テニスラケットのペイントジョブとプロストックについて
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
ペイントジョブとプロストックについて
という、ちょっとマニアックだけど、興味深い話をしてみたいと思います。
スポンサーリンク
テニスラケットって、〇〇選手使用モデルとか書いて宣伝してたりするじゃないですか。
でも、実際にプロの選手が使っているラケットは市販のものとはまるで違うスペックだったりするのです。
そりゃ、当然ですよね。
男子のプロテニス選手なんて、身長190cmくらいが当たり前で、パワーも一般人とはまるで違います。
一般人が使うラケットと同じものを使ってるわけがないと考える方が自然ですよね。
プロが実際に使用するラケットのスペックで、有名なものをいくつか載せておきます。
これらのプロの選手のラケットは、市販のモデルに少し重量が足されただけのモデルもあるのですが、基本的に市販のモデルとは全く別物であることも多いです。
例えばバボラのピュアドライブを使っている選手のラケットでも、2018年バージョンのカラーで有りながら、
中身は2012年のピュアドライブだったり、ひどい場合は初代ピュアドライブだったりします。
一体何年前のモデルだよってラケットを使っている選手もいます。
プロの選手って、それくらい繊細で、ずっと長く使ってきたラケットをそう簡単に変えたくないというのがあるのです。
わずかな道具の変化で、とんでもない不調に陥ったりすることだってありえるわけですからね。
もちろん、わずかな道具の変化がプレーの劇的改善につながる場合もあるのですが、プロの選手は非常に慎重です。
生活がかかってますからね。
そんなわけで、メーカーがプロ選手に提供しているその選手だけの特別モデルには、カラーだけが現行モデルの市販ラケットと同じで中身は全然違うというのが当たり前です。
表面の塗装のことをコスメティックと呼んだりしますが、コスメティックという言葉がそもそも、化粧とか、化けるような意味合いがあるので、この言葉はまさにピッタリだなと思います。
このような中身と表面の塗装が異なるラケットをペイントジョブと呼びます。
プロの選手が使うラケットのほとんどはペイントジョブと言ってもよいほどです。
プロの選手が実際に使っているラケットは古いモデルや、特注モデル。
でも、メーカーが売ってる市販のものは、それはそれで、最新の技術から生まれた新機能を搭載したいいラケットなんですよ。
ラケットって毎年毎年進化してますからね。
メーカーは最新のラケットを売りたい。選手は使い慣れた古いラケットを使いたい。
そこで、ペイントジョブの出番なわけです。
だって、そうしないとメーカーとしても新しいラケット売れないから困りますもんね。
また、選手が使用する特別に重たい仕様だったり、特殊な加工がされたモデルをプロストックと呼びます。
プロストックを専門に扱うネットショップなんかもありますが、やはりレアなラケットなので高いですし、新品ではなく中古の取り扱いも多いのですが、中古では状態に関する保証はありませんし、素人にはむつかしいのでオススメはしません。
やはり、みなさんは、最新のラケットを使うべきなのです。
おすすめのラケットはこちらを参考にしてください。
プロストックのラケットを買うよりも、一生懸命練習して、プロストックをもらえるレベルの選手になることを目指すべきですね。
さて、そうは言っても、プロの選手が使っているラケットと同じようなものを使ってみたいという気持ちはわかります。
そんな方に、最近こんな選択肢が生まれました。
それが後述するダイアデムというメーカーのラケットです。
プロストックに近いモデルが最近売られています。
それがダイアデム。
アメリカで元選手が開発に関わった新興ブランドです。
その元選手は、トッププロの選手と自分が使っているラケットの違いに驚いたそうです。
一部のトップのみが使う、特注ラケットのようなものを作りたい。
そんな思いから生まれたラケットがこのダイアデム。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
トッププロが使用するラケットに近い作りをしているというのがウリです。
シリコンが中に詰まって、重厚な打感を実現。
相手のボールに打ち負けないラケットの強さがあります。
まだ日本に上陸したばかりで、使用者は少ないですが、これから確実に伸びてくる勢力だと思っています。
いかがでしたでしょうか。
プロのテニス選手が使用するラケットにあこがれる方は、一度試してみてください。
この記事を読んで、
いいね!と思ってくださった方、
なるほど!と思ってくださった方、
ぜひ下のシェアボタンから
SNSでシェア
してくださいますようお願いいたします。
スポンサーリンク