アエロプロドライブ レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
ちょっと古いラケットの話ですが、
バボラ アエロプロドライブ
について語ってみたいと思います。
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Babolat
AERO PRO DRIVE
バボラ アエロプロドライブ
こちらは2013年バージョン
と言われるものです。
写真は私が使っていたものです。
バボラ契約の多くのトッププロが、
こぞって使用した名器ですね。
その後、
このラケットは、
ピュアアエロとして、
進化していきます。
ピュアアエロ2016
価格:16,999円 |
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
しかし、やはり、
今までのラケットと
感覚が変わってしまうと、
昔の方が良かった。
という人も一定数いるわけですね。
アエロプロドライブが廃盤となり、
ピュアアエロに切り替わったとき、
アドリアン・マナリノ選手が
Twitterで、
アエロプロドライブを探している
と呼びかけ話題にもなりました。
なぜこのラケットが、
こんなにも選手層に人気かと言うと、
一番の原因は、
ストリングパターンだと思います。
アエロプロドライブは、
16×19のストリングパターンですが、
同じ16×19のストリングパターンでも、
ラケットの中心部分に、
ストリングが寄っていて、
まるで、18×20の
ストリングパターンかと思えるほど、
ラケット中央部のストリングが
密なのです。
これにより、
ラケットの面圧は相当高くなり、
ボールの飛びすぎが、
かなり抑えられます。
アマチュアの選手ならともかく、
トッププロレベルの選手には、
これくらいの飛びの方が、
ウケが良かったわけですね。
ところが、
これがピュアアエロに変わったとたん、
大きくその路線が変わってしまいました。
ピュアアエロは、
今までのアエロプロドライブと同じく、
16×19のストリングパターン
ではあるのですが、
ラケット中央部の
ストリングの間隔がスカスカで、
ストリングの目が、
非常に粗い作りなのです。
これにより、
スピンは非常にかかりやすくなり、
しかも、
打感が非常に柔らかくなりました。
ウィルソンが、
Sラケとかいう、
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スピンのかかりやすいスペックの
ラケットを出しているじゃないですか。
グリゴール・ディミトロフ選手なんかは、
そのタイプのラケットだと言われています。
ストリングの目が粗いと、
スピンがかかりやすくなるわけです。
ところが、
面圧はそれほど高くなくなるので、
プロの選手からすると、
ボールが飛びすぎたりして、
物足りなかったのだと思います。
一番困るのは、
そんなことよりも、
使い慣れたラケットが、
全然違う感覚になると、
調子が狂ってしまう
ということにあるでしょうね。
そんなわけで、
プロの選手でも、
新しいピュアアエロに乗り換えず、
古いアエロプロドライブを
いまだに使っている選手が
たくさんいます。
もっとも、
見た目は、最新のピュアアエロ
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
の塗装をしているので、
パッと見ただけでは
わかりづらいんですけどね。
実は見分けるポイントがあります。
どんなにうまく塗装しても
ごまかせない部分があります。
下のグロメットの
ボコっとなったとこを見れば、
一目瞭然です。
あとは下のコアテックスの部分とかを見れば、
凹凸があるので、
現在のピュアアエロとは違う
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
と明らかにわかりますね。
最新のピュアアエロは、
グロメットに
凹凸がありません。
サイドのグロメットも、
現行のピュアアエロとは、
全く形が異なります。
ウーファーの凸凹がある
旧モデルと、
最新のピュアアエロ
トップのグロメットも、
やはり、旧モデルは
全然違う形をしています。
グロメット、
形状に関しては、
非常に進化したと言えます。
過去にナダル選手の使用する
ラケットの記事を書いています。
ナダル選手の使用する
モデルは、こちら。
バボラ ピュアアエロ
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
と言いたいところですが、
先ほどのグロメットの話にあるように、
中身は完全に、
昔のアエロプロドライブですね。
しかも、
2013年モデルどころか、
もっと古いモデルだと言われています。
なぜ、プロなのに、
最新のテクノロジーを積んだ、
新しいラケットを使わないのか。
と思われる方もいるかもしれません。
プロの選手というのは、
自分が長く使ったラケットを、
簡単には変えたくない
という選手が多いのです。
膨大な時間を
そのラケットとともに
歩んできているわけですから、
ラケットはもうすでに体の一部。
どんなに優れた最新のラケットでも、
使い慣れた体の一部にはかなわない。
ということなのだと思います。
アマチュアは、
そこまでの練習量などないですから、
ラケットを最新のに変えたって、
なんの問題もないですね(笑)
みなさんは
アエロプロドライブ
ではなく、
最新のピュアアエロを
使えばよいのです。
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
こちらのレビューにも書きましたが、
ピュアアエロは、
2016年モデルで、
一旦、ストリングパターンが
粗くなった後、
かつてのアエロプロドライブユーザーたちの
厚い声を受けて、
再び、やや選手向けの、
ストリングパターンになって復活しています。
ボールの飛びで言えば、
ピュアアエロ2016
>>>ピュアアエロ2019
>>>アエロプロドライブ
という感じだと思います。
最新のピュアアエロ2019は、
競技レベルのプレーヤーたちには、
また支持を集めそうな作りとなっています。
いかがでしたでしょうか。
バボラ ピュアアエロ 2019(Babolat PURE AERO)300g BF101353/101354 硬式テニスラケット 価格:16,790円 |
アエロプロドライブが手放せないという方も、
一度ぜひ使ってみてください。
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