テニス用ガットの単張りガットとロールガットの違いについて
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はガット(ストリング)の話です。
みなさんはガット(ストリング)を買うときに、単張りで買いますか?
それともロールで買いますか?
単張りというのは、このようなラケット一本分のストリングが、個包装でパッケージされたものです。
だいたい一本分が12mです。
ものによっては13.5m入っているようなものもありますが、単張りは12mというのが標準です。
これだけの長さがあると、ラケット一本分のストリングが張れるということです。
ラケットの長さが、大体27インチ(約68.6㎝)ですから、12m近くも必要になるというと驚かれる方もいるかもしれませんね。
価格はピンキリですが、だいたいこんな感じです。
ロールというのは、ラケット数本分が張れる長さのストリングがグルグル巻きにされたもののことです。
だいたい200mくらいのロールが通常です。
これでラケット17本分とか18本分ぐらい張れます。
テニスショップのような業者や、ストリングを頻繁に張り替えるプレーヤーは、このようなロールでまとめ買いした方がお買い得なので、ロールを所持していることが多いです。
ストリングをロールで持っているのって、なんだかカッコよくて憧れるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方は、ぜひロールでストリングを買ってみましょう。
では、単張のメリット・デメリットについてです。
単張りを買う場合のメリットです。
単張りで買う場合のメリットは、自分好みのストリングを色々試せるということにあるでしょう。
一回分ずつ買うので、もしストリングが自分に合わないと感じたとしても、すぐにまた別のものを買えばいいのです。
ところが、ロールだとそうはいきません。
張ってみてなんか違うなと思っても、まとめ買いしちゃってますからダメージがデカいです。
大盛りで頼んだチャーハンがまずいと、食べ始めた瞬間に後悔しますよね。
あれと同じです。同じか?
そんなわけで、お気に入りの一本を見つけるまでは、いろいろ単張りのものを試してみましょう。
単張りには、2つのタイプがあります。
パッケージ品とノンパッケージ品(カット品と呼ばれたりもします)です。
説明は上の記事に譲ります。
とにかく、ノンパッケージ品の方が安いので、いろいろ試すにはノンパッケージ品がお得です。
中身自体はパッケージ品と同じですが、保管状況は業者によって違うと思うので、信頼できるところから購入しましょう。
私がリンクを貼ってあるようなところからであれば、だいたい大丈夫です。
次に、ロールを買うメリット・デメリットです。
ロールを買うメリット、それは、とにかく安いからに他なりません。
まとめ買いですから、当然安くなるのです。
お気に入りの一本が見つかったら、まとめ買いをしましょう。
私の場合は、これが最近のお気に入りです。
ただ、デメリットとしては、保管が面倒ということもあります。
直射日光が当たるようなところに置いていてはいけませんし、車のトランクに入れっぱなしということもまずいです。
ロールは長期にわたって少しずつ使うことになるものですから、きちんと保管していないといけません。
で、あえてロールを持ち歩くというのも一つの手です。
冒頭でもお話ししましたが、ロールガットを持ち歩いていると、なんだか強そうですよね。
ロールガットをバックからわざとらしくチラ見せしながら歩いている人たまにいません?
そういう人に限って、全然ストリング切れないタイプのプレーだったりするんですけど(笑)
ナチュラルガットの場合、単純に、単張りしかありません。
ナチュラルガットでロールは有り得ないのです。
そもそもナチュラルガットは、天然素材なので200mとか確保出来ないのです。
また、ナチュラルガットの場合、途中で折れ曲がると、写真のように白く濁ってしまいます。
このようになるため、ロールにはできないのです。
ロールのようにグルグル巻きにしてしまうと、すぐに絡まるし、くしゃくしゃになるので使い物にならないでしょうね。
そんなわけでナチュラルガットは、単張りが当たり前です。
いかがでしたでしょうか。
単張りとロールの違いはおわかりいただけたでしょうか。
ぜひ、ストリングをお得に購入して、マメにストリングを張り替えていきましょう。
最近では、自宅で自分でストリングを張るいわゆるホームストリンガーと呼ばれる方も増えてきています。
ホームストリンガー必見のストリングマシンについてはこちらの記事をご覧ください。
ロールガットを買って、バリバリ張替えをするプレーヤーになることを目指しましょう。
この記事を読んで、
いいね!と思ってくださった方、
なるほど!と思ってくださった方、
ぜひ下のシェアボタンから
SNSでシェア
してくださいますようお願いいたします。