どうも。管理人の山口泰弘です。
今回はサーブの記事です。
技術的なことについて書くのは久しぶりになりますね。
サーブに関する記事はカテゴリー別の記事から過去記事をぜひいろいろ探してみたいただけたらと思っていますので、そちらもお願いいたします。
なぜ、今サーブの記事を書こうかと思ったか。
男子のプロで現在も大活躍中のロジャー・フェデラー選手、現在37歳。
SALE OFF!新品北米版DVD!The Netjets Showdown: Pete Sampras vs. Roger Federer!<サンプラスVSフェデラー> 価格:2,149円 |
その彼とは、イボ・カルロビッチ選手。
なんと40歳。
いまだに現役で大活躍中なのです。
身長211cm
まあ、ずるいと言えば、ずるいです(笑)
が、背が高いだけでトップになれるなら、世界中のテニスのトッププロはみんな軒並みバレーボールの選手やバスケットボールの選手みたいに2m越えだらけということになりそうです。
ところが、そうではない。
サーブは身長のみではなく、体の使い方が大事だということをお話しておきたいと思います。
イボ・カルロビッチ選手のサーブ
サムネイルは錦織圭選手ですみません(笑)
ちゃんとカルロビッチ選手のサーブが見れますので、安心して再生してください。
このカルロビッチ選手を破る錦織圭選手って、カルロビッチ選手よりもさらにとんでもない選手だと思いますが、今日はサーブに特化したお話しなので、そこは割愛します。
カルロビッチ選手のサーブはやはりとんでもないスピードと角度、、、
そのサーブは一時期、世界最速記録でもありました。
たしかにこれを見ると、サーブって背が高い人じゃないとダメなんだって、つい思ってしまいがちです。
ところが、そうでもないのです。
次に紹介するアンディ・ロディック選手のサーブをご覧ください。
アンディ・ロディック選手のサーブ
ロディック選手はカルロビッチ選手以前に、世界最速サーブの記録を持っていました。
でも、よくよく考えてください。
アンディ・ロディック選手の身長は188cm。
211cmもあるカルロビッチ選手と比べたら、20cm以上も低いのです。
ロディック選手がいかに体の使い方がうまいかということです。
「しゃくとりむし」のようなとも言われた独特のフォーム。
一気にパワーを爆発させるその効率のいいパワーの使い方は、大いに参考になると私は思います。
カルロビッチ選手よりも20cm背が低いロディック選手が、これほどのサーブが打てるなら、
ロディック選手より20cm近く背が低い我々、平均的な日本人の身長でも、それなりのサーブが打てておかしくないと思いませんか?
さて、世界最速サーブの記録である時速263kmというとんでもないサーブを放つ選手と言えば、サミュエル・グロス選手。
テニスが本当に好きな方を除けば、意外と知られていない選手ですが、現在もその最速記録は破られていません。
以前に書いた、世界最速サーブの記事もぜひご覧ください。
https://mindtennis.net/2018/11/21/racket-25/
ちなみにその世界最速サーブの記録を作ったときのラケットはこちらのラケットのシリーズです。
バボラ ピュアドライブ 2018(Babolat PURE DRIVE)300g BF101334/101335 硬式テニスラケット 価格:15,290円 |
さて、世界最速サーブを生んだその「身体の使い方」というのが今回の記事のキモとなります。
下の動画を見てみましょう。
スローモーションなのでよくわかると思います。
お尻がぐっと下まで下がったところから打つ。
これを完ぺきに真似するのは並みの筋力では無理です。
ただ、高速サーブを打ちたければ、このような下半身のタメは不可欠です。
速いサーブを打ちたいと思って、必死に腕立て伏せをする安直なアマチュアをよく見かけるのですが(笑)
サーブにしろストロークにしろ、スピードアップを図りたければ、まず下半身を徹底的に鍛え上げることです。
そして、この動画のような下半身の使い方を目指してください。
私がかつてある有名なコーチに教わったときに、こんな表現で教わりました。
動画のサムネイル画像にもありますが、コートの中にお尻が先に突き出されるようにして入っていますよね。
それを、「ヒップファースト」と教わりました。
そう、速いサーブを打つための身体の使い方、キーワードは「ヒップファースト」です。
残念ながらこの動画のサミュエル・グロス選手は引退をしてしまいました。
彼自身による最速サーブの記録更新はもうないと思われますが、次世代のプレーヤーがいつかこれを超える高速サーブで我々を魅了してくれる日を待ちましょう。
スポンサーリンク
いかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますが、速いサーブを打つための身体の使い方は「ヒップファースト」です。
ただ、一番大事なのはスピードではないです。
それはサミュエル・グロス選手が世界ランキングのトップではないことからも明らかでしょう。
もちろん、スピードは武器になります。
しかし、スピードだけでは勝てないのです。
私ももし手に入るなら、200キロのサーブより140キロの完ぺきにコントロールできるサーブが欲しいのです。
今回の記事は「身体の使い方」をメインに記事を書いていますので、ついサーブの「スピード」の話をしていますが、「コントロール」よりも大切なものはないということをもう一度強調しておきます。
さて、冒頭のフェデラー選手の話に戻ります。
フェデラー選手がなぜ今もなお活躍できるか。
それはサーブが本当に優れているからでもあると思うのです。
もちろん、フェデラー選手はストロークもボレーも異次元にすごいのですが、そもそもサーブが良くなければ、男子のテニス界のトップにい続けることなどできません。
フェデラー選手の試合を見ていると、ここぞというときにサービスエースを取ったり、サーブで相手の体勢を崩して、そのあとあっさりとポイントを取ったり、サーブを起点にしたイージーポイントが非常に多いのです。
そう、ここで言う「フェデラー選手のサーブが優れている」というのは、「スピード」だけの話ではないのは言うまでもないですね。
スポンサーリンク
強くなりたい。
勝ちたい。
それならやっぱりサーブの力を向上させるのが一番の方法です。
練習法などはぜひこちらの記事をご参照ください。
https://mindtennis.net/2019/02/12/practice-5/
また、サーブをどう打つかという戦略面はぜひこちらの記事をご参照ください。
https://mindtennis.net/2018/12/28/service-3/
よくよく吟味あるべきものなり。
スポンサーリンク