ピュアアエロ2019(あるいはピュアアエロ2018)はこうなる!

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はじめに

 

(この記事は少し前の記事となります。最新のピュアアエロ2019の情報はこちらにまとめました。)

ついにピュアアエロ2019の発売が決定!

https://mindtennis.net/2018/08/10/racket-15/

(2018年8月10日追記)

 

どうも。管理人の山口です。

 

2017年も残すところあとわずかですね。

 

ちょっと気が早い話ですが、来年出るバボラの新製品の予測をしてみたいと思います。

 

私は現在ピュアドライブ2018を使っています。

これです。

 

以前は2015年バージョンを使っていました。

新しいラケットでプレーするときはやはりワクワクするものです。


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2018年はこうなる

 

さて、ピュアドライブのニューバージョンが出たということは、順番的には次にピュアアエロがモデルチェンジの出番待ちといったところです。

 

しかし、現在のピュアアエロは非常に完成度の高いラケット。

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グロメットの凹凸が一切ない美しいフォルムを見ると、もう改良の余地がないのでは?と思わせてくれるほどです。

 

しかし、メーカーもプライドをかけてさらなる高みを目指してニューモデルを出してくるに違いありません。

 

ピュアアエロ2018、あるいはピュアアエロ2019、名称はどうなるかわかりませんが、モデルチェンジは間違いなくあるでしょう。

 

アエロプロドライブを懐かしむ声

 

実は私も、かつてピュアアエロを使ったことがあります。

 

その前にはアエロプロドライブを使用していたため、その違いには驚かされました。

 

完全なるプロ仕様のスペックと言ってもいいアエロプロドライブと、スピンと反発性能が上がったピュアアエロ。

 

両者は「旧モデル」と「後継機種」の関係ではなく、一切別物とも言っていいほどの仕上がりでした。

 

何がこの両者の違いを生んだかというと、主な原因はストリングパターンです。

 

両者は「縦糸16本、横糸19本」とストリングの本数自体は変わりません。

 

しかし、旧モデルであるアエロプロドライブの方が、ラケットの中心部にストリングが寄っていて、ラケット中心部のストリングが密なのです。

 

これにより、ラケット中心部の面圧は上がり、ストリングとボールが接触したときのストリングのたわみは小さくなる。

 

アエロプロドライブはストリング本数こそ16×19でしたが、実質は18×20のパターンのラケットに近い打ちごたえでした。

 

ボールを叩きつぶすような感覚はそこから来ていたのだと思われます。

 

アエロプロドライブからピュアアエロへの大きなモデルチェンジ、実はこれには賛否両論ありました。

 

アエロプロドライブを長く使っていた競技者は、ピュアアエロではボールを叩きつぶす感覚がなくなる。

 

あるいはボールが飛びすぎるというのを理由に、ピュアアエロを使わず、

 

①アエロプロドライブを使い続ける

あるいは

②2015年モデルのピュアドライブを使う

という選択をしました。

この2015年モデルはどちらかというとストリングの幅が狭くかつてのアエロプロドライブのような打ちごたえがあるモデルです。

 

ピュアアエロは良いラケットですが、世界レベルのプロでさえ、いまだにピュアアエロに乗り換えず、アエロプロドライブを使い続けている選手はたくさんいるのです。

 

彼らはメーカーと契約していて、新しいラケットなどいくらでももらえるのにも関わらずです。

 

競技者にはアエロプロドライブのようなハードなラケットが出てくることを望む声が多いのです。

 

流れを変えたピュアドライブ2018

 

しかし、ここへきて流れが変わりました。

 

ピュアドライブ2018の登場です。

このラケットはピュアドライブ2015と比べ、ストリングパターンが広くなり、どちらかというと、ピュアアエロに近い打感になりました。

 

ということは、今までかつてのアエロプロドライブのようなガツンという打ちごたえを好んでいたプレーヤーの受け皿がなくなってしまったのです。

 

(1)フラットドライブ系のハードヒッターが好む、アエロプロドライブとピュアドライブ2015

 

(2)スピンと反発を求めるプレーヤーが好む、ピュアアエロとピュアドライブ2018

 

困ったことに、新しく出たモデルは、競技者の好む打感というよりは、万人に受けるすそ野の広いモデルという感じなのです。

 

事実、私が勤務するテニススクールでも、アエロプロドライブを使うのは中級以上の男性が中心でした。

 

それに対してピュアアエロは初級クラスの女性でも使っている方が増えています。

 

メーカーとしては誰にでも扱いやすいモデルを作るということが理想なのかもしれません。

 

しかし、「万人に扱いやすいモデルのピュアドライブ」、「競技者のアエロ」というようなすみ分けが今のバボラのラケットだとあいまいになりつつあるような気がするのです。

 

もちろん、フラット系の競技者はピュアストライクシリーズがあるじゃないかと言われたらそれでかもしれませんが。

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ピュアストライクの存在意義

 

ピュアストライクは良くも悪くも、中厚ラケットブームの前から存在する「しなるタイプ」のラケットです。

 

いくらピュアストライクが競技者向けだと言っても、中厚タイプの競技者モデルとは一線を画します。

 

それゆえ、ラケットのしなりが小さい中厚モデルを好んでいた競技者の受け皿とはなりえません。

 

ピュアドライブや、ピュアアエロからピュアストライクにすんなりとラケットを替えることができる選手は少ないと思われます。

 

もちろんピュアストライクシリーズも非常に良いラケットです。

 

かつて存在していた、ピュアストームピュアコントロールアエロストーム、これらの競技系ラケットは、このピュアストライクシリーズに統合されました。

 

バボラとしてはラケットのラインナップを再編成し、顧客のニーズに的確にこたえられるような姿勢を鮮明に打ち出すようになりました。

 

ピュアストライクシリーズ、ピュアアエロシリーズ、ピュアドライブシリーズ。

 

バボラはこの3本立てでラケットを展開していく。

今その再編成が終わり、新たなスタートを切ったばかりというところでしょう。

 

万人に向けた ピュアドライブシリーズ

スピン主体の競技者へ向けた ピュアアエロシリーズ

フラットドライブ系の競技者へ向けた ピュアストライクシリーズ

 

このあたりをもっとはっきりと打ち出してくるのではないかと思います。

 


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まとめ

 

それゆえ、私はまだ見ぬピュアアエロのニューモデルは、やや競技者向けの志向を取り戻すと考えています。

 

現在のピュアアエロよりはやや飛びを抑えつつも、スピンとパワーを両立した競技モデルという方向で登場すると予測しています。

 

具体的にはアエロプロドライブまではいかなくとも、ピュアドライブ2015くらいのややかための打感をもつストリングパターンに一度戻るのではないかと予測しています。

 

あくまで個人の予測ですけどね。外れても怒らないでね(笑)

 

2018年6月18日 追記

以上の記事を2017年12月26日時点において書いていたのですが、どうやら最近、ピュアアエロの最新版の画像が出回っているそうです。

それがこれ。

パッと見た感じは現在のピュアアエロと大きな違いはなさそうですね。

詳しいスペックや新機能の発表が待たれます。

最新のピュアアエロについての新記事へはこちらからどうぞ。

ついに最新ピュアアエロの全貌が明らかに!

https://mindtennis.net/2018/06/17/racket-10/

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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