今回はグリップの話です。
今回の記事は「錦織圭選手と同じようなグリップを使いたい」という方に向けた記事です。
結構マニアックなことも書くので、ついていけない方は別に気にしなくていいです(笑)
本来は道具の話などではなく、「マインド」の部分をお伝えするのがこのブログの本旨ですしね。
ちなみにみなさん、グリップサイズはいくつのものを使われていますか?
私は現役選手時代、2を使っていました。
ヨネックスのラケットであれば、2で十分だと思っていたんですが、引退してバボラを使うようになってから、グリップを3に変更しました。
バボラの場合、2だとちょっと細いんですよね。
あ、そうそう、私の話なんかどうでもいいんだってば。
錦織圭選手のグリップの話はこちらです。
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錦織圭選手はグリップサイズ3を使っているようです。
元グリップはプロの選手がよく使うナチュラルレザーではなく、ウレタン製のものを使用しているようです。
フェデラー選手、マレー選手なんかは天然皮革のナチュラルレザーを使ってプレーしているようですが、
最近はプロの選手イコールナチュラルレザーという感じでもないようです。
そして、注目すべきは元グリップのちょっと変わった形状です。
この写真でお気づきでしょうか。
グリップの上の方、ちょうど両手打ちバックハンドの時に握る部分がボコッと膨れていますね。
これが錦織選手特有のグリップ形状らしいのです。
なぜこんな形のグリップなのかというお話をする前に、グリップの太い、細いがプレーに与える影響についてお話しておきましょう。
太いグリップのメリット
・ストローク向き
・グリップが手の中でくるくる回らないため、しっかり握って面の向きを安定させることができる。
細いグリップのメリット
・サーブやボレー向き
・リストワークがしやすくラケットを扱いやすい。
このような違いがあります。
錦織選手は両手バックハンドのときに、しっかりと左手でラケットの面を安定させることができるようにここを太くしているようです。
グリップエンドに近い部分は、細いので、サーブ、ボレーのときには当然そこを握ってプレー。
要するに、太いグリップと細いグリップのいいとこどりなわけです。合理的ですよね。
錦織選手が持つ世界トップクラスの両手打ちバックハンドはこのグリップが原動力になっているのです。
みなさんもちょっと真似してみたくなりませんか?
ただ、このグリップの形状をしているラケットはウィルソンの一部の製品のみです。
【錦織圭ラケットシリーズ】ウィルソン バーン 95 CV カウンターヴェイル 2017(Wilson BURN 95 CounterVail)309g WRT73411 硬式テニスラケット 価格:18,980円 |
じゃあ、他のメーカーを使っている方はあきらめるしかないのかというとそんなことはありません。
以前紹介したグリップを太くするカスタマイズ方法の記事は読んでいただけましたか?
https://mindtennis.net/2017/05/09/post-842/
その応用で錦織選手と同じようなグリップにすることができるのです。
そう、ラケットのこの部分にだけ黒のビニールテープをグルグル、グルグルと巻いちゃいましょう。
ここを太くしたら、元グリップ、オーバーグリップを巻きなおして完成です。
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いかがでしたでしょうか。
もちろんテニスは道具の問題ではなく腕の問題です。
でも、道具で自分のプレーの質が少しでも良くなるのであれば、迷わずやってみるべきだと思います。
よくよく吟味あるべきものなり。
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