この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
この講座のメイン記事、おすすめ最強テニスラケットランキング10選。
こちらの記事を書いてから、もうすでにかなり時間が経ったので、最新版に更新したいと思います。
そして、今回からは、一般プレーヤー向けのランキングと、やや上級者・競技者向けのランキングとを分けて発表してみたいと思います。
そんなわけで、上級者にオススメのテニスラケットランキングベスト10を発表しますが、
上級者と言っても、セミプロのようなスーパープレーヤーは別です。
そういう人はブレード18×20使えばいいんです。
これ一択(笑)
だって、男子のトッププロ選手って、こればっかりじゃん。
というわけで、この記事における「上級者」は、テニススクールで中級レベル以上、アマチュアトーナメントでオープンクラス出場レベルぐらいの方を念頭に置いています。
では、早速、おすすめ最強テニスラケットランキング 10選 上級者編
紹介していきます。
これを読んでいただければ、今絶対に買うべきテニスラケットが一目瞭然の、完全保存版ラケットガイドです。
ダンロップ FX500 ツアー
まず紹介するのは、こちらのDUNLOP FX500 TOUR
以前こちらの記事でも紹介したのですが、非常に扱いやすいスペックなのです。
詳しいスペックやレビューなどについては、上記リンクの記事をご覧ください。
ダンロップのラケットの中では、FX500も秀逸なのですが、上級者に人気なのはSX300かもしれません。
両者の比較はこちらの記事で詳しく書いていますので、こちらをご覧ください。
FX500も悪くないのですが、ちょっとボールが飛びすぎという意見もチラホラ聞かれます。
その点、FX500 TOURは、パワーとコントロールのバランスが絶妙に競技者好みに整えられた一本。
それでいて、アマチュアのエンジョイプレーヤーレベルでも楽しく使える一本だと思います。
黒に青のアクセントカラーというシンプルでさわやかな見た目も◎
テクニファイバー T-FIGHT 305 XTC
ダニル・メドベージェフ選手のモデルとしても有名ですね。
ダニル・メドヴェージェフ選手は、今現在の若手トッププロの中で、将来のチャンピオンとなることが期待される最有力候補の一人と言ってもいいプレーヤーです。
そんなメドベージェフ選手が使用しているのは、このテクニファイバーのラケットなのです。
メドベージェフ選手の2020年の活躍には目覚ましいものがありました。
とくに最近のATPツアー・ファイナルでの優勝は見事でした。
テクニファイバーというメーカーは、まだまだラケット市場の中では少数派ですが、
メドベージェフ選手の活躍で、今後必ずブレークするラケットメーカーだと思っています。
実際、ラケットの細部を見ても、ストリングメーカーらしい工夫が随所に見られて、非常に高い完成度を持つラケットに仕上がっています。
このテクニファイバーのすごさ。
わかる人にはわかる。
そして、それがわかるのが「上級者」だと思います。
あと、このテクニファイバーを持っているメリットですが、やはり他の人とラケットがかぶらないのはいいですよ。
持っている人、まだまだ少ないですからね。
デザインもフランスらしい洗練されたデザインなので、持っていると羨望のまなざしで見られること間違いなしです。
ウィルソン プロスタッフ
ブレードもいいんですが、プロスタッフの安心感は半端ないですね。
三種の神器と呼ばれたころからずっと受け継がれている伝統のDNA。
間違いなく信頼できる一本です。
ラケットの性能という点では、面安定性が抜群にいい。
フレームのサイドにボコっと飛び出た部分があるんですが、あれがウィルソンの伝統の形。
これがあると、わざわざサイドに鉛のテープを貼ったりしなくても、本当によく面が安定するんですよね。
それでもさらに面の安定のために鉛のテープを貼ってる選手はいっぱいいますけどね。
そして、プロスタッフと言えば、
フェデラー選手が使用する魔法の杖としても有名ですね。
フェデラー選手の使用する重たいものは、いくら上級者でも、アマチュアプレーヤーにオススメできるものではありません。
340gもありますからね。
どんなラケットか、興味本位で覗いてみたい方は、下のリンクからどうぞ。
315gのタイプの方が、重さ・バランスともに優れていて使いやすいです。
今回のプロスタッフは、真っ黒なカラーの中に、ちょっとだけ赤と黄色の印がわずかに入っているんですけど、これって、プロスタッフの伝統のカラーですよね。
ウィルソン、粋なことをするなー。
長年のプロスタッフファンは涙するんじゃないかな。
大げさかな。
いや、大げさじゃない。
少なくも、私は、こんなことをするウィルソンって、本当に「粋」でかっこいいぞと思いましたね。
真っ黒なカラーのシンプルなデザインを邪魔しない範囲での遊び心。
これよりもかっこいいデザインはないんじゃないかと思っています。
バボラ ピュアストライク 16×19
こちらもウィルソンのブレードと同じく16×19と18×20の2種類のストリングパターンがあるラケットです。
ストリングパターンの違いでどのような効果があるかはこちらをご覧ください。
18×20のパターンがドミニク・ティエム選手の使用するモデルなので、こちらの方が注目を浴びているかもしれませんが、実際に使いやすいのは16×19の方ではないかと思います。
ただ、18×20のタイプであっても、今回のピュアストライクは非常に使い勝手が良いので、真の上級者であれば、こちらもアリですね。
ただ、意外と上級者でも使いやすいのは、ピュアストライク100だったりするかも。
ピュアストライクのどのモデルを買うか迷っている方には、一度読んで欲しい記事です。
今回のピュアストライクはデザイン性も〇
インパクトのあるロゴが、とても強そうに見えていいです。
最近のラケットは、単色の地味なカラーのものも多いのですが、派手なラケットがいいんだという方は、このピュアストライクだと目立てるかもしれません。
あと、上級者にとっては、ピュアドライブやピュアアエロを使っているプレーヤーと差別化を図れる点でもいいかもしれませんね。
ピュアドライブやピュアアエロは、エンジョイプレーヤーレベルにも浸透していて、誰でも扱えます。
だからあんなにも持っている人がたくさんいるわけです。
ピュアストライクはちょっとハードなモデルになるので、競技レベルの低いプレーヤーとラケットがかぶることがあまりありません。
そういう意味で、持っていることに優越感を感じることができるモデルかもしれません。
そんなわけでおすすめ。
プリンス ツアー 100 (310g)
白のラケットってかっこいいんですよね。
かつてのパトリック・ラフター選手のモデルを彷彿とさせるラケットです。
ラケットがイケメンって大事です。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
(画像はラケットハウスキングさん提供)
前にこちらの記事でも書きましたが、白のラケットは、男女問わず人気が出ます。
先に紹介したバボラのピュアストライクも白ベースでしたが、こちらのラケットは、ほぼ白一色の落ち着いたデザイン。
フレームの内側が黒なんで、キュッと引き締まった感じにも見えます。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
(画像はラケットハウスキングさん提供)
かっこいいっすよ、このラケット。
で、このラケット、フレームに穴の開いたO3タイプもあるんですが、
上級者の好みの打感は、O3ではない、通常タイプかな。
O3はよく言えば柔らかく、スイートスポットも広い感じなんですが、悪く言えば、打感がぼやける感じです。
最終的には好みの問題だったり、プレースタイルの問題だと思うので、上級者なら自分で決めましょう(笑)
重さも290gと310gがあるんですが、上級者には310gの良さが絶対にわかる。
同じデザインで、重さの違うモデルと、O3タイプとがあるので、買うときは間違えないようにね。
ウィルソン ブレード16×19
プロプレーヤー御用達の上級者モデル。
プロ選手の使用率ナンバーワンというBLADEシリーズ。
ユーザーに媚びない薄いフレームは、最初はとっつきにくいかもしれません。
しかし、上級者のハードなプレーを満足させるスペックはBLADEシリーズならでは。
18×20を扱うのは相当難しいですが、16×19は非常にバランスが取れたいいラケットだと思います。
しなって、食いついて、伸びのあるボールを飛ばすタイプのラケットなので、最近の中厚ラケットにはない打感が楽しめます。
バボラ ピュアアエロVS
ピュアアエロでもいいんですが、みんな持ってるでしょ( 笑 )
ピュアアエロは、間違いなく、上級者御用達のモデルですけど、もうその素晴らしさはこちらで語ったんで、こちらの記事をご覧ください。
あとね、今この時期にピュアアエロを買ってしまうと、2021年の夏あたりで最新版ピュアアエロが出ると予想されているので、今買うのはちょっとね。
その点、ピュアアエロVSの場合、まだまだ出たばかりのラケットですからね。
しかも、限定モデルとなると、これは買わずにはいられないでしょう(笑)
黒ベースのデザインもいいです。
(画像はラケットハウスキングさん提供)
(画像はラケットハウスキングさん提供)
(画像はラケットハウスキングさん提供)
(画像はラケットハウスキングさん提供)
ラケットバッグもピュアアエロVS用がかっこいいんです。
このバッグは、普通のピュアアエロユーザーにもおすすめ。
いや、ピュアアエロVSがおすすめなのは何もデザインだけの話ではありません。
98インチのラケットに程よくしなるシャフト。
16×20のストリングパターンでしっかりとボールを叩き潰せる設定です。
全日本選手権チャンピオンの高橋悠介選手もこのラケットを使い始めましたね。
ハードヒッタータイプの上級者はきっと満足できる一本だと思います。
ヘッド ラジカル MP
あえてラジカルプロではなく、MPをオススメするのは、こちらの方が抜群に操作性がいいから。
上級者なら、フレーム両サイドに鉛のテープなどを貼って重量を足すなどすれば、十分ツアーモデルとなります。
で、このラジカルは、まもなく最新版が出るので、おすすめ上位として紹介するのはどうかなとも思っていたのですが、新しいラジカルシリーズって、フレーム厚とか、微妙に変わりそうなんですよね。
そんなわけで、まだまだその期待値は未知数ということで、旧モデルを現段階で載せています。
最新版のラジカルについて、実際に使用することができ、責任を持って記事を書ける段階になったらこの記事のこの部分は新しいモデルのものに差し替えますね。
ただ、最新版でなくても、このラジカルって、買って絶対に損はないくらいに完成度高いんですよね。
そんなわけで、最新版でもなんでもないのに、第3位とさせてもらいました。
ヨネックス イーゾーン 98
言わずと知れた大坂なおみ選手モデルですが、最近では男子のトッププロにも人気のEZONE。
大坂なおみ選手は、この限定カラーを使っていましたね。
また、同じYONEXのラケットでも、VCOREではなく、EZONEを今回推すのには、理由があります。
VCOREはまもなくモデルチェンジするでしょうからね。
周期的に、そろそろVCOREは新しいのが出そうです。
別にVCOREがEZONEに劣るということはありません。
両者はどちらも優れていますし、どちらを取るかは最終的には好みの問題にすぎません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
EZONE98の場合、上級者好みのボールが食いつく感覚がありながら、パワーのサポートも十分。
ちなみに、同じYONEXならVCORE PROもいいのですが、いくら上級者と言えども、もう少しラケットにパワーが欲しいと思われるかもしれません。
そんなわけで、YONEXからは、EZONE98を選出しました。
さて、お待たせしました。
今回、上級者におすすめのテニスラケットランキング第1位として紹介するのは、このラケットです。
ヘッド エクストリーム ツアー
文句なしで、抜群に操作性が高い一本だからです。
305gと決して軽すぎることはないのですが、その重さが全く感じられないほどの振り抜きやすさ。
同じヘッドのラケットで、先に紹介したラジカルなんかと比べると、少し柔らかい感触です。
エクストリームツアーの方が、少ししなりを感じます。
こんなにもビュンビュン振れて、強烈なボールが打てて、しかもコントロール性能が抜群にいい。
現段階で、テニス上級者が求めているものをバランスよく取り入れた最高のラケットはこれではないでしょうか。
超おすすめです。
バボラ ピュアドライブ
もはやこのラケットは殿堂入りとしましょうか。
いつもおすすめナンバーワンとなると面白くないです(笑)
相変わらず、すべてのプレーヤーにおすすめのラケットはと聞かれるとピュアドライブと答えてしまうんですけどね。
今回は上級者におすすめのラケットとして、やや競技志向の強いモデルばかりを集めてみたので、ピュアドライブはあえて外してみました。
しかし、番外編として紹介したのには理由があります。
旧モデルとなってしまったピュアドライブ2018の場合、ストリングパターンが粗く、割とボールがよく飛んでいたのですが、
今回の最新版ピュアドライブは、ちょっと違います。
しっかりとボールをひっぱたいてもコートにおさまる感覚なので、ピュアドライブ2021の場合、明らかに2018モデルよりも上級者を想定して設計をしてきているなと感じました。
そんなわけで、もうこのラケットは第1位を超えた、殿堂入りおすすめラケットになります。
番外編として、一本珍しいラケットも紹介しましょう。
ダイアデム エレベートツアー
まだまだこちらのラケットは、その実力は未知数ですが、開発コンセプト自体は、上級者やもっとも競技レベルの高いプレーヤーを想定しているので、面白いかと思って載せてみました。
詳しくは上のの記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
もう一度最強の上級者向けテニスラケットランキングをおさらい。
第10位 DUNLOP FX500 TOUR
第9位 TECNIFIBRE T-FIGHT305 XTC
第8位 Wilson PRO STAFF
第7位 BABOLAT PURE STRIKE 16×19
第6位 Prince TOUR 100 310g
第5位 Wilson BLADE 16×19
第4位 BABOLAT PURE AERO VS
第3位 HEAD RADICAL MP
第2位 YONEX EZONE 98
第1位 HEAD EXTREME TOUR
殿堂入り BABOLAT PURE DRIVE
番外編 DIADEM ELEVATE TOUR 98
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