Weiss Cannon （ウエス キャノン／ヴァイス カノン）のストリング
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
WEISS CANNON
というストリングのブランドを、
みなさんはご存知でしょうか？
そもそも、
これ何て読むのさ？
って方がほとんどだと思います。
ネット上では、
「ウエス キャノン」
と書かれることが多いですが、
本来のドイツ語発音で考えると、
「ヴァイス カノン」
とでも表記されるべきですかね。
なので、ここでは、
ヴァイス カノン
と書かせていただきます。
スポンサーリンク
Weiss Cannon
日本ではあまり流通していませんが、
ビールとソーセージの本場、
（テニスと関係ない）
ドイツでは非常に有名で、
評価の高いストリングメーカーです。
ストリングフォーラムという、
海外の権威あるストリング評価のサイトでも、
非常に高評価を受けているストリングを
多数そろえているブランドで、
世界的には、
非常にメジャーなメーカーなのです。
へぇー、
ポリエステルストリング市場って、
最近どんどん拡大してるけど、
そんな新しいブランドがあるのか
と思った方、
全然違います。
もう何十年もの歴史をもつ
老舗ブランドですよ。
知らないのは日本人だけ、、、
なのかもしれません。
厳密には、創業が１９６３年。
もう５０歳以上の企業なんですね。
２００７年からはアメリカ市場にも参入。
ヨーロッパだけでなく、
世界中が注目する熱いブランドです。
Weiss Cannon
ってそもそも日本人には、
全然なじみがない単語だな、、、
って思うかもしれませんが、
Weiss は「白」
これ、エーデルワイスの「ワイス」ですね。
Cannon は「大砲」
もう「キャノン砲」って言葉は、
ほぼ日本語として浸透していますし、
みなさんが日常生活の中で、
キャノン砲を使うことも
多いかと思いますので、
Weiss Cannon
という言葉は決して、
遠い国の言語ではないわけです。
そもそも、日本には、
Ｃａｎｎｏｎ
って世界的な企業があるじゃないですか。
と思ったら、
こっちのキャノンは、
Ｃａｎｏｎ
でした。
うまい棒を作っている会社ですね。
ま、それはさておき、
Weiss Cannon
というのは、以上から、
（全然論理的な帰結ではないけど）
「白い巨砲」
っていうくらいの意味ですね。
何かのドラマでありましたね。
そんなタイトル。
たしか、巨大な組織悪に、
パン工場で作られたヒーローが
立ち向かおうとする
そんな話だったかと思います。
昔原作の小説を読んだ気もしますが、
あまりに昔すぎて、
何かとごちゃごちゃ
になってたらすみません。
そんなことはどうでもよくて、
Weiss Cannon
の評価の高いストリング
そのラインナップを見てみましょう。
まず紹介するのはこちら。
ロックンパワー
青いカラーが特徴的で、
非常に目立つストリングですね。
weiss cannon rock’n power
 |
価格:1,200円 |
weiss cannonのストリングで、
まず、一番のおすすめに
これを持ってきたのは、
理由があります。
この
ロックンパワー、
ヴァイス カノン社の
ポリストリングの中で、
もっとも柔らかい
と言われるのがこれだからです。
ポリエステルってどうしても、
使う層が限られる商品
だと思われがちです。
学生のようにガンガン練習する人や、
競技レベルのハードヒッター、
スイングスピードが速いプレーヤーしか
対象としていない。
そう思われがちなんですが、
このロックンパワーは違います。
抜群の食いつきで、
２０１６年
フィーリングナンバー１ストリング
とも評価されたストリングです。
とにかく身体にやさしい。
ゲージも１．２０っていうのがいいですね。
以前書いた記事なんですが、
ＹＯＮＥＸからも
１．２０ゲージのポリが新たに出ました。
この記事でも紹介しましたが、
ポリエステルストリングというのは、
これからより販路を拡大していくために、
細いゲージが増えていく
と考えられます。
要するに、
今までポリを使わない・使えない
と見られがちだった、
女性やジュニア、
年配の方にも、
細くて柔らかいポリだったら
使ってもらえる。
このロックンパワーは、
それをすでに見越していた、
先見の明のある逸品です。
その柔らかさを、
ぜひ一度打って体感してみてください。
ヴァイス カノン社の中で、
最も有名なフラッグシップモデルは、
２０１６年のストリングアワードで、
ベストポリストリングと言われた
ウルトラケーブル ultra cable
という黄色のストリングです。
そのウルトラケーブルよりも、
このロックンパワーは、
万人に使えるという点で、
おすすめナンバーワン。
トップで紹介させていただきました。
続いては、こちら。
シルバーストリング。
 |
価格:1,200円 |
そう、
その名の通り、
シルバーの色合いが
かっこいいストリングです。
シルバーのストリングと言えば、
一番に思い浮かぶのは
このストリングでしょう。
世界中のトッププロから愛される
ルキシロン アルパワー
 |
【12Mカット品】ルキシロン アルパワー (1.25mm) 硬式テニスガット ポリエステルガットLuxilon BB ALU Power 1.25 String WRZ9901 価格:1,220円 |
やはり、色がシルバーだと、
ついこのストリング
と比較してしまいますね。
アルパワーはやはり世界最高のストリング
だと思いますが、
惜しむらくはそのテンション維持性能。
シルバーストリングは、
その致命的な弱点を
感じさせない仕上がりです。
それでいて、
打感はアルパワーのように、
柔らかくソフトな感触です。
今までアルパワーを張っていて、
見た目はシルバー色のストリングが
気に入っているという方は、
このシルバーストリングを
一度張ってみてはいかがでしょうか。
かなりおすすめできるストリングです。
もう一点、
シルバーのストリングと言えば、
ソリンコのツアーバイトですね。
 |
価格:970円 |
こちらのストリングもシルバーですが、
アルパワーと比較すると、
やはりアルパワーよりも、
テンション維持性能が高い。
一昔前までと違って、
ポリエステルストリング市場において、
アルパワーや、
ルキシロン社の絶対的優位
というのは、
もはや崩れつつあるのかもしれません。
ぜひ一度シルバーストリング
を試してください。
|
価格:1,200円 |
そして、
気に入ってもらえたら、
ぜひ下記のロールを
購入しましょう。
シルバーストリング
を使うようなプレイヤーは、
まさに元来のポリエステルの
使い方ができるプレーヤー
すなわちスイングスピードの速い、
ハードヒッターですね。
そんなプレーヤーであれば、
２００ｍロールをおすすめします。
 |
価格:15,900円 |
いくらテンション維持性能が高いと言っても、
ポリエステルストリングは、
マメに張り替えてなんぼです。
お次はこれ。
スコーピオン
 |
価格:1,000円 |
こちらは、
ポリエステルストリングにも関わらず、
見た目がホワイトのカラー。
最近は派手な蛍光色のストリングが
普通になってきているので、
ちょっと見た目は地味に感じるかもしれませんが、
このスコーピオンは、
見た目の硬派さと裏腹に、
ポリとしては柔らかく、
スナップバックも起こりやすく、
回転も良くかかります。
ただ、最初に紹介したような、
ロックンパワーなんかと比べると、
飛びはかなり抑えられ、
どちらかというと、
男性のハードヒッター、
学生プレーヤーや、
競技者向けと言った感じです。
従来のポリユーザーのためのストリング
と言った印象ですね。
このようなユーザーは、
まさにロールを買って持ち歩くのが正解。
ぜひロールでどうぞ。
 |
価格:11,800円 |
しかし、
この白のストリングっていうのは、
地味に見えて、
一周回ってかっこいい気がしてきませんか？
テクニファイバーがアイスコードという
新作のポリストリングを出しました。
 |
【12Mカット品】テクニファイバー アイスコード （120 / 125 / 130mm）硬式テニス ポリエステルガット（Tecnifibre ICE CODE） 価格:1,350円 |
ダニル・メドヴェデフ選手が使用している
とも言われるこのストリング。
やっぱり強い選手が使っていると
カッコよく見えてきますね。
お次はこれ。
モスキートバイト
 |
価格:1,200円 |
ゲージが１．１６と細いので、
男性のハードヒッターなんかだと、
全く使えないかのしれませんが、
今までガットを切ったことが全然ない
というような女性や、
年配のプレーヤーの方には、
ぜひ使って欲しいストリング。
これくらい細いストリングになってくると、
もう、いとも簡単に
と言っていいくらい、
簡単にスピンがボールにかかります。
楽にボールが飛びますし、
スピンがとにかくかかる。
ボレーの切れもいい。
いいことづくめなんで、
ガットを全然切らないタイプの方は、
ぜひこれを一度使ってみてください。
ガットをすぐに切ってしまうような
力のある方でも、
ロールを使えば、
何とかなるかもしれません。
 |
価格:11,800円 |
このモスキートバイトは、
ヴァイス カノン社も力を入れているのか、
カラーバリエーションが豊富です。
選択肢があるのはうれしいですね。
ファイヤーストローク
 |
価格:1,200円 |
文字通り、
燃えたぎる炎のようなカラーの
パッケージが印象的なストリング。
ファイヤーストローク
その商品名の通り、
ストロークで、
あなたの火力を大幅にアップさせてくれます。
このストリングは断面が、
エッジのきいた４角形構造なんですね。
ガリガリとボールの表面を削り取るかのように、
強烈な摩擦を生むストリングの構造により、
いつものストロークで、
同じスイングをしても、
余分にスピンがかかるような感覚になります。
相手のコートで、
強烈にキックするような、
そんなボールが打ちたい
というプレーヤーには、ぜひおすすめ。
１．２０ゲージというのも、
使える層が幅広く、
多くの方にとって、
いい選択肢となりうるのではないか
と思っています。
ロールタイプももちろんあります。
 |
価格:15,900円 |
学生のようなグリグリの
スピンプレーヤーだと、
１．２０は非経済的かもしれませんから、
そんなプレーヤーには、
先ほどのシルバーストリング、
あるいは、
次に紹介する
ブラック５エッヂが
よりおすすめです。
ブラック５エッヂ
 |
価格:1,200円 |
こちらもスピンが非常にかかりやすいモデル。
五角形でブラックの構造は、
テクニファイバーのブラックコード
を思い起こさせます。
 |
価格:870円 |
黒のカラーは、
どんなラケットにも合いますし、
強そうでいいですよ。
学生のハードヒッター、
スピン重視のプレーヤーなんかは、
ぜひ選択肢の一つに入れてみてください。
ロールで買っても、
それほど高くないというのも魅力。
 |
価格:15,900円 |
ルキシロンのロールだと、
２～３万円くらいするじゃないですか？
これが、ヴァイス カノンの場合、
非常にリーズナブルで、
高性能のストリングを提供してくれます。
また、
このヴァイス カノンというメーカー、
同社のストリング全体を通じて言えることですが、
ポリエステルストリングとしては、
非常に高いテンション維持性能を持っています。
ドイツのメーカーって、
わりとそういうところがありますよね。
すごい生真面目な感じで、
いいものを作る。
シグナムプロなんかもそうですが、
ポリなのにストリングのテンション維持性が高い
というのは、もはやドイツでは
当たり前のレベルのことなのかもしれません。
シグナムプロと言えば、
ポリプラズマ
 |
価格:570円 |
いいストリングなのに安い。
テンション維持性能も、
数あるポリストリングの中で最強クラス。
こちらの記事もぜひ読んでみてください。
最後に紹介するのはこれ。
ターボツイスト
 |
価格:1,000円 |
こちらのストリングも、
地味なホワイトですが、
ゲージが１．１８まであるので、
割と使ってもらえる層が
広いかと思います。
見た目と同様、
際立った特徴のあるモデルではないのですが、
ヴァイス カノン
のストリングのエントリーモデルとして
いかがでしょうか。
ただ、
私個人としては、
あえてヴァイス カノン
というちょっとなじみのない、
エッジのきいた商品を選ぶわけですから、
これまでに紹介した特徴的な商品の
中から、ちょっとクセのある一本を
選んでみていただけたらどうかというのが、
正直な気持ちです。
このターボツイスト自体は、
決して悪い商品ではないので、
それは誤解のないように。
気に入った方はロールでもどうぞ。
 |
価格:11,800円 |
いかがでしたでしょうか。
日本人の多くのプレーヤーが
知らないだけで、
こんなにも魅力あふれる商品が多数ある
ヴァイス カノン社のストリング。
ぜひ一度試してみませんか。
この記事を読んで、
いいね！と思ってくださった方、
なるほど！と思ってくださった方、
ぜひ下のシェアボタンから
ＳＮＳでシェア
してくださいますようお願いいたします。
スポンサーリンク
