この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
それほどメジャーなストリングとは言えないかもしれませんが、シグナムプロのファイアーストームについて、レビューを書いてみたいと思います。
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SIGNUM PRO FIRESTORM
パッケージの写真です。
裏はこんな感じ。
素 材:ポリエステル
構 造:モノフィラメント
カラー:ゴールドメタリック
柔らかな打球感で、ホールド感があり、反発性が高く、テンション維持性にも優れているバランスのいいストリング。
今回はテスト用に、バボラのピュアドライブにファイアーストーム130を55ポンドで張って使ってみました。
シグナムプロ ファイヤーストーム
単張りでも相当安い価格で手に入りますし、
シグナムプロって、ロールも安いんで助かります。
レビューを見ていただいて、これだと思った方は、ぜひ一度試してみてください。
では、ファイアーストーム130ゲージを実際に打ってみた感想です。
とにかく柔らかくて、スイートスポットが広く感じました。
ボールスピードなんかはRPMブラスト130なんかを張った時のが良かった気がしますが、打ったときの感触は断然ファイヤーストームの方が柔らかいです。
ただ、柔らかいというのは、やっぱりロスなわけですよ。ボールスピードが若干犠牲になるのはやむを得ないかなと。
ボールをそっと包み込むようにそっと受け止めてから弾き出す感じなので、一瞬ためるような間がある感じなのも特徴的です。ボレーなんかでスパーンとボールを飛ばしたい人には少し物足りないかもしれません。
その反面、ストロークのときにはじっくりとためてからボールを打てるので、ボールを狙ったところにコントロールしやすいという感覚がありました。
他のメーカーだと、ルキシロンのオリジナルも似た感じですね。
ルキシロンのオリジナルなんかは、張ると、ラケットフェイス全体が均質化されたかのように、スイートスポットが広くなります。
悪くいうと柔らかすぎてぼやけてしまうわけですが、いつもボールを真ん中でとらえられるわけではないので、助けてくれるのは非常にありがたい。
シグナムプロのファイヤーストームはそんなルキシロンのオリジナルの打感を、この価格で再現している稀有なストリングといえるかもしれませんね。
ちなみにカラーはグレーのように見えますが、うっすらと赤みがかった「銅」っぽいいろです。
エレメントとか、最近話題のRPMパワーほどハッキリとした銅、茶色といった感じではないのですが、うっすら赤みがかった感じがするカラーは独特のものだと思います。
遠くから見るとアルパワーのようにも見えますね。
耐久性に関しては、耐摩耗性能はやや低いかもしれません。
柔らかいのですぐにすり減る感じはあります。
ブラストなんかと比べると明らかに減りは早いです。
ミカエル・ユーズニー(「ヨーズニー」「ユージニー」とも)選手が共同開発したというのが、売り文句だったのですが、そのユーズニー選手自体がもう懐かしいなという感じですね。今の若い子たちは知らないかな。
バックハンドが両手打ちなのですが、途中から左手を離して片手打ちバックハンドになるような、変則のバックハンドを持つ選手だったと記憶しています。
そのユーズニー選手が愛用していたストリングがこのファイアーストーム。
最近の選手では、イタリアのマッテオ・べレッティー二選手が愛用しています。
ベレッティーニ選手は、独特のフォアハンドのフォームだと思うのですが、そこから繰り出されるボールは強烈。
あの強烈なボールを生み出していたのは、このファイヤーストームだったんですね。
さて、では、各項目について採点です。
パワー:85点
コントロール:83点
打感:78点
快適さ:80点
スピン性能:73点
テンション維持性能:82点
コストパフォーマンス:85点
総合評価:81点
突出して優れた部分がある尖った性能のストリングではないですが、全体にまんべんなく性能が高いです。シグナムプロのストリングって、わりとこんな感じでバランスが取れているものが多いですね。テンション維持性能と、コストパフォーマンスなんかは際立って優れていますし、おすすめ度のかなり高いストリングと言えます。
いかがでしたでしょうか。
シグナムプロ ファイヤーストーム
意外と使っている方は少ないかもしれませんが、その性能の高さは保証します。
シグナムプロのポリエステルって、あんまり外れだなと思うのはないです。
気に入った方は、ロールでぜひどうぞ。
ロールタイプはこちら。
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