テニスに筋トレは必要か
今回はテニスで必要な筋トレについて書いてみようと思います。
というか、「テニスって、そもそも筋トレなんかする必要があるのか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
かなり年配の方の中には、「テニスは軟弱者がやるスポーツ」なんて平気で言っていた世代の方もいらっしゃると思いますが、それはもう論外の古い考え方。
現代のパワーテニスを見てください。
テニスも競技として行えば、当然トレーニングが必要です。
現代のスポーツで、およそ「トレーニング」と無縁なものなどないのです。
でも、テニスの場合、一般にイメージする「筋トレ」がそのまま競技に必要かと言われると難しいところなんですね。
一般にイメージされる「筋トレ」って、みなさんおそらく、スポーツジムでやるトレーニングマシーンであったり、バーベル、ダンベルを用いたトレーニングのことを想像されるのではないでしょうか。あるいはご自宅でする、腕立て伏せや、腹筋、スクワットなどを想像されてますかね。
ところがですよ、テニスって、たとえば、重たいバーベルを持って、ゆっくりと持ち上げるような動作を競技の中で行うことがないわけです。
そう、そもそも重たいものを持ったりしない。
で、「筋トレ」って本当に役に立つのかということが議論されているんです。
実はこれって、テニスの世界だけじゃないんですよ。
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野球でもそうなんです。
イチロー対ダルビッシュの筋トレ論争というのがあるのをご存知ですか?
これはですね、みなさんご存知イチロー選手は、重たいものを持ち上げるような筋トレをしません。あのしなやかな体つきを見れば、ボディービルダーのような体型ではないことは一目瞭然ですね。
反対に、ダルビッシュ選手、彼は身長があまりに高くて細く見えますが、実は筋トレモンスターと言ってもいいぐらい、全身鍛え上げてムキムキなんですよ。で、そのパワーを使ってあの剛速球を投げる。
イチロー選手は言うわけです。筋トレなんかしたら、本来自分の身体が持っているバランスを崩す。だから体の一部分を狙って肥大させるような筋トレをしてはいけないと。
ダルビッシュ選手は言うわけです。体格に劣る日本人でも筋肉を鍛え上げていくことで、世界で対抗できる体になると。
この論争に終止符を打てるような明確な答えを出せる人なんていないでしょうね。
なんせ、世界トップレベルのアスリートでもこうして真反対に意見が分かれているものなんです。
もちろん私ごときにこの問題の答えはわかるはずもありません。
ただ、現時点において、これだけは正しいと言えることはいくつかあります。
それについて、これから何回かに分けて書いてみたいと思います。
ではまた。
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