この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
全米オープン2020の決勝を戦ったドミニク・ティエム選手とアレクサンダー・ズベレフ選手。
The future looks bright. pic.twitter.com/QEWDO345w8
— US Open Tennis (@usopen) September 14, 2020
BIG4と呼ばれる選手が不在の決勝は寂しいという声もありましたが、世代交代を印象づける新鮮な感じがしたのは私だけではないはずです。
一部テニス評論家と呼ばれるような人からは、「史上最低の決勝戦」という声も聞かれましたが、フルセットにもつれるしびれる試合展開は非常に見応えがあったと思います。
たしかに両者ともミスは多かったですし、ダブルフォルトを恐れるあまり置きに行くようなセカンドサーブを打つズベレフ選手を見ると、やっぱりグランドスラムの頂点を取るのって大変なんだなという風に思いましたし、百戦錬磨のトッププロでもそうなってしまうのかという驚きもありました。
ジョコビッチ選手や、フェデラー選手たちが魅せる超人的な試合も素敵なのですが、
ティエム選手とズべレフ選手の決勝戦は、ある意味人間味のあるドラマが垣間見れて本当に良かったと思います。
あれを見ると、われわれアマチュアがビビってラケットが振れなくなるのも、いた仕方ないですよね。
あのトッププロでも極度のプレッシャーに打ち勝つのは容易ではないのですから。
あれを見て「史上最低の決勝戦」とか、じゃあ、お前がやってみろよって話ですよ。
さて、それはさておき、おすすめテニスラケット講座ですがから、ラケットの話を少し。
全米オープン決勝を争った2人のラケットの話をしましょう。
ティエム選手や、ズベレフ選手の使用するモデルについては、過去にも記事を書いていますので、こちらを参考にしてください。
ドミニク・ティエム選手のラケットはこちら。
アレクサンダー・ズべレフ選手のラケットはこちら。
で、今回決勝を争った2人のラケットにはある共通点があります。
それは何か。
ティーム選手も、ズべレフ選手も18×20のストリングパターンを使用しているということです。
ストリングパターンについてはこちらの記事をご覧ください。
アンディ・ロディック選手や、ラファエル・ナダル選手の出現以降、バボラのピュアドライブやピュアアエロに見られるような、ストリングパターン16×19の厚ラケで、爆発的なパワーのボールを打つのが主流になっていくかと私は思っていたのですが、、、
トッププロにはまだまだ18×20のストリングのラケットが根強い人気なのです。
ボールがあまり飛ばない反面、究極のコントロール性能がウリの18×20のラケットは、フィジカルを極限まで鍛え上げたトッププロにとっては、最高の武器になります。
今回の全米オープンテニス2020の決勝戦は、そんな鍛え上げたフィジカルと、最強のコントロールを持つラケットの同士のぶつかり合いでした。
ハードコートなのに、ベースラインの遥か後ろまで下がって、クレーコートのようにボールを強打するティエム選手。
テレビで見ていると、ティエム選手が画面の下の端に消えて、誰もいないところからボールが飛んでくる(笑)
もう、これ、テレビ的にはアウトでしょ(笑)という軽い放送事故並みのプレーをしたティエム選手が見事フルセットの末に勝利。
そんな究極のプレーをしたティエム選手とズべレフ選手のラケットについて書いてみます。
ドミニク・ティエム選手のラケットはこちら。
過去にも記事を書いていますがバボラのピュアストライク 18×20のストリングパターンのモデルですね。
実際に使用するラケットは市販のモデルよりも、ちょっとだけ重たいようです。
私も実際に打ってみたことがあるのですが、ボールの初速が落ちる感覚があったものの、とにかく、ボールが自分の思った場所にしっかりとコントロールできます。
しっかりとトレーニングをした体であれば、このラケットは最高の武器になること間違いなしです。
アレクサンダー・ズべレフ選手のラケットはこちら。
ヘッドのグラビティプロですね。
実際に使用するラケットは相当重たいです。
一般人にはまねできない重さですね。
で、実際に使用するラケットは、グラビティプロよりもスピードプロに近い感覚ではないかなと思っています。
見た目から入りたい方はグラビティプロをおすすめしますが、実際に使用するラケットはスピードプロっぽい感じかなぁと思っています。
また、ズべレフ選手のような華麗なバックハンドを身につけたい方は、こちらの記事をご覧ください。
やっぱり基本が大切ということを改めて感じていただけるかと思います。
いかがでしたでしょうか。
18×20のストリングパターンのラケットは非常にハードですが、ちゃんと鍛えている人にとって最高の武器になります。
ぜひ、我こそは!という方、これらのラケットに挑戦してみてください。
ドミニク・ティエム選手のラケット
アレクサンダー・ズべレフ選手のラケット
実際はスピードプロのが近いかも。
この記事を読んで、
いいね!と思ってくださった方、
なるほど!と思ってくださった方、
ぜひ下のシェアボタンから
SNSでシェア
してくださいますようお願いいたします。