YONEX VCOREとEZONEどちらがいい?
この講座は
「読むテニスの教材」
として、
みなさんのテニスのレベルアップに役立つ
テニスの上達法や、
最新のテニスグッズの紹介をしていきます。
今回はラケットの話です。
前回の記事で、
バボラの
を書きました。
今回は同じように
YONEX
VCORE
と
EZONE
を比較してみたいと思います。
ちなみに、
最新版のEZONEシリーズについては、
こちらの記事をどうぞ。
https://mindtennis.net/2020/01/17/racket-yonex/
これら2本のラケットは、
当講座の人気記事
でも紹介しています。
https://mindtennis.net/2020/01/29/racket-ranking/
ぜひそちらもご覧ください。
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YONEX VCORE
2018年に発売された
VCOREシリーズの最新版ラケット。
真っ赤なフレームが特徴的ですね。
VCOREシリーズのレビューについては、
こちらのレビュー記事をご覧ください。
VCOREシリーズと言えば、
競技モデルでありながら、
弾きの強い、よく飛ぶラケット
というイメージでした。
ググっとボールがラケットに乗っかるように
しなるEZONEとは対照的に、
ボールが、びゅん!!!
と飛び出すような感覚だったんですね。
初代VCOREから、
前作のVCORE SVまではそんな印象でした。
サーブの時に勢いのあるボールが打てるので
大きなアドバンテージになると感じ、
管理人も現役選手時代は
VCOREシリーズの98インチモデル
をずっと使っていました。
はじくVCORE
しなるEZONE
とずっと思っていたのですが、
今回の最新作VCORE98を打ってみて、
今までのVCOREとは明らかに違うな
という印象を受けました。
今回のVCORE98は前作までと違い、
明らかにしなりが大きく、
ボールが乗っかるように感じるのです。
今までのVCOREのイメージとは
大きく変わりました。
ぐっっとボールがラケットに乗っかると感じる分、
ボールの飛びは前作よりも抑えられた印象なんですが、
実際に相手に向かって飛んでいくボールの勢いは
全く衰えない。
そんなラケットになりました。
と、そんなわけで、
今回のVCOREは良い意味で、
今までのVCOREらしくない仕上がり
になっています。
今までのVCOREの良さを残しつつ、
よりボールコントロールができるように進化した
と言えると思います。
正直言って、
かつてのVCOREは、
ボールの威力ではEZONEに勝っていても、
コントロールの良さではEZONEに及ばないかな
という印象でしたが、
今回のVCOREのコントロールの良さ、
その完成度の高さは、
ぜひ一度使って実感してみたいところです。
そして、今回なんと、
このVCOREに真っ黒なデザインが追加!
フェデラーの使用する真っ黒なラケットがかっこいいな
と思っていた方、
このラケットも負けず劣らずかっこいいです。
EZONE
EZONEについては、
過去に大坂なおみ選手の使用モデル
として紹介しています。
こちらの記事をご覧ください。
https://mindtennis.net/2018/04/01/racket-9/
旧作のEZONE DRの出来も秀逸でしたが、
今回発売されたEZONEも高い完成度を誇ります。
EZONE DRから大きく変わったのは、
その重さとバランス。
305g 315mm
これって、そう、VCOREシリーズと
全く同じ重さ、バランスになったんです。
YONEXも思い切った変更をしたなと思います。
かつてのEZOEN DRシリーズは、
シリーズ最高傑作との呼び声も高く、
選手の間でも人気であったため、
これを変更するのはメーカーとしても
非常に大きな勇気がいる決断だったと思うのです。
ユーザーとしては、非常に悩ましいところですね。
VCOREとEZONE
VCOREはしなりが出て、
よりEZONEっぽい感覚に近づき、
EZONEは重さ、バランスの面で
VCOREに近づき、
両者はともに接近してきていると言えます。
どちらもいいラケットには間違いないので、
あとは使う方の好みの問題になるでしょう。
2019年ドバイ・デューティー・フリー選手権
でのことです。
錦織圭選手が、
世界ランキング77位の選手に敗退してしまいました。
その対戦相手である
ヒューバート・ホルカシュ選手が使っていたのが
ヨネックスのVCORE PROだったのです。
現在のVCORE PROはこちら。
VCORE PRO と言えば、
スタン・ワウリンカ選手が
使用するラケットですね。
今まで、ヨネックスと言えば、
スタン・ワウリンカ選手のイメージだったのですが、
あ、あとはキリオス選手ですかね。
男子では使用している選手は、
あまり多くないイメージでした。
男子の使用するラケットと言えば、
ヘッド、ウィルソン、バボラ、、、かな。
ところが、
2019年の全豪で、
錦織圭選手が大苦戦した初戦の相手
カミル・マイクシャク選手
彼もまたヨネックスを使用していたのです。
VCOREシリーズを使用しているようでした。
あれ?
最近男子の選手にもヨネックス多いぞ。
YONEXといえば、
女子のラケットのイメージってありません?
昔はマルチナ・ナブラチロワ氏、
モニカ・セレス氏、
マルチナ・ヒンギス氏、
日本だと伊達公子さんとか、、、
いや、実は過去をさかのぼると、
マルセロ・リオス氏とか、
レイトン・ヒューイット氏とか、
リチャード・クライチェック氏とか、
男子にもYONEXを使用していた
チャンピオンがるじゃないですか。
ところが、男子テニス界は、
ロジャー・フェデラー選手
ラファエル・ナダル選手
ノバク・ジョコビッチ選手
アンディー・マレー選手
いわゆるBIG4の時代が、
あまりに長く続いたので、
YONEXの世界ナンバーワンが、
当分あらわれていないんですね。
しかし、
YONEXの男子チャンピオンが、
近い将来生まれるかもしれない。
そんな明るい兆しがあるのです。
こちらはヨネックスのホームページにあった表です。
http://www.yonex.co.jp/tennis/news/2019/01/1901231900.html
全豪オープンの男子シングルスジュニアの部で、
なんと選手の使用率がナンバーワンのメーカーは、
YONEXだったのです。
これに対しては、
メーカーが選手に用具をばらまいているだけだ
という批判もあるかもしれません。
ただ、仮にばらまいていたとしても、
本当にいいラケットでなければ、
彼らも別のラケットに乗り換えると思うのです。
世界のトップレベルで戦う彼らが、
自らの相棒として選ぶラケット。
それは本当に自分が信じられる武器出なくては、
選ぶはずなどないのです。
なぜ、YONEXのラケットが、
これほどまでに高い質を誇るかというと、
その答えの一つが、
MADE IN JAPAN
ということでしょう。
多くのラケットメーカーが、
中国の工場で生産する中、
新潟の工場で生産しています。
これはテニス業界だけでなく
、製造業としても極めて珍しいことだと思います。
中国やその他の発展途上国で、
安い人件費でモノを製造するのが当たり前の世の中で、
いまだにメイドインジャパン。
やはり、
メイドインジャパン
のクオリティは確かです。
さて、
今回紹介したVCORE
そして、
EZONE
両者の比較と、
YONEXがじわじわと人気となっている背景の記事
となりましたが、
いかがだったでしょうか。
ぜひ一度これらのラケットを
手に取ってみてください。
また、最強おすすめラケットについては、
こちらの記事を参照してください。
https://mindtennis.net/2019/01/03/racket-30/
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