テンションシールの読み方
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、テニスの練習法、
最新のテニスグッズなどを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)の話です。
みなさんはガットの張替えを
定期的にされていますか?
ガットは張りっぱなしではダメです。
できれば3ヶ月に1回、
それが無理でも、
半年に1回は張替えをしましょう。
先ほど紹介した記事でも、
そんなお話をしています。
で、その張替えの際に、
大事なデータとなってくるのが、
このテンションシール。
みなさんのラケットに、
こんなシールが貼られていませんか?
これ、張替えの際には
大事なデータになります。
ラケットから剥がさずに、
付けておいてくださいね。
というか、そもそも、
このテンションシール、
一体何が書いてあるんだ?
そう思われている方もいるかもしれません。
今回は、
このテンションシールについて
解説をしてみたいと思います。
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テンションシールをよく見てみましょう。
それぞれのお店、
テニススクールによって、
若干異なりはしますが、
だいたい書いてあることは同じです。
・張った日付
・次の張替えの目安
・張ったガットの種類
・張った人の名前
・テンション
くらいですかね。
まず、張った日付けなんですが、
これは絶対に重要です。
先ほど、半年に1回は張り替えましょう
とお話ししました。
そもそもいつ張ったのか覚えていない
という方は、
基準となる日がわからないので、
いつ張り替えたらいいのか
さっぱりわからなくなります。
テンションシールを見れば、
それが一発でわかるということですね。
なので、テンションシールが古くなって、
ラケットから剥がれかけたときに、
それを不格好だからと言って、
剥がして捨てないでください。
ラケットにそのまま付けておいていただけると、
張り替える側としては楽です。
万が一、剥がすという場合でも、
書いてあるデータを
メモして残しておいていただけると
非常に助かります。
というか、
ラケットから勝手に剥がれ落ちて、
なくなってしまうほどの長期間、
ガットの張替えを全然しない
というのがそもそも問題です(笑)
マメに張り替えてください。
テニススクールの
初級や初中級レベルの方の中には、
よく考えたら、
ラケットを買ったときから
ガットを一度も張り替えていないとか、
ガットを張ったのは、
前のオリンピックがあった年だな
とかいう方が結構います。
それ、まずいです(笑)
そして、次に、
次回の張替えの目安なんですが、
これは、記載があったりなかったりですね。
張り替えた日がわかれば、
次の張替えの目安は3ヶ月後
というのはわかるので、
テンションシールによっては、
そもそも記載がない場合もあります。
ただ、ガットを張る側も商売なので(笑)
次の張替えを、
この日にはしてください
と書いてるのは当然と言えば当然です。
次にガットの種類です。
「これと同じガットにしたいんですけど、、、」
とみなさんが言われた場合、
お店の人は、
テンションシールがないと困るのです。
テンションシールを探すけど、
どこにもない。
それで、
ガットの表面をジーっと眺めます。
ガットには、非常に小さな字で、
ガットの品名や
メーカー名がプリントされていたりするんで、
それを手掛かりにしたいのです。
ところが、
あんまり古いガットだと、
そのプリントも擦れて
全然読めなかったりします。
ガットの色が特徴的な色だったりすると、
ガットの種類を特定出来たりはしますが、
やはり、
テンションシールを
そのまま張っておいてもらえると、
お店側としてはありがたいわけです。
そして、テンションシールの中でも、
特に大事な情報となるのが、
テンション。
当たり前ですけど(笑)
どれくらいの硬さで
張ったかわからないと、
その人の好みとか、
ちょうどいい硬さ
を探すのがむつかしくなります。
「前回と同じように張ってくれ」
と言われても、
前回の硬さがわからないと、何ともなりません。
ご自分のガットのテンションは、
覚えておいた方がいいですよ。
万が一、テンションシールが
はがれたときのために、
ご自分のベースとなるテンション
くらいは覚えておきましょう。
どのくらいの硬さで張ると良いかは、
こちらの記事を参考にしてくださいね。
さて、
このテンションシール、
どこに張ってあるかと言われると、
だいたいここです。
ラケットのシャフト、スロート
と呼ばれる部分ですね。
ただ、
前にもお話ししましたが、
バボラのピュアドライブは、
ここのスロート部分に、
イボイボの突起があって、
張ると、こんな感じで、
テンションシールが浮いて不格好になります。
ここは改善してほしいポイントなんですよね。
ちょっと余談ではありますが、
そんな話を以前にも書いています。
良ければこちらの記事も参考までにどうぞ。
で、のちに発売された、
ピュアアエロ2019を見ると、
そこはきちんと改善されています。
イボイボの突起が、
ラケットのスロート部分からは
なくなっています。
テンションシールの重要性
を考えたら当然ですね。
いかがでしたでしょうか。
このテンションシール
みなさんも、
改めてテンションシールを
よく見てみましょう。
ご自分のラケットにもっと
関心を持ってくださいね。
よくよく吟味あるべきものなり。
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