テニスラケットのラウンド形状とボックス形状とは
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
タイトルにあるラウンド形状、ボックス形状というのは、みなさん、なんのことだかわかりますか?
実はテニスラケットは、大きく分けてこの二つのタイプに分かれるのです。
どこで分類されるかと言うと、フレームの形で分類されるのです。
そんなわけで、ラウンド形状とボックス形状、両者の違いを順に説明していきますね。
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まず、ラウンド形状から説明しましょう。
というのも、今現在断トツ人気のラケットであるバボラのピュアドライブやピュアアエロ、これらのラケットはラウンド形状のラケットに分類されるので、こちらを先にに説明していきますね。
ラウンド「形状」って、どこの形を見るのか?
というと、ラケットのフェイス部分のことではありませんよ。
フェイスは全部丸いんだから、ラウンドに決まってるじゃないですか(笑)
まあ、ヨネックスなんかはちょっと四角っぽい感じはありますけども。
ラウンド「形状」というのは、ラケットフレームの断面のことを指して言います。
断面なんて切ったことがないからわからんと言われたらまあ、そうなんですけど。
例えば、このピュアドライブのスロート部分、シャフト部分の写真ですが、この部分を持つと、ラケットのフレームが丸みを帯びているじゃないですか?
これがラウンド形状ということです。
ラケットの先端の方は決して丸い断面の形状ではないんですが、概ねこのような形のラケットを、ラウンド形状のラケットと呼びます。
ラウンド形状のラケットの特徴はどんなものになるかというと、丸みを帯びたやや厚みのあるフレームになるため、打感が柔らかくなります。
悪く言えばボヤけてしまうということになるんですが、手への衝撃が少なく柔らかい感触になるのをメリットに感じるプレーヤーは、ラウンド形状のものを選ぶのです。
また、ラケットフレーム全体のしなりが抑えられるため、ボールを打った時のエネルギーロスが少なく、ボールが非常によく飛びます。
なので、非力なプレーヤーにとっては非常にありがたい設計になっているということです。
では、もう一方のボックス形状というのは、どんなラケットかというと、これまでの説明からみなさんお察しの通り、断面が四角い形状になっているものを指します。
代表的なラケットは、ヘッドのプレステージとか、
ヘッド(HEAD) 硬式テニス ラケット Graphene 360+ PRESTIGE MP(フレームのみ) プレステージ ミッドプラス G2 234410
ウィルソンのブレードとかですね。
Wilson Blade v7 98 18×20 テニスラケット 4_1/8 ブラック
どちらかというとあまり飛ばないイメージのラケットが多いかと思います。
実はこのラウンド形状とボックス形状の二つでは、ボックス形状の方が、クラシックなラケットのイメージだと思ってもらって正解です。
テニスラケットの三種の神器という記事を昔書きましたが、これら三種の神器と呼ばれたクラシカルな名器たちは、みなボックス形状になります。
ボックス形状はどんなラケットに仕上がるかというと、ボールを打ったときの打球感がしっかりと手に伝わるような感じで打球感が良いものが多いのです。
また、ボックス形状のラケットの場合、これはフレームの厚み次第にもなるのですが、ラケットが程よくしなり、ボールをラケットに乗せて運んでるような感覚が得られるというメリットがあります。
上級者や、プロ選手は、わりとこんなラケットを好む傾向にあるのですが、それも絶対ではありません。
プロの選手にもバボラのピュアドライブや、ピュアアエロを使う選手がたくさんいるように、今現在では、プロの選手イコールボックス形状のフレームのラケットということはなくなってきています。
三種の神器の時代であれば、プロイコールボックス形状みたいな感覚でしたけどね。
なので、最終的にはラウンド形状のものを選ぶか、ボックス形状のものを選ぶかは好みの問題です。
みなさん自身のプレースタイルや求める打感に応じてラケットを選んでいただけたらと思います。
ちなみにプロの選手を真似しようとしても、プロの選手のラケットの場合、市販のラケットの形状とはまるで違うということがよくありますから注意が必要です。
例えば先に紹介したバボラのピュアアエロはラウンド形状のラケットのはずなんですが、プロの選手の中にはピュアアエロのデザインをしたラケットなのにも関わらずらそのフレームの形状はボックス形状ということがあったりします。
プロの選手と全く同じラケットを使いたいと思ってる方は、ちょっと気をつけておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
ラウンド形状とボックス形状の比較ですが、どちらか一方が絶対的に優れているということはないです。
みなさんの好みのラケットを探す際に参考にしていただければと思います。
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