この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)の話です。
ナチュラルガットについて書いてみたいと思います。
過去にナチュラルガットについては、詳しい案内記事を作っているのですが、
今回はさらにそれを補足するような形で、ナチュラルガットを語ってみたいと思います。
ナチュラルガットの弱点と題していますが、それでもナチュラルガットは素晴らしいのです。
プロの選手って、こぞってナチュラルガットを使用しているのですが、それも納得の理由があるのです。
では、ナチュラルガットの弱点について詳しく見てみましょう。
まず何と言っても水に弱いです。
別に炎属性ではないんですけど、水をかけたら死にます。
そんなわけで、インスタ映えを狙って、ナイトプールにナチュラルガットを持っていくというのはおすすめしません。
パーティーはよそでやりましょう。
次にもう一つの弱点。
折れに弱いです。
これはナチュラルガットの写真です。
透き通ったきれいな色ですよね。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
これを少し折ってしまうとこうなります。
一度負った部分が、白く濁って変色してしまいます。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
さらにねじったりしてガットがダメージを受けるとこのように使い物にならなくなってしまいます。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
そんなわけで、ナチュラルガットを張る際には、細心の注意が必要となります。
このへんが、ガット張りがうまくないストリンガーが張ったときに明確に違いが出るところなんですよね。
画像を提供してくださったラケットハウスキングさんのようなプロのストリンガーが張るのと、そうでない人が張るのとは大違いです。
ガット張りをするとき、特にナチュラルガットを張るときには、信頼できるお店にお願いしましょうね。
最近ではホームストリンガーと呼ばれるような、自分でガット張り機を買ってストリングを張るような方も増えていますが、
ナチュラルガットをいきなり自分で張るのはあまりおすすめしません。
少しナイロンのストリングを張って、慣れてきてからでないと、ナチュラルガットのガット張りはむつかしいでしょう。
さて、そんな弱点があるナチュラルガットではあるのですが、やはり一度張るとその良さに驚かれることと思います。
まだ一度も張ったことがないという方は、一度試してみると良いでしょう。
バウンド後のボールの伸びがまるで違います。
手のひらでボールを包み込んでいるようなコントロール感も、他のストリングでは決して得られないものがあります。
トッププロたちが、ハイブリッドのような形も含め、ナチュラルガットを使いたがるのも納得だと思います。
多くのトッププロが、ポリエステルとナチュラルのハイブリッドを選択しています。
テニス愛好家レベルの方であれば、単純に縦横にナチュラルガットを張って、その気持ちい打球感をしゃぶりつくせばいいと思いますが、選手レベルの方は、ハイブリッドを検討してみるべきでしょう。
このように、はじめからおすすめのポリエステルストリングとナチュラルガットがハイブリッドで張れるようにパッケージされた商品も存在します。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
バボラ RPMブラスト×VSタッチ
この商品なんかだと、ハイブリッドをするには非常に便利ですね。
では、おすすめのナチュラルガットを紹介しておきましょう。
先にハイブリッドのものを紹介しましたが、以下に紹介するのは、縦横ともナチュラルガットを張るためのパッケージ品です。
バボラ VSタッチ
もう言わずと知れた最強のナチュラルガットですね。
トッププロの使用するナチュラルガットはほとんどこれと言ってもいいくらいのシェアの高さ。
このガット以外でナチュラルガットと言うと、ウィルソン契約のプレーヤーが使用しているウィルソンのナチュラルガットくらいですかね。
そんなわけで、最初から最高級レベルのナチュラルガットを張るのは勇気がいると思うので、まずは入門的なナチュラルガットから試してみましょう。
バボラ タッチトニック
かつてはトニックプラスと呼ばれていた商品です。
リーズナブルな価格ながら、ナチュラルガットらしい気持ちい打球感は十分にあります。
ちょっと高いナイロンストリングを普段張っている方であれば、少し背伸びしてこのナチュラルガットを使ってみるのもアリだと思います。
いかがでしたでしょうか。
ナチュラルガットの良さ。
それは使えばわかります。
一度使えば、水に弱いとか、折れに弱いとか、そんな弱点があったとしてもナチュラルを張りたい。
きっとそう思うはずです。
ぜひお試しを。
バボラ VSタッチ
タッチトニック
ハイブリッドはこちら
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