
テニスボールならツアープロが最強です。
テニスボールって、封を切らなくても、何年間も放置すれば、当然劣化しますから、ツアープロを買いだめするというわけにもいかないですし、ちょっとどうするかまだいい考えが思いつきません。
ひとまず、1年分か2年分くらいは持つでしょうから、それぐらいは上のリンクから買いだめしておくのが正解。
というか、私はひとまず、上のリンクのボールを3セット分抑えました。
どうせなくなってしまうなら、まとめて買っておかなくては損です。
でも、この先、ツアープロがなくなっちゃうと、ツアープロについて書いた過去の記事は、この先には役に立たない記事になっちゃいそうですね。
また、テニスウェアのパラディーゾも、かわいらしいロゴとデザインで、主に女性に人気だったのですが、こちらを惜しむ声も多いようです。
思い起こせば、今から数年前に、ブリヂストンのシューズが作られなくなったあたりから、テニス事業は縮小傾向にあったのだと思います。
ブリヂストンのテニスシューズってめちゃくちゃ良かったんですよ。
なんせ車のタイヤを作ってるメーカーなんで、ゴムの質がめちゃくちゃ高い。
非常に高い技術が投入されたシューズがあったんですが、こちらも採算が合わなかったんですかね……
いかがでしたでしょうか。
とにかくブリヂストンのラケットには、今までありがとう。
おつかれさまでした。
という思いです。
そうは言ってもまだまだ2020年12月31日まではテニス事業は存続しますし、今あるテニスラケットがそれを境に消えてなくなるわけではありません。
惜しまれつつ引退したヒーローが、時を経て復活するように、いつかまたブリヂストンブランドが帰って来てくれることを願ってやみません。
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