名前とは正反対の柔らかさ!? テクニファイバー アイスコード レビュー まとめ
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今回はストリングの話です。
ずっと前から、気になっていたストリングがあるのです。
テクニファイバーのアイスコード。
これを自分の持っているピュアアエロに組み合わせたらどうかなと、
ずっと試してみたかったのですが、今回ようやく実現しました。
アイスコード、その名からは全く想像できない感触でした。
今回はそんなアイスコードのレビューを書いてみたいと思います。
テクニファイバー アイスコード
Tecnifibre ICE CODE
ダニル・メドベージェフ選手を始め、
テクニファイバー契約プロの使用率も抜群に高いこのストリング。
まず驚くべきはそのカラー。
真っ白なそのカラーはド派手な蛍光色が当たり前のポリエステルストリング市場で逆に目立ちまくりなのです。
ポリエステルストリングは目立ってなんぼ。
各メーカーとも工夫を凝らして様々なカラーのストリングを出してくる中、
あえて白!
これはメーカーもすごいとこをついてきたなと思いました。
最近ではヨネックスも最新作のポリエステルストリング
ポリツアーレブに白いカラーを投入してきたりと、
ド派手なカラーリングが当たり前のストリング市場はこれからどうなっていくんでしょうか。
ポリツアーレブ ホワイト
さて、アイスコードの話に戻ります。
この雪のような真っ白な色がアイスコードという名前の由来なんですかね。
「アイスコード」なんて名前を聞くとカチンカチンに硬いイメージだったのですが、
実際ストリングを触ってみて驚きました。
同じテクニファイバーのレーザーコードよりもアイスコードの方がさらに柔らかいのです。
テクニファイバー レーザーコード
レーザーコードもポリエステルとしては破格の柔らかさで、
ストリングを張るときにちよっと触っただけで、昔のポリエステルとは違うなーという印象を受けたのですが、
アイスコードはさらにその上を行く柔らかさでした。
レーザーコードのレビューはこちら
ただ、レーザーコードって、ボールの飛びとしては、かなり抑えめですね。
その分、思いっきりボールをしばける感じがあるんですけど。
メドベージェフ選手が、あの大きなフォアのテイクバックから、
猛烈な勢いでボールを叩き潰して打っていく姿を見ると、
やっぱりレーザーコードって競技レベルの高い選手向けだなーとつくづく思いますね。
そんなメドベージェフ選手も以前はレーザーコードを使用していたのが、
最近はこのアイスコードらしきものを張っている姿が見られます。
Happy to win tonight. Nick is an incredibly tough opponent that is obviously capable of beating the best in the world. Happy with my level tonight in this entertaining atmosphere. On to the next round. pic.twitter.com/xsqoZjUF9L
— Daniil Medvedev (@DaniilMedwed) January 20, 2022
このレベルのトッププロ選手は、わりと気に入ったストリングを簡単には変えないものなんですが、
アイスコードが出たとたんに、
すんなりとレーザーコードからストリングを変更したメドベージェフ選手。
それだけこのアイスコードがいい感触だったのかもしれません。
いや、でも、それも十分わかります。
このアイスコードの張りたての柔らかさ、食いつき、
そして肘へのマイルドさ。
(練習量の多い選手にとって、ここは非常に重要!)
それらを考えると、変更したくなるのも当然かなと。
テンション維持性能ももちろん高くていいのですが、
やはり、そこはポリエステルストリングなので、
100点満点の性能を発揮できるのは張りたての1週間くらいまででしょうね。
それ以降は70点か80点くらいの状態が1ヶ月くらい続く感じかな。
ちゃんと競技レベルの高いプレーヤーが真剣に勝利を求めるなら、
ロールで買ってこまめに張り替えるべきなのは言うまでもありません。
いかがでしたでしょうか。
テクニファイバーのアイスコード、最近のポリエステルストリングって、
ここまで進化してるのかと驚かされる一品です。
もう今は「良いポリエステルストリング=ルキシロン」の時代ではないようですね。
その性能をぜひご自分のラケットで試してみてください。
テクニファイバー アイスコード
このストリングを使うレベルの方であれば、
ロールで持っておくべきですね。
単張りで試してみて、気に入った方はこちらからどうぞ。
テクニファイバー アイスコード ロール
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