テニスが手を使うスポーツであるということの意味
今回は「メンタル」に関する記事です。
最近は道具に関する記事ばかり書いていましたが、本来はこの「メンタル」とか「マインド」をお伝えするのがこのブログの本旨ですよね。
テニスのメンタル面でわずかでもみなさんのお役に立てることがあればと思って書いています。
また、テニスに限らずスポーツをするすべての方にぜひこのメンタルに関するカテゴリーの記事を読んでいただきたいと思っています。
テニスのブログですので、一応テニスを前提に書いていますが、他のスポーツをされている方にとっても何か参考になることがあれば幸いです。
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当然のことですが、テニスは「手」を使うスポーツです。
しかも、困ったことに繊細な「手のひら」を使うスポーツです。
だから難しいのです。
これが例えば陸上の短距離走なら、手のひらはそれほど大きな問題とはなりません。
もちろん、陸上の選手であってもトップクラスの選手になれば、全身余すところなく神経を通わせているので、手のひらも無関係ではないのかもしれません。
しかし、テニスほど「手の感覚」が要求されるスポーツはなかなか他にないでしょう。
緊迫した場面を「手に汗握る」などと表現することがありますね。
緊張すれば手に汗が出ます。
極度に緊張すれば手先が震えます。
手はこれほどまでにメンタルと密接で、メンタルの影響を大きく受けるものなのです。
精神科などでは患者の手を観察するということがあるそうです。
精神的な原因で手が震えたりするのを診るためなんだそうです。
手は繊細。
メンタルは手に出ます。
だからテニスはむつかしい。
その反面、このメンタルを上手に操れる選手は強いということです。
いくら技術があってもメンタル面がもろい選手は勝てません。
かつての私がそうでした。
技術的には十分なものを持ちながら、なぜか試合になるといつもの力を発揮できない。
競った試合に弱い。
これがかつての私の姿でした。
とくに引退する直前の1年間は、毎月試合に出ても、毎回ファイナルセットで負けるような有様でした。
1セット目を奪っているのですから、どの相手も勝てない相手ではないはずなんです。
にもかかわらず、すべて逆転負け。
当初は年齢的にスタミナがなくなって、負けているのかと思っていました。
でも、そうではないのです。
これは完全にメンタルの問題でした。
それに気づいたのは私が引退する直前の話。
もっとこれに早く気づいていれば、、、
「今の知識や経験を持ったまま過去に戻れたならば、同じ失敗はしないのに。」
誰しもそう思うことがあるでしょう。
私も同じです。
今の知識と経験を持って、もう一度若い時からテニスに取り組めるのであれば、今とは全く異なる結果を出せるだろうと思います。
しかし、そんなことを考えても仕方ないのです。
過去は変えられません。
しかし、私が持っている知識と経験を、これからテニスに真剣に向き合おうとしている人たちに伝えることはできます。
私自身が学んだことをみなさんにお伝えする。
それがマインドテニス講座の存在意義だと思っています。
この本はかつて別の記事でも紹介しましたが、マインドテニス講座の指定教科書です。
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ちなみに管理人は根っからのアナログ人間なので、電子書籍ではなく紙ベースで本は読みます。
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マインドテニス講座は現在のところそれほど更新頻度が高いわけでもありません。
ただ、少しでもみなさんのお役に立てたらという思いで一つ一つの記事を作っています。
今後ともよろしくお願いします。
よくよく吟味あるべきものなり。
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