この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
というか、業界ニュースみたいなもんなんですけど、ダンロップが日本国内におけるバボラ商品の独占販売契約を終了しました。
正確に言うと、
住友ゴム工業株式会社と、株式会社ダンロップスポーツマーケティングは、BABOLAT VS S.A(以下バボラ社)との日本国内におけるバボラ商品の独占販売契約を2020年6月30日をもって終了することになったとのことです。
え?
何それ?
もう日本でバボラのラケットって買えなくなっちゃうの?
今回はそんなお話をしようかと思います。
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まず、冒頭の疑問にお答えしておくと、バボラのラケットが今後日本国内で買えなくなるということはありません。
そこは安心してください。
ピュアドライブにピュアアエロ
こんなにも人気のラケットが、日本で一切売られなくなることなど、まあ、普通に考えたらあり得ないですね。
ダンロップが扱わなくなったとしても、どこかが扱いたいと名乗りを上げるはずなんですが、今回は、バボラ社が設立するBABOLAT VS JAPAN株式会社(バボラ ジャパン)が扱うことになるというだけの話です。
したがって、バボラ商品の今後も大きく変わることはないかと思われます。
これが、「今後バボラの商品は、かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト株式会社が取り扱います」などと言われると何が起こるかわかんないんですが、そんなわけないので(笑)
で、日本国内におけるバボラ商品販売の歴史を振り返って見ると、1992年からストリングの販売が始まっています。
まだまだ当時ゴーセンとかしかストリングを見たことがなかった人々にとって、なんだかおしゃれなパッケージに見えたバボラ商品。
当初はポリエステルのストリングが現在のように主流でなく、ナイロンストリングがメインでした。
バボラのパワジーとか懐かしいですね。
ていうか、これまだカタログ載ってるんだ!?
そして、1999年からラケットの販売をしてきたのもダンロップでした。
当時、バボラのラケットというのは、非常に珍しく、何このラケット?
という感じだったのっですが、あれよあれよという間にテニスラケット市場を席捲。
一気にテニスラケットのシェアを広げることに成功しました。
ダンロップとしては、複雑な思いがしたかもしれません。
ダンロップはダンロップで独自のいいラケットを作っていましたし、バボラ商品を扱うことで自社製品のシェアが圧迫されることについては、どのように考えていたのでしょうか。
今後は、「ダンロップブランドのテニスラケットの販売拡大に注力し、将来的には独自の技術力によるストリングスやストリングマシーン、その他ラケットスポーツでの新たなアイテムの展開等により事業の拡大を目指します。」という宣言通り、ダンロップ独自の製品に力を入れるということですが、早速そんな動きが具体化していますね、
この最新ラケットに注目です。
ダンロップ 「FX」シリーズ
ダンロップ DUNLOP テニス硬式テニスラケット DUNLOP FX 500 ダンロップ FX 500 DS22006
こりゃ、ダンロップは本気ですね。
ダンロップはこれまでCXシリーズや、SXシリーズと言う人気機種を取り揃えていたんですが、さらにラインナップを充実させてきています。
「FX」シリーズについては、また記事を今後追加していきます。
「CX」シリーズと、「SX」シリーズについてはこちらの記事をご覧ください。
いや、ダンロップって、ほんとにいいラケット作ってるんですよね。
もっとシェアが伸びなきゃおかしいって。
さて、今年は、ダンロップがバボラの取り扱いをやめるという話だけでなく、
ブリヂストンがテクニファイバーの取り扱いをやめるなど、いろいろ変化がある年になりました。
今後のラケットメーカーの勢力図も変わってきそうです。
過去に7大テニスラケットメーカーという記事を書いたのですが、
ダンロップや、テクニファイバーは、まだまだラケットのシェアで言えばそこまで高くはありません。
しかし、今後はどのようにシェアを拡大していくのか。
カッパ・クリエイトの経営手腕に注目です。
じゃ、なかった、ダンロップとテクニファイバーの行方にとくに注目すべきだと個人的には思っています。
いかがでしたでしょうか。
ダンロップが取り扱いをやめてしまったバボラ商品ですが、バボラ商品は今後バボラジャパンの元で、今までの人気とシェアを維持できるか注目が集まります。
ダンロップもですが、今後もバボラの動きは要チェックです。
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