この講座は、
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今回はストリングの話です。
評判のいいスピン系ポリエステルストリングの2つを比較してみたいと思います。
①バボラ RPMラフ(旧名ブラストラフ)
②シグナムプロ トルネード
かつて両モデルともレビューを書いていますので、こちらも参照してください。
さて、なぜこの2つを比較してみようと思ったかというと、
暇だったから、、、いや、こう見えて忙しいよ私(笑)
張り上げたときの見た目がそっくりだったからなんですね。
この角度とズームの画像ににするとわかりやすいかな?
こちらの画像、バボラ ピュアアエロにRPMラフを52ポンドで張っています。
まあ、何ポンドだろうとそこはどうでもいいんですけど(笑)
こちらはトルネードを張ったピュアドライブ
ストリング表面の凹凸が生み出す見た目が非常に似ています。
こっちは56ポンドです。
↑だから、何ポンドでもいいっつーの。
ただ、この2つのストリング、
見た目はそっくりですが、スピンかける原理が根本的に違うのです。
今回はそんな話をグダグダやってみようと思います。
RPMラフは、その表面の緩やかな凹凸のおかげでストリング同士が滑りやすく、
強烈なスナップバックが起こります。
パッケージ裏面の断面図がわかりやすいですね。
断面が丸みを帯びた八角形なんです。
それにスパイラル加工をプラスしたのがRPMラフ。
これが強烈なスナップバックを生み出す秘密なんだそうです。
あ、ちなみにスナップバックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
さて、そんなバボラのRPMラフですが、
ポリエステルストリングらしい硬さの中にも少し食いついてボールを離す感覚があるので、
スピンに特化したストリングでありながら、フラット気味にボールを引っぱたいて打つのにも最適です。
そんなわけで、スピンでグリグリとボールに回転をかけてボールを打ちたいプレーヤーだけでなく、
厚い当たりで、バチンとボールを叩くのにも、RPMラフはうってつけですね。
私は125ゲージを使っていますが、130ゲージのような細いゲージでなくても、
しっかりボールを厚くたたいてつぶせる感覚が魅力のストリングだと思っています。
一方のトルネードは、多角形のストリング表面のギザギザが、
ボールの表面をガリガリ引っ掻いてスピンがかかるという感じです。
多角形ストリングについてもっと知りたい方はこちら。
そういや、この記事も書いてから、ずいぶん経ちますね。
また新たにおすすめの多角形ストリングがどんどん出ているので、
そのうちこちらの記事も更新しなくてはいけませんね。
ただ、現時点でも、こちらの記事は十分読むに値すると思ってますので、
ぜひ参考にしてください。
シグナムプロ トルネードはスパイラル加工の効いた7角形。
スパイラル加工という点では、RPMラフと共通ですが、
丸みを帯びた8角形のRPMラフと異なり、
トルネードはしっかりと尖った角のある7角形。
そのせいか打感としてはシグナムプロのトルネードは少しトゲのある硬い感触。
そして、ボールを打つときにしっかりとボールを
「引っ搔いている」
「こすっている」
という感覚があるのがトルネード。
スイングスピードがそれほど速くなくても、ボールに自然と回転がかかるのがウリです。
RPMラフの場合は少しボールをひっぱたけるパワーがある人の方がおすすめですが、
トルネードは、非力な方でもスピンがかかると思います。
あと、大根おろしを早く作りたいならトルネードがおすすめです。
ギザギザなので。
そんなわけで、
フラットドライブ気味に叩いたボールが、
ググっとベースライン際に沈むRPMラフ
ボールに意図してグリグリ回転をかけ、
高い軌道のヘビースピンボールを打ちに行くためのトルネード
意図しなくてもスピンが自然にかかってしまうほどのギザギザが愛おしいです。
両者は似て非なるものだと思っていただければいいかと思います。
みなさんのスイングスピードであったり、
プレースタイルを考慮して両者を試してみていただければと思います。
最後にちょっと補足です。
以前にRPMブラストとRPMラフの比較記事を書いたのですが、
RPMブラストと比べると、RPMラフのボールの飛びはかなり抑えられている印象なので、
RPMラフの方がよりハードヒッター向けと思われます。
あ、ちなみに、RPMラフって昔はブラストラフって名前でしたが、今は名前が変わっちゃいました。
中身は同じです。
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した
バボラ RPMラフとシグナムプロ トルネード
見た目だけではわかりにくいですが、
両者のそれぞれの良さを知ったうえで試してみていただければと思います。
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