この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はグリップの話です。
グリップには、元グリップ(リプレイスメントグリップ)とオーバーグリップがありますが、今回は元グリップの話です。
元グリップとか、オーバーグリップが何かわからない方は、こちらの記事を一度お読みください。
私はみなさんにグリップテープをきちんと巻いて使うことをおすすめしているのですが、わりと初心者の方だと、グリップテープを巻かずに、ラケットを買ったときのまま使っているという方が多いんですね。
もちろん、それでも悪くはないんですけど、もしグリップテープを巻かずに使うなら、せめてその土台部分の元グリップをどれにするかはこだわりましょう。
今日はそんな話をします。
一応バボラのラケットを使ってお話をしますが、今回お話しすることは、他のメーカーのグリップでも当てはまりますので、ぜひ参考にしてください。
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リプレイスメントグリップ(元グリップ)にも厚さの違いがあるということを、みなさんは意識されたことがありますか?
例えば、このバボラのシンテックプロなんですが、アマゾンで実際に売っているのを見てください。
厚み:1.9mm
ってちゃーんと書いてあるんです。
じゃあ、別のを見てみましょうか。
バボラのスキンフィール
こっちを見てもらえるとわかる通り、1.55mm
ほうほう、なるほどと。
同じ土台のグリップでも、厚みが全然違うわけですね。
よく見ると、原産国も中国と台湾と違った表記がありますけど、まあ、それはいいや(笑)
厚みが1.9mmと1.55mmって実はえらい違いなんですよ。
人間の手のひらの感覚って、本当に敏感で、0.1mmとかの違いでも、わかる人はわかります。
0.2mm違えば、わからない人はいないでしょう。
人間の手はそれくらい繊細なものなのです。
ボーっと生きてるようなやつでもこれくらいはわかるのです(笑)
バボラのシンテックプロと、スキンフィールでは、全然違いますよということですね。
じゃあ、それぞれの商品について見てみましょうか。
この商品はですね、もともと、ピュアドライブとかピュアアエロとか、バボラのラケットの主力機種に、標準装備されているのものです。
なので、ラケットを買ったときには元からついていますから、改めてこれを同時に買うということなどは必要ありません。
ただ、最初にお話ししたように、オーバーグリップ(グリップテープ)を巻かないでラケットを使っている方は、買い替えが定期的に必要になります。
使っていて滑るなという感じがしたら、早めに買って巻き替えましょう。
グリップって、穴が開くくらいボロボロになるまで使うようなもんじゃないです。
そもそも消耗品であるという点をご理解ください。
今現在ピュアドライブやピュアアエロを使っているという方は、このシンテックプロを購入すれば、今まで通り、違和感なく使えるはずです。
もちろん、他のラケットでもすべて対応はしていますのでご心配なく。
バボラ シンテックプロ
あ、そうそう、たまに、このシンテックプロを買って、ピュアドライブに巻いたのに、
「今までと違ってなんか太い気がする」
とか言う人がいます。
それはたぶん、今までのグリップを長く使いすぎて、グリップが潰れたり、削れたりして、細く感じるようになってしまっていたためにそういうことが起こったのだと思います。
新しく巻き替えたグリップも使っているうちになじんで、今までと同じように使えるようになりますので、ご心配なく。
バボラ スキンフィール
さて、冒頭で紹介したように、シンテックプロよりも、ちょっと細いスキンフィール。
この元グリップは、バボラのピュアストライクに標準装備されていたものです。
あ、そうそう、ピュアストライクの最新版は、このラケットですが、
このラケットに標準装備されているのは、スキンフィールではなく、
シンテックチームという別の元グリップです。
ちょっとそこは注意が必要。
このシンテックチームってバボラのホームページでも掲載されていないし、
ショップでも売ってないし、今のところ最新版ピュアストライクに標準装備されているもの以外手に入れる方法がないんですよね。
困った困った。
まあ、しばらくは、このスキンフィールで代用するしかないでしょう。
このスキンフィールの特徴は、先ほどもお話しした通り、シンテックプロよりも、細いわけです。
細いとどんな特徴があるかというと、ボールを打ったときの感触がダイレクトに伝わってきて、気持ちいいのです。
で、コントロールがしやすくなると言われています。
ただ、ボールの衝撃がもろに来るので、肘が痛い方などにはおすすめできません。
スキンフィールをおすすめできるのは、ボールをきちんとスイートスポットでとらえられるレベルの方かな。
あと、このスキンフィールをおすすめしたいのは、
「今使っているラケットのグリップを細くしたい方」です。
グリップを細くしたい方に向けて過去に記事を書いたことがあるのですが、
このグリップを細くする方法は、かなりむつかしく、リスクも伴うので、あまりおすすめはできません。
グリップを太くするのは簡単なんですけどね。
グリップを細くしたい方は、まず今現在使っているラケットの元グリップの厚みを調べてください。
ラケットの品番や、グリップの品番がわかれば特定できるかと思います。
ググれ!(笑)
その上で、今使っているグリップの太さが、シンテックプロのように1.9mmとか、あるいは1.8mmのような、やや厚みのあるタイプであればしめたもの。
そのグリップを剥がして、スキンフィールに巻き替えてみましょう。
あっという間に細いグリップに変わりますよ。
グリップが太いラケットをうっかり間違って買ってしまったという方、
悲しくて夜しか寝れない。
悔しくてごはんが一日三食しかのどを通らない。
と嘆く前にぜひ試してみてください。
バボラ ナチュラルグリップ
さて、最後にナチュラルグリップについても紹介しておきましょう。
過去にこんな記事を書いたのですが、
このナチュラルグリップというのは、レザーグリップのことです。
牛革でできていて、ボールを打ったときの衝撃がしっかりと手に伝わります。
そのため打球情報をしっかりとつかみやすく、ボールコントロールがしやすくなります。
先に紹介したバボラ スキンフィールよりもさらにシビアなコントロールを求める方にうってつけ。
プロの選手も御用達の最高級品です。
これを使うと明らかにテニスが変わりますよ。
バボラ ナチュラルグリップ
いかがでしたでしょうか。
ちょっとしたグリップの厚みの違いでも、プレーの快適さは全く変わってきます。
ぜひ、いろいろ買って試してみてください。
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