実際に測定してわかったYONEXのグリップとBabolatのグリップの違い

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はじめに

 

この講座は、

「読むテニスの教材」として、

テニスのレベルアップに役立つ情報や、

テニスの上達法、

テニスの練習法、

最新のテニスグッズ

などを紹介していきます。

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さて、今回はグリップの話です。

 

各メーカーごとにグリップサイズに微妙な差がありますよ

というお話を以前にしたことがあるんですが、

テニスラケット 各メーカーのグリップサイズの話

実際にグリップのサイズを測ってみると意外な事実が明らかになったので、

 

今回はそんなお話をしてみたいと思います。

 

YONEXとBabolatのグリップの違い

 

YONEXとBabolatのグリップについて、かつてあるトッププロがこんな話をしていました。

 

「メーカーによって、グリップの太さは同じグリップサイズ2でも全然違う。」

「BabolatはYONEXよりも太いから、YONEXでグリップサイズ2なら、Babolatなら1で十分。」

 

うん、たしかに、この感覚はまさにその通りで、

私もYONEXより、Babolatの方が感覚的に太いなと思ってました。

しかし、実際にグリップを剥がしてグリップの太さを測定してみると意外な事実が明らかになったのです。

↑こんな感じで元グリップも剝がしちゃいました。

 

そして、測定の結果、

なんと、太いなと思っていたBabolatが意外とYONEXよりも細かったのです。

 

<バボラの場合>


横幅が31.0㎜


縦幅が27.0㎜

斜めは31.0㎜

 

<ヨネックスの場合>

横幅は32.5㎜

縦幅は28.5㎜

斜めは32.5㎜

 

まあ、測ったのはこんな100均のノギスなんで、

精度は大したことないです。

それ以上に、測った人間がいい加減なヤツなんで、

そっちの方がよほど問題です。

 

それはともかく、

数値で見ると

ヨネックスの方がわずかですが太い

ですね。

 

なぜこんな細かい測定なんかをやってみようと思ったかについては、

また別の記事でお話します。

近々別の記事でマニアックな話をするので、

楽しみにしておいてください。

 

とりあえず、リプレイスメントグリップを剥がした状態でのグリップの太さは、

バボラよりもYONEXの方が太い。

これは事実のようです。

 

YONEXよりもBABOLATが太いと言われる理由

 

では、なぜYONEXよりもバボラの方が太く感じるかというと、

リプレイスメントグリップの厚みの違いによるものだと考えられます。

 

バボラのピュアドライブに標準装備されているグリップは、

シンテックプロ

ラファエル・ナダル選手をはじめ、

バボラの契約プロの多くも使用すると言われる元グリップですね。

こちらは厚みが1.9㎜なのです。

リプレイスメントグリップの厚みとしては、まあ、標準といったところでしょうか。

 

一方でヨネックスの場合、

VCOREや、EZONEに標準装備されているグリップは

こちら

シンセティックレザーエクセルプログリップ

こちらは厚みが1.6㎜です。

リプレイスメントグリップだけ見ると、

バボラの方がヨネックスよりもふかふかと厚みのある感じでクッション性が高い仕様になっています。

このリプレイスメントグリップの厚みにより、

バボラの方が少し太く感じるという状況が生まれていると考えられます。

 

もしバボラのラケットのグリップを太いと感じられる方は、同社の発売する

シンテックフィールを使うと良いです。

こちらはピュアストライクに標準装備されているリプレイスグリップですね。

 

ハードな競技者向けラケットのピュアストライクに標準装備されているのは、

打球感がよりクリアに伝わりやすいように厚みがやや薄くなっているリプレイスメントグリップなのです。

 

シンテックプロとシンテックフィールの違いについて過去にも記事を書いています。

バボラ シンテックプロとスキンフィール 元グリップの違いについて

 

バボラのグリップは太くて、違和感があるという方は、

ひとまずこのリプレイスメントグリップを、シンテックフィールにしてみてはどうでしょうか?

 

あ、今はシンテックチームというグリップになったんですね。

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ちなみに、ヨネックスからも、

カスタムシングリップというリプレイスメントグリップが発売されているので、

グリップの太さの調整はこれで可能です。

こちらはなんと厚さ1.2㎜

グリップサイズを細くしたいと思われている方にはぜひおすすめです。

 

ただ、気を付けないといけないのは、

厚みが薄い分、ボールを打った時の衝撃はわりとダイレクトに来ます。

クッション性の高い柔らかいグリップがいいという方は要注意です。

 

グリップを太くしたい・細くしたい

 

ラケットを買い換えたときに、

ラケットメーカーの違いによって、

微妙なグリップの差異により、違和感を感じることは多々あります。

 

違和感を感じるという方は、

まずご自分のラケットのグリップの太さを調整してみてはいかがでしょうか?

今回の記事で紹介したリプレイスメントグリップの厚みに注目するというのも大事ですよ。

 

ちなみにプリンスは明らかに細いですね。

持った感じからして全然違うのです。

 

こういった場合は逆により厚みのあるリプレイスメントグリップを使うのも手ですね。

シンテック エヴォ

こちらは厚みが2.1㎜

とかなり厚めです。

 

さらにグリップを太くする方法や細くする方法について詳しく知りたい方は、

こちらの記事をご覧ください。

グリップサイズを太くする方法

グリップサイズを細くする方法

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

ヨネックスとバボラのグリップについて、

実際に測定をしてみるまでは、

私も盲目的にバボラの方が太いと思い込んでいました。

 

今回の調査でいろいろなことがわかったので、

また別の記事でヨネックスとバボラのグリップについて書いてみたいと思います。

 

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