SIGNUMPRO HYPERION シグナムプロ ハイペリオン レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、テニスの練習法、
最新のテニスグッズなどを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)の話です。
シグナムプロのストリング、
ハイペリオンをみなさんはご存知でしょうか。
もう発売からは、かなり経ってしまったので、過去のストリングと思われている方かもしれませんが、その基本的なスペックは、非常に高いものがあります。
さすがどのストリングをとっても、安定の品質のシグナムプロと言った印象でしたので、レビューを書いてみたいと思います。
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SIGNUMPRO HYPERION
シグナムプロが発売する、スタンダードなブラックカラーのストリングです。
同じようなブラックカラーのトルネードがスピンガットだったのに対して、
こちらのハイペリオンは、まさにフラットドライブを打つために作られたようなストリングです。
スピンのかかり具合はそれほど良くはありませんが、打ったときに、ボールをぐっと一瞬つかんだ後に一気に弾き飛ばすような感覚はまさにフラットドライブで勝負するプレーヤー向きです。
ボレーが得意なプレーヤーにもおすすめですね。
ホールド感は一応あるんですけども、一瞬ボールが当たったスイートスポット部分が軽くたわむ程度といった感じなので、最近流行りの特に柔らかい打感のポリを求めるプレーヤーには向いていないかもしれません。
まずは単張りで試してみてください。
ボールスピードは一気に上がる感じがすると思いますから、例えば同じブラックのカラーの、バボラのRPMブラストなんかと似ているかもしれません。RPMブラストも使うだけでボールスピードが一気に上がりますからね。
ただ、ブラストの場合は、スピンのかかりも良く、ボールスピードが出る中でもホールド感があるストリングなので、少し柔らかさを感じるタイプのストリングかもしれませんね。
ハイペリオンの場合は少し打感が硬いですし、テンション維持性能も最近の4Gやレーザーコードのようにはいかないので、どんどん張り替えて使うことをおすすめします。
このストリングを使うようなプレーヤーはロールで持っているのが正解です。
ハードヒッターなら、2週間くらいでバシバシ切れるでしょう?
ロールはこちら。
頻繁に張り替えて、ストリングが緩む前に張り替えるくらいの感覚であれば、現在でも非常に優秀なストリングの一つだと思います。
ロールが安いんで、単張りをその都度買うよりもずっとお得ですよ。
ルキシロンのロールが基本的に2万円台ということを考えると、相当安いと思います。
シグナムプロって、コスパは非常に高いんですよね。
シグナムプロ ハイペリオン
デザインが黒なので、どんなラケットに張っても違和感がないのがいいですね。
同じシグナムプロから出されたストリングでも、最近はエクスペリエンスとかが非常にいいんですが、なんせ色がね、、、(笑)
やっぱり黒のストリングっていいですよ。見た目的にはね。
で、あと、問題は打ったときの感覚です。
実際に私はバボラのピュアドライブに1.24ゲージのハイペリオンを53ポンドで張って使ってみましたが、
ピュアドライブがただでさえ飛ぶラケットなので、このストリングの飛びの良さに驚きましたね。
少し飛びすぎるという方は130ゲージのような少し太めのものを張っておくくらいでちょうどいいかもしれません。
ゲージは
1.18
1.24
1.30
の三種類。
中厚ラケットではなく、少しフレーム厚の薄いラケットに張るなら1.24がおすすめです。
シグナムプロ ハイペリオン
耐久性:65点
パワー:75点
コントロール:78点
打感:80点
快適さ:75点
スピン性能:73点
テンション維持性能:72点
コストパフォーマンス:82点
総合評価:75点
ボールスピードが申し分なく上がるという点で、パワーの項目の評価はもちろん合格点。
打感が硬いのは好みが分かれるところかもしれません。
スピン性能に関しては、そこまで高くないかもしれませんが、ボールをしっかりつぶして打てる方であれば、問題ないでしょう。
とくに、このハイペリオンを使うのにふさわしいハードヒッターであれば、スピンをかけるのも苦ではないはずです。
惜しむらくはテンション維持性能。
同じシグナムプロからは、テンション維持性能が化け物クラスのポリプラズマが発売されていますから、それと比べると、ちょっと物足りないかもしれません。
まあ、そこは頻繁に張り替えることで、ぜひカバーしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
シグナムプロ ハイペリオン
ロールはこちら。
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