この講座は、
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今回はラケットの話です。
突然ですが、みなさんのラケットは、
トップヘビーですか?トップライトですか?
そもそも両者の違いがわからないという方は以下の記事をご覧ください。
トップヘビーとトップライトの違いについて
今回の記事では、「トップヘビーのラケットが使いたい」という競技レベルの高いプレーヤーに向けた一本を紹介します。
いろいろ調べましたが、現在では、これ一択になるかと思います。
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Wilson ULTRA TOUR 95JP CV V3.0
ウィルソン ウルトラ ツアー 95JP CV V3.0
錦織圭選手がジュニア時代に使っていたと言われるスペックを再現したモデルですね。
詳しいスペックはこちら。
Wilson ULTRA TOUR 95JP CV V3.0 スペック
発売日:2020年5月
対象:Player Type: Baseliner/Power Level: Medium
素材:ハイ・パフォーマンス・カーボン・ファイバー+ バサルト・ファイバー+ カロファイト・ブラック+ カウンターベール
重さ:平均289g
バランス:平均34.0cm
長さ:27.25インチ
フェイス面積:95平方インチ
フレーム厚:22.0/22.0/22.0mm
ストリングパターン:16×20
グリップ:Pro Perfoamance
グリップサイズ:G1(WR038411S1) /G2(WR038411S2) /G3(WR038411S3)
適正テンション:50-60p
生産国:中国
なぜこちらのモデル一択となるかと言うと、その理由はバランスポイント。
34.0㎝と、かなりトップヘビー設計になります。
290g程度の重さがありながら、ここまでトップヘビーのラケットって、なかなかないんですよね。
ラケットの全体重量が260gとか、250gとか、年配の方向けの軽量デカラケであれば、バランスポイントが36.0㎝みたいな極端な設計のものもあるのですが、競技レベルの高いプレーヤーが求める一定の重さに加えて、トップヘビー気味の設計という条件を満たすラケットは、このWilson ULTRA TOUR 95JP CV V3.0だけになると思います。
そういう意味では、トップヘビーのラケットを探し回っているプレーヤーは、選択肢が少ないので、わりと選ぶのが簡単かもしれません。
ま、そうは言っても、34.0㎝って、よくよく考えるとラケットの長さが27インチ(およそ68.6㎝)ということを考えると、バランスポイントは、ほぼほぼラケットの中心くらいということになりますね。
これでは、厳密には「イーブンバランス」で、トップヘビーとは言えないんじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、世の中の競技者向けラケットの大半が、概ね32.0㎝とか、31.0㎝のところにかたまっていることを考えると、34.0㎝というのは、相当なトップヘビー寄りな設計ですよ。
ちなみに多数派のラケットと言われるいわゆる「黄金スペック」のラケットのバランスは32.0㎝です。
最近では、ラケットを持ったときに振りにくいと感じるトップヘビーはあまり好まれないのでしょうか。
そう思わされるようになったのは、今回紹介したラケットと同じWilsonから発売されている人気モデルBLADEシリーズのスペックが変化したあたりからです。
BLADEと言えば、トッププロ御用達の超人気ツアーモデル。
パワーのあるプレーヤーを虜にするその重厚な打感と、究極のコントロールがウリのラケットなのですが、昔のBLADEシリーズと比べ、最近のBLADEシリーズは、同じBLADEシリーズでも、バランスポイントが少しトップライトに寄ってきているのです。
以前は325mmバランスだったのに、最近では320㎜バランスになっちゃってますね。
BLADEシリーズは、一般ユーザーに媚びないその姿勢が好きだったのですが、最近ではちょっと丸くなっているようです(笑)
そんなわけで、BLADEシリーズをトップヘビーと言いにくくなってきている現在、トップヘビーと言えば今回紹介したWilson ULTRA TOUR 95JP CV V3.0がベストであろうと思われます。
いかがでしたでしょうか。
Wilson ULTRA TOUR 95JP CV V3.0
ウィルソン ウルトラ ツアー 95JP CV V3.0
トップヘビーのラケットが欲しい方は、これを試すしかないでしょう。
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