これはもはやポリではない!?ヨネックス ポリツアーエア レビュー まとめ

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今回はストリングの話です。

 

ヨネックスから発売されているポリツアーエアが気になっていたので、使ってみました。

 

ヨネックス ポリツアーエア

 

ヨネックスにはポリツアープロという鉄板のポリエステルストリングが存在するので、

 

ヨネックス ポリツアープロ

ヨネックスのポリを使うならまずはポリツアープロが基本です。

ヨネックス ポリツアープロ 各カラーの打感の違いについて 一挙まとめ

 

ヨネックスには様々な種類のポリがあって、目移りしそうです。

(カラーバリエーションまで豊富)

しかも、どのポリストリングも秀逸な仕上がりなんで、

今回の記事で紹介するこのポリツアーエアをあえて手に取ったという人は、

意外と少ないかもしれません。

 

しかし、このポリツアーエア、

実際に使ってみると、非常に使いやすく、

また、多くのプレーヤーに使ってもらえる汎用性の高い商品であると感じたので、

以下にレビューを書いておきたいと思います。

 

ヨネックス ポリツアーエア

 

YONEX POLY TOUR AIR

ポリツアーエアは、ポリのエントリーモデルとして、最高のつくりになっています。

とにかくソフト。

ポリとは思えないくらい柔らかい!

裏面にはHARDと書いてありますが、

それはナイロンと比べたらという話であって、

ポリエステルストリングの中では、最強クラスに柔らかいです。

 

ポリツアープロも柔らかいのですが、さらに柔らかい印象です。

ポリツアープロ

 

さて、このブルーのカラーが印象的なポリツアーエアですが、

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ヨネックスだとEZONEのようなブルーのラケットに張るといい感じになるでしょうね。

今度ポリツアーエアに張り替えるかな、、、

 

ブルーのストリングですが、青いラケットに張るのはもちろん、

ヨネックスだと最新のブイコアに張ると、意外と相性抜群。

ブイコアのブルーの差し色部分のデザインとマッチしてすごくいい感じになりそうです。

これも今度張ってみるか、、、

 

今回は私の持つバボラ ピュアドライブに張ってテストさせていただきました。

ピュアドアライブとも相性抜群のカラーですね、これは。

さて、肝心の打感と、飛び、スピン性能や、耐久性についてですが、

打感としては、前述の通り、ポリツアープロよりもさらに柔らかい感じです。

とにかくソフトソフトソフト(笑)

感覚としてはナイロンに限りなく近いでしょうね。

 

トッププロの選手なんかがポリツアープロをこぞって使用するのは、

柔らかい中にも、ほどよいストリングの「コシ」みたいなのがあるからだと思います。

その方が打球情報がつかみやすいわけです。

ポリツアーエアだと、柔らかすぎて、

そのレベルのプレーヤーには少し物足らないのかもしれません。

 

一方でアマチュアで、これからポリを使い始める方や、

ジュニア選手で、ずっとナイロンを使っていた子が初めて使うポリを探しているとか、

そういった場合にはこのポリツアーエアが最適ではないでしょうか。

 

ただ、ポリなので、いくらボールがよく飛ぶとは言っても、

ナイロンと比べるとさすがにボールの飛びとしては、少し控えめです。

 

ナイロン素材のストリングを今まで使っていた方からすると、

その辺は最初にポリに変えて越えなければいけない壁みたいなものかもしれません。

 

次に、他のポリとの比較ですが、

やっぱり個人的にはポリツアープロよりも飛びは少し落ちると感じます。

柔らかくボールをホールドする分、ややロスが生まれるのかもしれません。

ジュニアや非力な方にもおすすめできると言いましたが、

そういった方は、極力テンションを下げて、40ポンド台くらいで使われると良いです。

 

スピン性能については、良くも悪くもなく、

一般的なポリと大差はないかと思います。

スピンに特化したストリングではないので、

こんなものではないかと思いますが、もちろん、合格点レベルです。

 

耐久性は、ポリとしては柔らかい分、粘りがあって、

急にパツンと切れることは少ないかと思います。

徐々にノッチ(縦横のストリングが交差しているところにできる溝)が進んで行って、

最後の最後にパチンと切れますが、

このポリツアーエアを求めている層のプレーヤーには、耐久性としては十分でしょう。

 

ポリツアーエア使用プロ

 

さて、前述のように、トッププロ向きと言うよりは、

ジュニアや非力な方向けのポリのエントリーモデルという位置づけかなと思われるこのポリツアーエア。

 

ヨネックス ポリツアーエア

そうであるにもかかわらず、

使用プロを一人だけ見つけました。

 

ヨネックスの公式ホームページにも紹介されている選手ですが、

女子の選手で、

マルケタ・ボンドロウソバ選手という選手がいます。

ボンドロウソバ選手、誰?

日本ではそれほどなじみのない選手かもしれません。

知っている方は少ないかもしれませんが、

先の東京オリンピックで大坂なおみ選手をやぶった選手というとピンとくるでしょうか。

 

東京オリンピックで期待のかかった大坂なおみ選手でしたが、

オリンピックのときは、どこか体が重たそうで、

四大大会タイトルを取ったときとは全く別人のようでした。

大坂なおみ選手が不調だったとはいえ、

そこから勝ち上がっていったボンドロウソバ選手。

そんな彼女が使うのがポリツアーエアなのです。

 

ボンドロウソバ選手、オリンピックのときは、

旧モデルのEZONEを使っていました。

メーカーにとっては、宣伝のために古いモデルは使わせたくないはずなのですが、

ボンドロウソバ選手の使うラケットは明らかに旧モデルの緑のEZONEでした。

 

メーカーにとって旧モデルに固執する選手は頭の痛い問題のはずです。

なんせ、旧モデルの評判が上がっても、

もう普通にテニスショップとかでは並んでないわけですし、

何より、新製品の方が劣っているかのような印象を与えかねないですからね。

 

私の知ってる選手でも、頑なにYONEXの旧モデルを使い続けてた選手がいます。

私が学生時代に、同世代の韓国の留学生で国内トップクラスの選手がいたんですが、

彼も、古いモデルをずーっと使ってましたね。

テニスの雑誌とかに載るんで、メーカーの営業さんも、必死でニューモデルを使ってもらおうと、

説得を試みたそうですが、、、

おっと、こういう話はあんまりしないでおこうか(笑)

 

世界のトッププロのレベルでも、ボンドロウソバ選手のような事案があるんですね。

他には最近だと、アンディー・マレー選手が最新のラジカルのデザインじゃなかったのが気になっていました。

プロレベルなら、ペイントジョブがあるだろうと思ったのですが。

テニスラケットのペイントジョブとプロストックについて

まあ、ペイントジョブの話はテニスラケット業界の闇の部分的な話なんで、

今回はこんなとこで切り上げます。

 

ボンドロウソバ選手が使っていたEZONEは間違いなく、中身も旧モデルでしょうね。

旧モデルのデザインをわざわざペイントする理由がないですから。

さて、それぐらい道具にこだわりの強いボンドロウソバ選手なんですが、

そんな彼女が選んだのが、ポリツアーエア。

 

数多くあるヨネックスのストリングから、

彼女があえてポリツアーエアを選んだ。

これは何かありそうですね。

今回私がポリツアーエアをテストしようと思ったのも、

それがきっかけでした。

実際に使ってみると、やはり納得のストリングでしたね。

もっと使う人が増えてもいいと思いますけどね、ポリツアーエア。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ヨネックス ポリツアーエアはもっと評価されていい。

個人的にはそう思いますね。

 

ヨネックス ポリツアーエア

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個人的には男子の選手なんかにも、

どんどん使用者が増えてもいいストリングだと思います。

 

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