ガットが切れたらどうするの?
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、テニスの練習法、
最新のテニスグッズなどを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)
に関する記事です。
みなさんは、
ラケットのガットが切れたら
どうしてますか?
ガットの張替えをするために、
お店にラケットを持って行くまで、
この状態で、
ほったらかし?
それ、実は良くないんです。
今日はそんなお話をします。
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さて、ガットが切れたらどうするか
ということなんですが、
まずは、全部切りましょう
なぜ全部切らないといけないかというと、
ガットが一か所だけ切れている状態というのは、
ラケットにとって、
非常に良くない状態なんです。
ラケットはガットがすべて均一に張られている状態で、
本来の楕円形のラケット面を保てます。
ガットの一部が切れているということは、
ラケット面に均一に力が加わっていない状態なので、
ラケット面がゆがむ可能性があるのです。
最近のカーボンのフレームは、
昔の、木のラケットに比べたら、
そうそう簡単にゆがまない
と思っている方が多いのですが、
ガット一本にかかっているテンションは、
20~30キロ程度。
テンションについては、
こちらの過去記事をご覧ください。
ラケットにかかっている、
引っ張る力は、非常に大きいのです。
それをアンバランスなまま放置していたら
どうなるか。
ラケットは変な形に曲がったりします。
ちょっと怖いですよね。
特に高いテンションで張っている方は要注意。
まず、ガットが切れたら、
ガットを全部切って、
ラケットに負担がかかっている状態を、
解放してあげましょう。
全部ガットを切りますが、
これ、ハサミできれいにカットしてくださいね。
ハサミと言っても、
文房具用のではちょっと物足らないです。
キッチンバサミとか、
裁ちばさみみたいな、
大きいのがいいです。
ガット張りをしてくれるお店なんかには、
こんな専用のカッターもありますが、
GOSEN ゴーセン
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こんなちゃんとしたやつじゃなくても、
大きいハサミであれば大丈夫です。
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普通の文房具のハサミなんかだと、
ちょっと小さくて、
ポリのストリングなんかは切りにくいかも。
あと、こういうハサミで遠くから切るのも
おすすめはしません。
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それはさておき、
たまになんですが、
手近にハサミがないからと言って、
ライターで焼き切る方がいます。
これ、手に溶けたガットが垂れてきて
危ないだけでなく、
ガットを張りかえる側としても、
とっても迷惑なんです。
なぜかと言うと、
ライターの炎で溶かしたガットの端っこが、
丸いダマになって、
ラケットからうまく抜けなくなるんです。
結局そこはハサミを入れて、
ガットを一本、一本切らないといけないので、
非常に手間なのです。
ちょうどいいハサミが手元にない。
実はそんな方に、
とっておきの方法があります。
ガットを切るのは、
爪切りが一番いいです。
もしかしたら、
ハサミよりも楽に切れるかも。
私は選手のときはよくガットを切っていたので、
ラケットバッグの中に、
いつも爪切りを入れていました。
爪切りなら、大きさ的にもかさばらないし、
ずっとバッグに入れっぱなしでも重くありません。
みなさんの中で、ガットをよく切るという方は、
ぜひバッグに常備しておきましょう。
よく切れる爪切りと言えば、
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バッグにいれておくと、
練習や試合の直前に、
爪が長いなと感じたときも、
すぐに切ることができますし、
いいですよ。
切れたときのために、
予備のラケットを持ちましょう。
予備のラケットは2本。
メインのラケットと合わせ、
合計3本ラケットは持っておきたいものです。
試合ではこんな風に、
ラケットの先端部分のガットが
突然切れることだってあります。
いわゆる角切れってやつですね。
これは、初心者で、
下手だからここが切れた
という場合もありますが、
上級者でも、意外とこの辺が切れることはあります。
油断しないことです。
何事も備えあれば憂いなし。
お店で張り替えた場合、
ガットが3000円くらい
工賃が1500円くらい
5000円でおつりがくる
くらいのものだと考えてください。
ガットの張替えについては、
こちらの記事も参照してください。
テニススクールの初心者や、
まだパワーのないジュニアの子に聞くと、
ガットなんて、
今まで一度も切れたことがない
という方が結構います。
ただ、そんな方でも、
切れたらどうするかということは、
一応知っておいてもらいたいのです。
じゃないといざ切れたときに、
大慌て。
なんてことになります。
うまくなると、
どんどんガットが切れるようになります。
ボールにスピンをかけて打つようになったり、
ボールを厚い当たりで叩いて潰せるようになると、
ガットはすぐに切れるようになるものなのです。
部活動でテニスをしているお子さんを持つ
お父さん、お母さんからすると、
なんでうちの子はこんなにガットを切ってしまうのか、
お金がかかってしょうがない、、、
なんて思われることもあるかもしれませんが、
お子さんがガットをどんどん切るようになっているのは、
うまくなっている証拠でもあるのです。
どんどんガットが切れるようになってきたら、
耐久性の高いガットを使うようにするのも
一つの方法です。
以下の記事を読んでいただいて、
耐久性の高いガットを張ってみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか。
ガットが切れたら、
放置したままだったという方、
これからは、
ちゃんとガットをすべて切るようにしましょうね。
よくよく吟味あるべきものなり。
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