THINK BOX PLAY BOX という考え方
「考えるな。感じろ。」
Don’t think. Feel.
あまりにも有名なこの名言。
映画「燃えよドラゴン」のブルース・リー演じる主人公のセリフですね。
テニスにおいてもこれは正しいのです。
試合のときにもっと集中してプレーしたい。
そう思っていても、なかなか思うように集中できず、雑念が頭をよぎる。
「集中!!!」
などと、自分で声に出して集中しようとしている人もいますが、「集中しよう」と思っているうちは本当に集中などできていないのです。
真の集中状態は、「ゾーンに入った」などという言葉で表現されたりしますが、「無」に近い状態です。
まさに、「考えず、感じている状態」なんです。
では、その状態になるためにどうすればいいのかということなのですが、以下で私が世界的なトレーナーさんから教わった方法を紹介します。
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それは、THINK BOX PLAY BOX という考え方です。
コートに立ったとき、どこでもいいんですが、自分の頭の中でコートの中に線を引きます。
たとえば、ベースラインの3メートル後ろくらいに線を引いてみましょう。
で、それよりも後ろを考える場所、THINK BOXにします。
そして、それよりも前を実行する場所、PLAY BOXにします。
サーブを打つ前、リターンに入る前、そのポイントをどう組み立てて取るのか、相手の弱点はどこか、などなど考える作業はTHINK BOXで終わらせます。
そして、いざポイントに向かって、ベースライン付近で構えたときにはもう何も考えない。
↓↓↓そう、この瞬間は考えるのではない。感じているのみ。
実行あるのみのはずなんです。
多くのプレーヤーがプレーをしながらごちゃごちゃといろいろ考えてます。
そうではないんです。あなたはその試合に向けてずっと練習してきたはずなんです。
だから迷わず実行あるのみなんです。
迷いの雲の晴れたる所こそ、実の空と知るべきなり。宮本武蔵
よくよく吟味あるべきものなり。
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