この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
先日、プリンスの名器、グラファイトの復活の話をしました。
プリンス ファントムグラファイト、こいつにはちょっと期待ができそうです。
今回は発売から数十年たった今も伝説として語り継がれる名器グラファイトの原点のお話をしてみたいと思います。
今の中高生くらいの子にとっては、面白くもなんともない昔話ですけどね。
この記事が面白い、興味深いと思ったあなたは、完全におじさん(あるいはおばさん)です(笑)
では、レッツラゴー(←書いてる人もおじさんです。)
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1本線グラファイト
下の写真は、緑色の1本線に、ゴールドのラインも入ったもので、本来の1本線グラファイトよりも後に発売されたモデルの画像なのですが、、、
プリンスのグラファイトというのは、もともとは緑色の線が入っただけのシンプルなデザインで、多くのファンから支持を集めたのです。
中古市場なんかでも、いまだに人気で、取引が存在するプリンスのグラファイト。
【中古 テニスラケット】 プリンス グラファイト OS タイ製 (PRINCE GRAPHITE OS THAILAND)(グリップサイズ:G2)c20060196c
【中古 テニスラケット】 プリンス グラファイト OS 中国製 (PRINCE GRAPHITE OS CHINA)(グリップサイズ:G3)
これらの商品名からおわかりいただけるかもしれませんが、1本線グラファイトって、タイ製だったり、中国製だったりするわけですよ。
そのあたりが、のちに紹介する4本線グラファイトとの違いを生むのです。
詳しくは後の4本線グラファイトの項目で説明しますね。
ちなみに、今現在発売されているラケットのほとんどって、中国製ですよね。
アメリカのブランドだろうと、ヨーロッパのブランドだろうと、作ってるのは中国の工場というのが当たり前。
そんな中、かたくなにメイドインジャパンを貫くのがYONEX
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ちょっと話がそれましたが、グラファイトの話に戻りましょう。
次に4本線グラファイトの話をします。
4本線グラファイト 実物の写真はこちら。
うーん。
ちょっとこの画像だと、拡大しないとわかりにくいかな、、、
ラケットフレームに描かれている緑色の線が、1本ではなく、細ーい4本の線なので、これを4本線グラファイトと呼びます。
で、この4本線グラファイトなんですが、先ほどの1本線グラファイトと違い、製造されているとことがどこかよく見てください。
【中古 テニスラケット】 プリンス グラファイト OS 台湾製4本ライン (PRINCE GRAPHITE OS TAIWAN)(グリップサイズ:G2)c20050094c
【中古 テニスラケット】 プリンス グラファイ 110 【4本ライン・台湾製】 (PRINCE GRAPHITE 110) (グリップサイズ:G1)
そう、台湾製なのです。
へえ、作っている場所と、デザインが微妙に違うだけ?
と言われると、全然そんなことないんです。
この1本線グラファイトと4本線グラファイト、打った感触がまるで違うんです。
4本線グラファイトには、1本線グラファイトにはない、どこか柔らかく、ボールをホールドするような感覚があって、根強いファンが多いんです。
一方の、1本線グラファイトは、もちろんこちらの方がいいという人もいるんですが、少し硬くて、キーンとした感じの打感で弾く感じなんですね。
同じグラファイトにも関わらずこんな違いが存在することが、名器の伝説に彩を添えていると言ってもいいかもしれません。
さて、現在では、1本線グラファイトも、4本線グラファイトも、中古市場でしか手に入らないようなものですから、そのラケットを追いかけるのはあまり良い選択とは言えません。
現在ではラケットも進化して、より今の時代に合ったラケットが出てきているのですから、そんな道具の進化を素直に受け入れて、プレーヤーであるわれわれも進化していきましょう。
昔のグラファイトファン、つまりおじさんとおばさん(笑)は、ファントムグラファイトを受け入れなさい(笑)
どうしても受け入れられない人のために、一応復刻版のリンクも貼っときます。
いかがでしたでしょうか。
1本線グラファイトと4本線グラファイトは、おじさんとおばさん(←しつこい)のテニスファンにとっては、常識だったりします。
これらのラケットを全然知らなかったという若者の読者は、この機会に勉強して、4本線グラファイトを持ってるおじさんを褒めるなどすると、お小遣いがもらえるかもしれません(笑)
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