ファビオ・フォニーニ選手の使用するラケット

Pocket

はじめに

どうも。

「読めばテニスがうまくなる」マインドテニス講座管理人の山口泰弘です。

この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズの紹介をしていきます。

今回はラケットの話です。

２０１９年のモンテカルロ・オープン、錦織圭選手は初戦敗退という残念な結果で終わりました。

しかし、長いキャリアの中で、初戦敗退が続くことはどんな偉大な選手でもありえること。

錦織圭選手のファンであれば、ここ最近の結果に動揺することなく、泰然自若と構えていればいいのです。

今回のモンテカルロ・オープンで優勝したファビオ・フォニーニ選手もこれまで不調で、連敗が続いていました。

しかし、ここへ来て復調して、クレーの王者ラファエル・ナダル選手をも圧倒し、一気に優勝。

一時的な調子の波にファンは一喜一憂する必要などないのです。

さて、今回はその優勝したファビオ・フォニーニ選手とその使用するラケットについて詳しく書いてみたいと思います。

ファビオ・フォニーニ選手

Victories aren’t given, they’re taken🔥
⠀⠀#PlayToBeWild #RolexMCMasters pic.twitter.com/5oDnFWIuYf

— Babolat (@babolat) 2019年4月21日

ツアー屈指のイケメンプレーヤーとしても有名。

イタリア・サンレーモ出身

１９８７年生まれの３１歳（２０１９年４月現在）

身長１７８ｃｍ　体重７４ｋｇ

体格的には、錦織圭選手と全くと言っていいほど同じなのです。

１９０ｃｍ台の選手が当たり前の男子ツアーの中では小柄な選手ということになります。

錦織圭選手も体格的なハンデをものともしないプレーが魅力ですが、フォニーニ選手もまたそのハンデを感じさせない卓越した技術があるのです。

フォニーニ選手のプレーを見ていると、グッと深く膝を曲げて、タメを大きく作るとか、大きくラケットをテイクバックしてエネルギーを生み出すといったイメージはありません。

膝の曲げ伸ばしは、ちょっとサボっているのかと思うほど浅く、テイクバックもコンパクト。

ですが、そこから放たれる強烈なフォアハンドは、一気に相手を劣勢に追い込むパンチ力のあるものなのです。

あのコンパクトなフォームは「予備動作」が小さい。相手選手もボールがどこへ来るのか非常に予測しづらい側面があるのだと思います。

ファビオ・フォニーニ選手の使用するラケット

さて、そんなファビオ・フォニーニ選手が使用するラケットはこちら。

このマインドテニス講座では何度も紹介しているおなじみバボラのピュアドライブ。

【ポイント2倍】バボラ(BabolaT) 2018年モデル最新ピュアドライブ 16×19 (300g) 101334 (Pure Drive) テニスラケット【あす楽】

価格:15,800円
(2019/4/23 16:03時点)
感想(20件)

管理人の山口もこのラケットを絶賛使用中。

いや、私の話なんかどうでもいいんです（笑）

過去にはこのラケットのレビュー記事を何度も書いているので、ぜひこちらをご覧ください。

ピュアドライブ２０１８のレビュー記事

https://mindtennis.net/2017/11/06/racket-4/

ファビオ・フォニーニ選手がこのバボラ・ピュアドライブを使うのは、非常に合理的な選択だと思うのです。

彼は体格的なハンデがありますから、ラケットにはある程度パワーのサポートがあるものを選んでいるのだと思います。

バボラのピュアドライブは、ボールの威力が自分が思っている以上に出るラケットなのです。

パワーがない選手にとっては非常にありがたい武器になるのです。

男子の選手では使用するプロが少ないイメージがありますが、女子の選手の使用率は異常に高いラケットです。

男子の選手はおそらく、自分のパワーをある程度抑えてコントロールするために、ピュアアエロやピュアストライクを使う選手が多いのだと思います。

われわれ平均的な日本人の体格であれば、男性でもピュアドライブを選択するのが非常に合理的だと思っています。

ファビオ・フォニーニ選手の実際に使用するスペック

ファビオ・フォニーニ選手は市販のスペックをそのまま使っているわけではないようです。

ファビオ・フォニーニ選手の実際に使用するスペック

重さ：３４０ｇ

バランス：３３．３ｃｍ

スウィングウェイト３４４

ＲＡ値：６９

ストリングパターン：１６×１９

フェイスサイズ：１００インチ

フレーム厚：２３／２６／２３mm

重さが３４０ｇと特別重くなることで、スイングウェイトなどがかなり重くなっていますが、あとのスペックは市販のピュアドライブとほとんど変わりがないように思えます。

ただ、フォニーニ選手が使用するラケットは現在のピュアドライブではなく、過去のピュアドライブに２０１８年版のピュアドライブの塗装をしているものだと言われています。

いわゆるペイントジョブというやつですね。

👏 Il Genoa Cfc si congratula con @fabiofogna, un’altra eccellenza sportiva ligure, che ha conquistato l’#ATPMasters1000 di Montecarlo.

❤️💙 Bravissimo Fabio, complimenti 🎾 pic.twitter.com/fIE3p39DYa

— Genoa CFC (@GenoaCFC) 2019年4月21日