この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回は世界のトッププロの試合のお話です。
全仏オープンテニス2020が開幕しました。
コロナウイルスの影響で、毎年5月の終わりごろから始まる大会が、今回は9月の終わりに延期。
そもそも開催されるかさえあやしい状況の中、なんとか開催されました。
一部の選手には、コロナウィルスの疑いがあり、強制的に棄権させられるなど、様々なトラブルもありましたが、なんとか大会自体は開催にこぎつけたようです。
多くの選手が、異例づくめの今年のスケジュールに、調整を難航させる中、日本人男子選手が初戦から活躍を見せてくれています。
今回は、日本人男子選手の、錦織圭選手、杉田祐一選手、西岡良仁選手の活躍について書いてみたいと思います。
錦織圭選手、またまたやってくれましたね。
全米オープンはコロナウィルスの問題で不出場。
グランドスラム復帰初戦となった全仏オープンでしたが、見事フルセットでの勝利。
本当に勝負強いと感じました。
錦織圭選手のラケットについてはこちら。
ケガの影響も気になっていたのですが、
それ以上に心配だったのが、コロナウィルスの影響の問題でした。
心肺機能に影響が残っていては、到底5セットなど戦えないだろうと思っていたのですが、5セットを見事乗り切り、難敵ダニエル・エバンズ選手から勝利をあげました。
いや、本当に強い。
体力どうこうよりも、メンタルが本当にすごい。
錦織圭選手の見事な試合に感動した方も多いのではないかと思います。
対戦相手のダニエル・エバンズ選手のラケットについても記事を書いていますのでこちらもご覧ください。
素晴らしい試合をした両者に心から拍手です。
杉田祐一選手は、管理人が特に大好きなプレーヤーなのですが、今回は厳しかった。
ちなみにこちらは、杉田祐一選手が使っているラケットについて詳しく書いた記事です。
基本的にはバボラのピュアドライブですが、相当重たくして使っているという話です。
カラーは、最近こちらの日本限定カラーを使っていますね。
ピュアドライブには、最新版が出ますから、こちらを使っているかなと思ったのですが、
杉田祐一選手って、あんまり積極的に新しいカラーのモデルにしないんですよね。
過去にもピュアドライブ2015から2018版のカラーへチェンジするのは比較的遅く、バボラの契約選手が次々と2018版のカラーのものに変更していく中、かたくなに2015版のカラーのものを使っていました。
まあ、中身自体は2012版と噂されていて、ずっと変わっていないという風にも言われているんですけどね。
さて、それは置いといて、今回杉田祐一選手は、ノルウェー期待の選手であるキャスパー・ルード選手に一方的にやられてしまう展開になりました。
キャスパー・ルード選手については、まだまだ日本ではあまり知られていないプレーヤーかもしれませんが、実はヨネックスのホームページに契約選手の一人として名前が出ていたり、知る人ぞ知る期待の星なのです。
決して無名の選手などではなく、強敵であることは間違いなかったのですが、杉田祐一選手には大きな期待をしていたので、個人的にはちょっと残念でした。
ハードコートでは、金星をあげることも多々ある杉田祐一選手なのですが、クレーではその持ち味を出せなかったのか、とても残念な結果となりました。
パッと見た感じでは、杉田祐一選手、別にコロナウィルスの影響でトレーニングができていないとか、そんな印象ではなかったんですけどね。
またハードコートでの試合に期待することにします。
そして、最後に西岡良仁選手。
西岡良仁選手と言えば、VCORE
ただ、最近西岡良仁選手が使っているのは、この限定カラー版。
このデザインには賛否あるようですがそこはスルーします(笑)
西岡良仁選手の勝利は、ハッキリ言って、錦織圭選手の勝利よりも驚きましたね。
なんせ、次世代のスーパースター候補の一人であるフェリックス・オジェ・アリアシム選手を破ったのですから。
アリアシム選手について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
170㎝そこそこの西岡良仁選手と、体格に恵まれ190㎝以上あるアリアシム選手との体格差は20㎝以上。
もうその時点で、相当なハンデです。
しかも、アリアシム選手は、体が大きいだけでなく、体全体をうまく使う非常に美しいフォームの選手。
わりと大柄な選手って、クセのある変なフォームだったりするんですけど、アリアシム選手って、体の使い方が本当にめちゃくちゃうまいんですよね。
流れるような美しいフォーム。
デカい選手が、そんな体の使い方してきたら勝てるわけないじゃん。
そんな無理ゲーとも言われる状況を、西岡良仁選手は、様々な球種やテンポを使い分けて、柔軟に撃破。
本当にすごいプレーでした。
これぞ西岡良仁選手の本領発揮という素晴らしい試合だったと思います。
いかがでしたでしょうか。
全仏オープンテニス2020は、まだまだ始まったばかり。
これからの試合にも期待が膨らみます。
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