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テニスに必要な感情は○○である

はじめに

 

今回はメンタルに関するお話です。

 

テニスをしているときに「必要な感情」はどんなものかというお話をさせていただきます。

 

今回のお話は、最近私の同僚が受けたセミナーがベースになっています。

その内容をまとめてみなさんにご紹介します。


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テニスにおける喜怒哀楽

 

さて、みなさんがテニスをしているときに抱く感情にはどんなものがあるでしょうか。

 

好きで始めたテニスです。

楽しい」が当たり前だと思われるかもしれません。

でも、ひとたび「試合」となるとどうでしょう?

 

楽しみで始めたはずのテニスなのに、うまくいかない自分にイライラ。

審判のミスジャッジにイライラ。

など「怒り」の感情を持ってプレーしていませんか?

実際、プロの選手だって、怒りに任せてラケットを叩きつけたりしていますよね。

 

また、自分の思い通りにならないプレーに、「あれだけ練習したのに、、、」と落胆するような思いを感じていませんか。

怒りを通り越して、「悲しみ」。

そんな思いを抱いてプレーしていませんか?

 

今回の記事はそんな「感情」が実際に打つボールにどのような影響を与えるかという話です。

 

科学的実験 喜怒哀楽

 

ある実験のデータがあります。

被験者はラリーをしながら特定の感情を持つようにします。

もちろん、演技ではあるのですが、ボールを打つときに、「楽しい」と思いながら打ったり、「怒って」打ったり、「悲しい」と思いながら打ったり。などなど。

 

さて、みなさんは、どんな感情のときに一番いいボールが打てたと思いますか?

 

管理人の山口は、常日頃から、自らの成長を「楽しむ」ことの大切さについて、このサイトで主張しています。

勝利を引き寄せるマインド

https://mindtennis.net/2017/12/28/mental-5/

私は当然、「楽しく」打っているときに一番いいボールが行っているはずだと考えました。

 

ところが、答えはノーなのです。

 

実験の結果は「怒って」ボールを打っているときが一番いいボールが行くということでした。

みなさんの予測は当たっていましたか?

 

テニスに必要な感情は怒りである?

 

実験の結果、ボールを打つときには多少「怒り」の感情を持っていることが良いということでした。

 

でも、テニスって、冷静な判断が必要なスポーツじゃないですか。

ラケットを叩きつけるような極限の怒りを持ってプレーすれば、たちまちやられてしまいます。

テニスはカッとなったら負けのスポーツ。それは誰もが知るところだと思います。

 

以前の記事にも書きましたが、王者ロジャー・フェデラー癇癪持ちの性格を直すことで、真のチャンピオンとなりました。

詳しくはこの記事で。

内村航平選手に学ぶマインド

(内村航平選手のことを書いた記事ですが、癇癪を起すことがいかにマイナスかということを書いてます。)

https://mindtennis.net/2018/05/22/mental-11/

 

怒りに任せてボールを打つのが良くないのは周知の事実だと思うのです。

 

実際、こんなことが言われています。

「テニスに必要な興奮の度合い5段階のうちの2か3程度

これは比喩的な表現になりますから大雑把なものにすぎませんけどもね。

重量挙げの選手なんかは5段階のうちの5くらいでしょうし、マラソン選手は5段階のうちの1くらいかもしれません。

 

冷静さが求められるテニスにおいてはそれぐらいの感覚でちょうどいいのかもしれません。

怒りに任せてスーパーサイヤ人になってボールを打ったら全部アウトです。

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感想(1件)

厳密に必要なのは怒りではなく

 

厳密にいうと、テニスに必要な感情は「怒り」と言うより、

 

「ファイト」すること

 

なのです。

 

ラファエル・ナダル選手がボールを打つときの鬼の形相。

松岡修造さんが選手だったころのあの気迫あふれる表情。

レイトン・ヒューイット選手があげるおたけび。

ダビド・フェレール選手の一球入魂のストローク。

 

いずれも、「ファイト」しているのです。

 

ロジャー・フェデラー選手やピート・サンプラス選手などはポーカーフェイスのイメージですが、ここぞというポイントが取れた時には「カモン!」と叫んだりしていますね。

 

相手を挑発するようなガッツポーズや、奇声の類は慎まれるべきです。

ただ、自らを奮い立たせ、鼓舞するために、心の内に熱い想いを持っていることは必要なのです。

 

私の失敗

 

管理人の山口はかつて、ポーカーフェイスの選手になりたいと思っていました。

 

淡々と試合を進めて、いつの間にか勝っている。

そんな飄々とした姿にあこがれて、試合中に前面に闘志を出そうとはしませんでした。

ガッツポーズをしたり、声をあげたりすることも「かっこ悪いこと」ぐらいに思っていました。

 

でも、それは一部正しく、一部間違いであると今では思うのです。

 

私は外にも内にも闘志を持ってなどいなかった

本当に一流となる人間は、少なくとも「内」には誰にも負けないほどの闘志を秘めているのだということです。

 

みなさんも勝ちたいという思い持って熱くなるのが恥ずかしいなんて思わず、思い切り自分を表現していいのです。

私の失敗はそれができなかったことにあります。

 

まとめ

 

いいですか、みなさん。

テニスに必要な感情は「ファイトする気持ち」です。

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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