テニスのガット(ストリング)パッケージ品とノンパッケージ品について
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はストリングの話です。
過去にこんな記事を書いていたのですが、、、
みなさんは、ガットを購入されるときに、どんなものを選んでいますか?
頻繁に張替えをするという方であれば、なるべくコストを抑えられるようなものを選びたいですよね。
コストを抑えるためにロールを買うという方も多いと思います。
ただ、ロールって、買って失敗すると痛いですし、なかなか購入には勇気がいりますよね。
まずは単張りを試してからだと思いますが、その時のコストもなるべく抑えたいです。
今回はそんなお話をしてみようと思います。
こちらの写真をご覧ください。
このストリングは、シグナムプロのファイヤーストームです。
通常、ストリングというのは、このようなパッケージに入っているのが普通です。
バボラのストリングの場合は、このようなプラスチックのパッケージですね。
写真はちょっと古いストリングですが、リベンジです。
その他のメーカーだと、例えば、
テクニファイバー
ルキシロン
ヨネックス
これらのメーカーのものは、紙のパッケージに入っています。
でも、よくよく考えると、このパッケージって要らないんですよね。
どうせストリングを購入したらすぐに張るわけですし、パッケージだけを大事に記念に取っておくという方は少ないと思いますから、パッケージなんかなくてもいいわけです。
そんな方は、こんな感じのノンパッケージ品を購入すればいいのです。
さきほど紹介したシグナムプロのファイヤーストームも、ノンパッケージ品を購入すると、このような状態の商品が、紙の封筒に入れられて送られてきます。
同じ商品でも、パッケージ品よりも、ノンパッケージ品の方が断然安いので、パッケージにこだわりがない方であれば、ノンパッケージ品で良いでしょう。
例えば、超人気ストリングのルキシロンアルパワーラフであれば、パッケージ品とノンパッケージ品でこれだけ価格が違います。
パッケージ品
ノンパッケージ品
商品によっては、もっと価格差があったりもするので、一度ご自分の好きなストリングにノンパッケージ品がないかを探してみられると良いですよ。
なぜ、ノンパッケージ品は安いのかというと、
ノンパッケージ品というのは、大抵、このような大きな業務用ロールから切り分けたものが多いからなんです。
大量に仕入れた業者が、少しずつ小出しにしていって利益を出す。
そういう仕組みになっています。
なので、冒頭に載せた記事でも書いているのですが、ノンパッケージ品には「カット品」などと表記されていたりするのです。
「カット品」の「カット」はロールから「カット」して切り分けましたよということです。
この点、自分でロールのストリングを購入してしまえば、安くはなるんですが、ロールを買ってみたけれど、実際に打ってみたら、何か違うなと感じたとか、何回かロールのストリングを使っているうちに、もっといいストリングが見つかったとか、他のストリングを試してみたくなったとか、飽きてきたなどの問題が発生してしまうことも多々あります。
そういったリスクを考えると、いきなりロールを買うのは得策ではなく、まずは単張りから試していくのが正解です。
ただ、その時に、パッケージ品でなくても、ノンパッケージ品(カット品)であれば、安くて済みますよというお話です。
さて、ノンパッケージ品の購入の際に気を付けるべき点ですが、何よりもまず信頼できるところから買いましょう。
怪しい業者から買うと、よく似たニセモノを送られてしまうかもしれません。
パッケージ品であっても、ニセモノは一定数存在するとは思いますが、ノンパッケージのカット品だと、ある程度テニスの道具に詳しい方でもパッと見ただけではわからないかもしれません。
私もかつて一度だけ経験したのですが、ルキシロンのアルパワーをネットで注文した際に、送られてきたのは、明らかにアルパワーとは違う硬ーいストリングでした。
色だけはアルパワーに似せてシルバーでできているんですが、打球感はパサパサで、明らかに粗悪な偽物とわかるものでしたね。
みなさんには、そんな失敗をして欲しくないので、ストリングの購入の際には、信頼できるショップを選びましょう。
ネットで買われる際は、ショップのレビューとかを気にした方がいいですよ。
またノンパッケージ品の購入の際には、保存状態にも要注意です。
要注意と言っても、素人が購入前にその商品の保存状態の良し悪しを知ることはできないでしょうから、これについても、やはり信頼できるお店を選んで購入するしかないでしょう。
ロールからのカット品であれば、よく商品が売れているお店であれば、次々ロールを消費して、商品が古くならないはずです。
反対に、あまりものが売れていないお店の場合、古びたロールがずっと放置されてあって、そこから切り出されたカット品、、、
これでは、商品が新鮮な状態とは言えませんね。
また、古い商品でなくても、素人が直射日光の当たる場所で保管していたストリングとか、どうしようもない保存状態のものに出くわさないように気を付けてください。
いかがでしたでしょうか。
パッケージ品とノンパッケージ品、うまく利用して張替えをする際のコストを抑えられるといいですね。
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