16×19と18×20 ストリングパターンで全然違うラケットに

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はじめに

 

この講座は、

「読むテニスの教材」として、

テニスのレベルアップに役立つ情報や、

テニスの上達法、

テニスの練習法、

最新のテニスグッズ

などを紹介していきます。

 

今回は

ラケットの基礎知識

のお話です。

 

ラケットには、

ストリングパターン

というものがあります。

 

ストリングパターン

というのは、

縦糸が16本

横糸が19本

などという、

ラケットのストリング本数

の組み合わせことを言います。

 

最も多い、

標準的なストリングパターンは、

糸が16

糸が19

というものです。

 

市販のラケットのうち、

8~9割くらいは、

このストリングパターン

ではないでしょうか。

(統計を取ったわけではないので、

感覚的な話ですが)

 

いつもこの講座で紹介している

バボラのピュアドライブ

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こちらももちろんその

標準的なストリングパターンの

ラケットに当たります。

 

その他には、

糸が18

糸が20

といった、

ストリングの本数が多いパターンがあります。

こんなラケットです。

 

ヘッド スピードプロ

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ジョコビッチ選手のモデルですね。

また、極めて例外的ですが、

糸が18

糸が16

という風に、

横糸が少ないパターンなんかも

あったりはするのですが、

そういうのは少数派です。

 

なので、

今回の記事で、

メインの説明となるのは、

糸が16

糸が19

という標準的なタイプのラケットと、

糸が18

糸が20

というタイプのラケット

の比較になると考えてください。

 

ストリングの本数の

多い・少ないで

どのような違いがあるかは、

あとで詳しくじっくりと説明するとして、

みなさんがラケットを選ばれる際には、

標準的な、

縦糸が16本

横糸が19本

をチョイスしておけば無難です。

 

この講座の人気記事である

おすすめテニスラケットランキング

https://mindtennis.net/2019/01/03/racket-30/

に登場するラケットも、

基本的には、

この

縦糸が16本

横糸が19本

のものをメインに紹介しています。

 

 

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ストリングパターンで何が変わる?

 

さて、

ストリングの本数の

多い・少ないで、

どのような違い

があるかについてです。

 

まずは、

基本的・標準的なストリングパターンである

糸が16

糸が19

というパターン。

こちらを見てみましょうか。

 

これを、

16×19

という風に簡略化して

表記したりもします。

 

この16×19の場合、

縦糸の数が少ないことにより、

スピンがかかりやすく

ボールもより飛びやすくなります。

 

標準的ラケットは

みなこのパターンなので、

みなさん、

気づいていないことが多いのですが、

後に紹介する縦糸が18本のラケットを、

比較して打ってみると

よくわかるかと思います。

 

縦糸が18本のラケットを使ってみると、

ボールにスピンがかけづらく、

こんなにもボールが飛んでいかないものか

と驚かれるかもしれません。

 

縦糸が18本のラケットは、

それに合わせて、

横糸も少し本数が多いことがほとんどです。

縦糸が18

横糸が20

こんな風にストリング本数が、

縦糸・横糸ともに

多くなっているのが

通常です。

 

こんな風にストリングの

本数が多くなると、

ラケットの面圧が高まり

同じテンションで張っても、

ボールはあまりラケット面に

食いつかなくなります。

ボールが食いつかなくなると、

ボールがトランポリンのように、

勢いよく跳ね返されることも

なくなります。

 

また、縦糸の間隔が狭く、

一本一本のストリングの

可動域が狭くなるので、

スナップバックが起こりにくくなり、

スピンがかかりにくくなります。

 

スナップバックについての説明は、

こちらをご覧ください。

ガットの張替えに関する記事ですが、

スナップバックについて、

わかりやすく解説しています。

ガットの張替えはいつしたらいいの?

 

以上のように、

18×20のストリングパターンの

ラケットは、

標準的なラケットとは反対に、

スピンがかかりづらく、

ボールも飛びにくいのです。

 

にもかかわらず、

18×20というストリングパターンの

ラケットには、

かなり多くのファンがいるのです。

 

それはなぜか。

先ほど、

ボールが飛ばない

と表現しましたが、

それは裏を返せば

ボールが飛びすぎないということ。

プロの選手は、

一般人とは比べ物にならない

パワーを持っていますから、

ボールが飛ばないということは、

さして問題にはなりません。

逆にボールが飛びすぎず、

アウトのミスを怖がらずに、

ボールを叩き潰して打てる

というメリットは、

スピンがかかりにくくなる

というデメリットを差し引いても

十分にお釣りがくるほどです。

 

そんなわけで、

16×19

に対して、

18×20という

ストリングパターンは、

プロや上級者に

ファンが多いのです。

 

したがって、

ツアーモデルと言われる

上級者向けラケットに、

18×20という

ストリングパターンが

搭載されるわけですね。

 

初心者向けの

面が大きくて、

軽いラケットなのに、

ストリングパターンだけ、

やたら細かくて、

18×20というラケットは、

まずあり得ません。

 

18×20のストリングパターン

を持つラケットは、

基本的に、

重い・フレームが薄い・面が小さい

などの上級者向けの特徴

を持っているのが普通です。

 

そんな18×20の

ラケットの代表格と言えば、

このラケットかもしれません。

 

先ほども紹介した

ヘッド スピードプロ

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ジョコビッチ選手使用モデルですね。

ノバク・ジョコビッチ選手の使用するラケット 

 

他にも18×20のタイプのラケットは

いくつかあるのですが、

昔に比べると、

少なくなったかもしれません。

 

16×19・18×20以外のストリングパターン

 

先ほど紹介したように、

テニスラケットのほとんどが、

16×19

あるいは

18×20

というストリングパターンなのですが、

中にはちょっと変わったストリングパターン

のものもあります。

 

まずは、こちら。

ヨネックス VCORE95

デニス・シャポバロフ選手のラケットです。

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ちょっと変ったマイナーな製品

というわけではなく、

ラケット自体は非常に有名で、

とても人気な商品なのですが、

ストリングパターンは意外と少数派。

こちらのラケットは16×20というパターンです。

 

横糸が19本という

標準的なパターンに比べて、

横糸がたった一本多いだけですが、

それにより、

ハードヒットした際にも、

ボールの飛びすぎが抑えられ、

上級者の好む打ちごたえのある打感

に仕上がっています。

 

そして、こちらも一風変わった

ストリングパターンのラケット。

 

テクニファイバー

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ダニル・メドヴェージェフ選手

の使用するラケットです。

ダニル・メドヴェージェフ選手の使用するラケット テクニファイバー T-FIGHT 305XTC

こちらは、18×19という

ストリングパターンです。

 

縦糸が18本ということで、

若干ハードなスペック

に見えるのですが、

横糸が19本ということで、

よくある18×20の

ツアーモデルと比べると、

スピンがかかりやすく、

上級者だけでなく、

中級レベルのプレーヤーにも

扱いやすい仕上がりになっている

と言えます。

 

メーカーも、

標準的な16×19のパターン

だけでなく、

様々な工夫を凝らしている

ということです。

 

同じモデルに異なるストリングパターンが存在するモデル

 

また、ラケットの中には、

重さやバランスが同じでありながら、

ストリングパターンだけが異なる

2機種を投入しているモデルもあります。

 

バボラのピュアストライクシリーズ

もその一つ。

ピュアストライク 16×19

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ピュアストライク 18×20

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ウィルソンのブレードシリーズも、

プロの御用達ですね。

 

ブレード98 16×19

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ブレード98 18×20

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こんな風に同じモデルの中で、

ストリングパターンを選べるのは、

ユーザーにとって非常にありがたいですね。

 

18×20のラケットと言えばヘッド

 

さて、プロの選手たちには

根強い人気を誇る

18×20のストリングパターン

のラケットですが、

やはり扱える層が限られるので、

一般的に人気のモデルとは言えません。

 

ところが、

ヘッドからは、

18×20のストリングパターンのラケットが、

かなりたくさん出てるんですね。

 

7大ラケットメーカー

という記事を昔書いたのですが、

7大テニスラケットメーカー 各メーカーの特徴について

ヘッドは、

世界シェアで言えば2位。

 

しかし、

男子の選手に限って言うと、

もっとシェアは高い

と思われます。

 

もしかしたら、

男子のプロツアーでは、

使用率ナンバーワンのメーカー

かもしれません。

 

スピード プロ

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先ほど紹介した

ジョコビッチ選手のラケット。

プレステージMP

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おなじみプレステージシリーズ。

こちらはついに最新モデルが

発表になりましたね。

 

グラビティ プロ

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18×20のモデルがこんなにも

潤沢にそろっているメーカーは、

他にないかもしれません。

 

プロ=18×20ではない

 

先ほどもお話ししましたが、

プロの選手のような、競技層には、

18×20のストリングパターンが人気です。

 

しかし、

プロ=18×20

かと言えば、

全然そんなことはないのです。

 

いわゆる、

BIG4と呼ばれる

トッププロを見てみましょう。

 

ジョコビッチ選手のラケット

【ジョコビッチ使用シリーズ】ヘッド グラフィン 360 スピード PRO 2018(HEAD GRAPHENE 360 SPEED PRO)310g 235208 硬式テニスラケット

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フェデラー選手のラケット

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マレー選手のラケット

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ナダル選手

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BIG4と呼ばれる選手

4人を比較してみても、

18×20という

ストリングパターンのラケット

を使っているのは、

ジョコビッチ選手だけですね。

 

したがって、

いくら、

18×20という

ストリングパターンのラケットが、

上級者向け、

ハードヒッター向け、

競技者向けと言っても、

プロの選手=18×20

という図式は成り立たない

ということですね。

 

みなさんも、

自分のレベルに合った

ラケット選びをしてください。

プロの選手ですら

安易に使わない18×20の

ストリングパターン

アマチュアが使いこなすのは、

かなりの難易度かもしれません。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ストリングパターン

ちょっとしたことですが、

このラケットの本数というのが、

プレーヤーの運命を大きく左右します。

ラケット選びの際は、

よくよく注意しておいてくださいね。

 

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