テクニファイバー TGV(ティージーブイ) レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はテクニファイバーのストリングの話をします。
少し前に、同じテクニファイバーのBIPHASE(バイフェイズ)についてお話ししました。
バイフェイズは、ナイロンガットの中でも最高峰に位置づけられるハイスペックモデルなのですが、
テクニファイバーのナイロンストリングには、ほかにもたくさん優れた商品があるので、紹介したいと思います。
今回紹介するのは、TGV(ティージーブイ)
前回紹介したバイフェイズ同様に、非常にナチュラルガットの感覚に近い商品なんですね。
では、詳しく見ていきましょう。
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テクニファイバー TGV(ティージーブイ)
前回紹介したバイフェイズに比べると、少し下のランクのストリングかというと、全然そんなことはありません。
たしかにカタログの中では、バイフェイズの次に位置づけられ、価格も少しこちらのTGVの方が安いのですが、
性能として劣るとか、そういったことは全くありませんね。
バイフェイズとTGVでどちらを選ぶかは、結局好みの問題かなと思います。
さて、ちょっと余談ですが、テクニファイバーってフランスのメーカーなので、
TGVの本来の読みはカタカナだと、「テジェヴェ」のが近いと思いますが、
誰もそう呼ばないんでティージーブイとしときますね。
最近の社会的な傾向として、「現地の読み方を尊重しよう。」みたいな流れがあるんですが、
まだ、TGVを「テジェヴェ」って読める人はそうそういないですよね。
一般的じゃない呼称をしても仕方ないんで、ティージーブイとしておきます。
閑話休題。
テクニファイバーのナイロンガットの特徴は、とにかく柔らかい、気持ちい感触。
これはバイフェィズもそうなんですが、ポリウレタンを多く含有させているからなんですね。
ポリウレタンはポリエステルのような硬さがない素材で、柔らかさと反発性能をサポートしてくれます。
このTGVはフランスの高速鉄道の名前と同じであることが暗示するように、ボールスピードがしっかり出せる珍しいナイロンストリングです。
通常、柔らかいナイロンストリングの場合、ボールを柔らかく包むように受け止めることでパワーロスが発生し、ボールスピードが若干落ちるものなんですが、TGVの場合、ボールがびゅんと飛び出す感覚があります。
この辺がバイフェイズと好みの差が分かれるところかなと思ってます。
バイフェイズの方が柔らかくて、ボールをぐっとためる感じが一瞬あるんですが、TGVの場合、柔らかい中にも、ストリング自体のパワーがあって、ボールが伸びていく感じがするんですね。
カラーには、ナチュラルとブラックがあります。
ゲージは、125と130
こちらはブラックのタイプ
そしてナチュラルカラーのタイプ
おすすめとしては、ナチュラルカラーの方が、ごくわずかですが、柔らかく感じます。
ブラックのインクとかを素材の中に混ぜて入れてない方が柔らかいんですかね。
こちらはロールのタイプ。
ハイブリッドストリングとして、ポリエステルと組み合わせて使うような方は、このようなロールで持っておくべきでしょう。
ゲージもそのレベルの方であれば130でしょうね。
ハイブリッドで使っても、TGVは、ボールスピードがグッと出る感じがするので、サーブなんかで、かなり優位に立てるかと思います。
ハイブリッドについてはこちらの記事を参考にしてください。
TGVの打感は非常に素晴らしいんですが、耐久性に関しては、所詮ナイロンのマルチストリングなので、大きな期待はできません。
耐久性を持たせたいなら、ポリエステルストリングとのハイブリッドがいいでしょう。
縦糸をポリエステルにして、横糸にTGVを合わせて張れば、ハードヒッターのプレーでも、そこそこ持ってくれるかと思います。
バボラのエクセルなんかがライバル商品かなと思うのですが、
バボラのエクセルはとにかくやわらかくて、どちらかというとバイフェイズっぽい感覚なのかもしれません。
単純に弾きの良さであったり、ボールスピードにこだわるなら、TGVは有効な選択肢になるかと思います。
ぜひ一度試してみてください。
テクニファイバー TGV
あ、そう言えば、テクニファイバーって、こんな感じでパッケージ変わったんですね。
古いパッケージの方が他の製品とはっきり区別がついてわかりやすかったんですが、
最新のパッケージはデザインとして非常にすっきりしてますね。
ま、ストリングの中身は一緒です(笑)
いかがでしたでしょうか。
テクニファイバー TGV(ティージーブイ)(テジェヴェ)
柔らかさとスピードを高次元で両立させている稀有なナイロンストリングです。
ロールならこちら。
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