この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
前回プリンスのラケットについて記事を書きましたので、
今回もそれに関連した記事を書いてみたいと思います。
プリンスのラケットと言えば、ラケットのフレームに穴が開いているO3(オースリー)
これがすっかりおなじみになっていますね。
初めて登場してから、もうずいぶんと経ちました。
当初は、
「すごい!ピュンビュン振れる感じがする!」
というポジティブな意見だけでなく、
「これで強度大丈夫なの?」
とか、
「メーカーがラケット製造に使うカーボンを節約してるだけじゃないの?」
なんていうネガティブな意見も聞かれたのですが、O3のラケットは、今やプリンスの看板商品とも言っていいほどに成長し、市場に浸透しました。
もうすでに10年以上、O3というテクノロジーがニューモデルに受け継がれてきているということは、そのテクノロジーは、奇をてらった一時的なブームのためのものではなく、確かな性能を持っているということです。
でも、ちょっと待ってくださいね。
プリンスのラケットの中には、同じファントムシリーズやビーストシリーズにO3タイプのラケットと、そうでないラケットがあったりと、ちょっとややこしいんですよね。
今回の記事ではO3のラケットと、通常のグロメットのタイプとがどう違うのかという話をしたいと思います。
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例えばなんですが、このファントムシリーズの通常タイプと、
O3のタイプ。
ほとんどスペック的には近いんですが、O3かどうかだけで、打球感は全く変わってきます。
打った感触というのは、人によって個人差があるので、多分に主観も入りますが、一般によく言われているのは、
「O3の方が、打感が柔らかく、ググっとボールが食いつくような感じがして、ボールがよく飛びます。」
「通常タイプの方が、シャープで競技者が好む打ちごたえのある打感という感じになります。」
これは私ではなく、ある有名なコーチが言っていたのですが、
「O3のラケットを使っている人って、わりと個性的なフォームで、ちょっとクセがある人、多いんだよねー。」
ということでした。
そのコーチの話では、アマチュアの大会とかで、わりと強いベテランの人でO3タイプのラケットを使っている人が結構いるという話でした。フォーム的にはちょっとお世辞にもキレイとは言えない人が、強引に打ちに行くようなテニスをしていて、それでもO3ラケットの性能のおかげか、ボールがコートに入って、勝ってしまうという話だったんです。
この話の真偽は、検証のしようもありませんが、一理あるなとと思いました。
というのも、O3のラケットって、よくも悪くも、ラケットのサポート機能がすごいんですよ。
ストリングが柔らかくたわんでくれるので、ボールがよく飛んで、多少スイートスポットを外しても、強引に打ち込みに行ける。
他社のラケットだと、バボラのピュアドライブや、
ヨネックスのEZONEなんかが非常にスイートスポットが広いなと感じるのですが、
プリンスのO3ラケットは、それに負けず劣らずスイートスポットが広いです。
そのおかげで、多少スイートスポットを外しても、強引に打てると思うのですが、強引に打つそのフォームが、先ほどのテニスコーチからしたらあまり褒められたフォームではないように映ったのかもしれません。
O3タイプを使っている人=フォームがきれいではない人
ということは、決してありません。
O3タイプのラケットを使っているトッププロのプレーヤーや、華麗なフォームのプレーヤーは多数いるわけですからね。
ただ、O3タイプのラケットが持っているパワフルなサポート機能に甘えてしまうようだと、スイートスポットを外しても、気にしないような、大雑把なテニスになってしまう可能性があるということです。
それは、O3タイプのラケットに限らず、最近のラケット全般に言えることなんですけどね。
私自身はピュアドライブを使っていますが、ボレーで多少スイートスポットを外しても、とりあえずボールがコートに入るので、つい楽をしてしまいがちです(笑)
まあ、このタイプのラケットが好きな方であれば、間違いなく、O3はハマると思っています。
同じプリンスのラケットでも、O3タイプのラケットを中心に、自分に合うラケットを探してみてはいかがでしょうか?
逆に、昔のグラファイトからのプリンスファンだという方、
そんな方であれば、O3タイプのラケットは一切おすすめしません。
クラシックな打感を好むプレーヤーは通常タイプのラケットを選びましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回紹介したプリンスのラケット。
個人的にはこれが一番憧れですけどね。
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