名器復活!?プリンス ファントムグラファイト

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はじめに

 

この講座は、

「読むテニスの教材」として、

テニスのレベルアップに役立つ情報や、

テニスの上達法、

テニスの練習法、

最新のテニスグッズ

などを紹介していきます。

 

今回はラケットの話です。

 

今回はプリンスのラケットの記事をいよいよ書いてみたいと思っています。

なぜ今まで私がプリンスのラケットについてあまり書いてこなかったかと言うと、別にプリンスのラケットが嫌いだからというわけではありません。

というか、むしろプリンスは私にとって、個人的に非常に思い出深いラケットなのです。

私がテニスを始めて、一番最初に買ったラケットはプリンスのラケットでした。

それは、自分自身でプリンスのラケットを使いたいと思ったわけではなく、単純に周りの大人たちにプリンスユーザーが多かったからそうなったというだけの話です。

でも、それは結果として、非常に良かったと今でも思っています。

当時中学生だった私は、テニスラケットに関しては全くの無知で、ラケットにどんなメーカーがあるのかも知らず、ラケットと言えば、周りの人がみんな使っているプリンスが当たり前だと思っていたのです。

結果的に、グラファイトとという名器を使うことになった私ですが、よくよく考えると、当時中学生だった私にプリンスのグラファイトはちょっと重すぎたかもしれません。

 

それでも、あの名器グラファイトのボーンとラケットフレームにボールを打った振動が響き渡るような感触は今でも鮮明に覚えています。

そんな名器グラファイトが、当時のデザインとそっくりな状態で復活するというのですから、これは書かずにいられないということで、今回の記事を書いてみました。

 

復活したグラファイト、その名もファントム グラファイト。

どんなラケットなのか見ていきましょう。


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プリンス ファントム グラファイト

 

プリンス ファントム グラファイト

Prince(プリンス) 硬式テニス ラケット 7TJ108 PHANTOM GRAPHITE 100 (ファントム グラファイト 100)ブラック×グリーン グリップサイズ2 [フレームのみ] G2

 

ユーザーに媚びないストイックなデザインは、かつての初代グラファイトと同じですね。

シンプルなデザインはいつの時代もかっこいい。

そんな普遍性を感じさせる最新のファントムグラファイト。

 

初代グラファイトが出た当時は、ウィルソンのプロスタッフ、ヘッドのプレステージとならんで、「三種の神器」などともてはやされました。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

テニスラケットの三種の神器について(プロスタッフ プレステージ グラファイト)

そして、初代グラファイトが発売された当時、なぜこんなにもグラファイトが評価されたかと言うと、その抜群の面安定性です。

最近のラケットではめっきり見なくなってしまいましたが、ラケットのスロート部分(シャフト部分)に横棒(ブリッジ)が入っていますね。このブリッジのおかげもあって、面のブレが非常に少なく、ボールが安定して飛ぶ。そしてコントロールがいいというのがグラファイトの一番のウリでした。

その面安定性は、フェイスサイズ100平方インチのミッドプラスモデルだけでなく、107平方インチのオーバーサイズモデルでもいかんなく発揮されており、そこが多くのユーザーを驚かせたのです。

通常面が大きいラケットは面ブレするのが普通で、上級者は面の大きなラケットは使わず、面が小さいラケットを使うというのが当時の(今でも)常識でしたからね。

 

そして、今回もファントムグラファイトにはオーバーサイズが存在します。

Prince(プリンス) 硬式テニス ラケット 7TJ107 PHANTOM GRAPHITE 107 (ファントム グラファイト 107)ブラック×グリーン グリップサイズ1 [フレームのみ]

 

いやーこれは楽しみです。

ということで、早速打ってみました。

 

実際に打ってみました!

 

プリンスのグラファイトと言えば、かつて、クレーコートのスペシャリストと呼ばれるスペインや南米のプレーヤーたちが、ビッグバンガーオリジナルを51ポンドくらいで張って使っているイメージがあったので、そのままビッグバンガーオリジナルを張ろうかと思ったのですが、、、

根強い人気!LUXILON(ルキシロン)ORIGINAL(オリジナル)レビュー

まず、ここはごくごく普通のポリを張ろうと思い、ファントムグラファイト100にバボラのRPMブラスト125ゲージを52ポンドで張り、テストスタート。

 

RPMブラストについてはこちらの記事をご覧ください。

徹底比較! バボラ RPMブラスト/ブラストラフ  

 

で、最新のグラファイトを打って、一番最初に感じたことを率直に言いますね。

 

 

これ、全然昔のグラファイトじゃない(笑)

 

私は昔のボーンという柔らかい打感がして、ボールがあまり飛ばない昔のグラファイトを想像していたんですが、今回のファントムグラファイトは、現代っぽい硬いフレームで、少しキーンという感じがして、ボールの飛びもそこそこにあります。

 

打感はプロスタッフとほとんど変わらないという感じでした。

フェデラー選手が使用する重たいプロスタッフ

ロジャー・フェデラー選手の使用するラケット

そんなプロスタッフと打感がほとんど変わらず、昔からグラファイトが好きだったプレーヤーのノスタルジーをそっとかき消す最新版ファントムグラファイト(笑)

 

これを昔のグラファイトと全然違うじゃないか!と言って怒るのか、それとも、現代テニスに合わせた変容だなと前向きにとらえられるかは、その人の人間の器の大きさ次第(笑)

 

かつてのグラファイトで1本線グラファイトだとか4本線グラファイトだとか言ってこだわりがあって、4本線グラファイトしか認めない!みたいな人は今回のファントムグラファイトでは満足できないでしょう。

 

そういう人はもう中古でかつてのグラファイトの状態が良いものをキープしておくしかないでしょうね。

あるいは、こういうのとか。

Prince(プリンス) [フレームのみ] 硬式テニス ラケット グラファイト オーバーサイズ 7T39P 2

 

プリンスはいまだに復刻版的なのを出しますからね。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

最新版グラファイトは、かつてのグラファイトとは違います。

しかし、それも時代の流れなんでしょうね。

現代テニスに合わせて生まれ変わった名器として評価されるべきだと思います。

 

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