レジェンドたちのストリング事情
今回はストリング(ガット)についての話です。
みなさんはどんなストリングを何ポンドで張っていますか。
ちなみに私はバボラのプロハリケーンツアー130を53ポンドで張っています。
バボラ プロハリケーンツアー(120/125/130/135) 200Mロール 硬式テニス ポリエステル ガット (Babolat ProHurricane Tour)243102 価格:13,300円 |
ま、いたって普通ですね(笑)
130ゲージを張っているのは、単純に切れにくいから。
経済的理由です(笑)
打感を重視するなら125ゲージがやっぱりいいですよね。
選手であった頃は1ポンド刻みで自分に合ったテンションを探したりとか、極度に神経質になったりしていましたが、最近はいつストリングを張ったのか、はたして何ポンドで張ったのか、忘れてしまうほど大雑把になりました(笑)
ただ、やはりストリングはプレーに大きな影響を及ぼします。
ある程度は気にした方がいいです。
伸びっぱなしのストリング、自分に合っていないストリングであればいろいろ試して変えていくべきです。
今回の記事はプロの選手がどんなストリングを張っているのかを記事にしますが、あえて現役プロ選手を題材にしていません。
すでに引退したプロやシニアツアーを回るプロなどを題材にしています。
現役の男子選手なんか超人過ぎて参考になりません。
70ポンドとか、逆に30ポンドとか変わったテンションで張っている選手も結構います。
もちろんすでに引退した選手でも、レジェンドと呼ばれる選手たちを題材にしていますから、当然われわれでは足元にも及ばないんですが、現役でバリバリにトレーニングしている選手に比べれば少しでも参考になることがあるかもしれないと思い、今回の記事を作ってみることにしました。
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マッケンロー選手といえば、1980年代の偉大なチャンピオンですね。
悪童と言われたその魅力的なキャラクターから、世界中にファンを持つ選手でした。
その天才的なボレーのタッチセンスは、歴史上最高峰と言われるほど。
そんなマッケンロー選手が使っていたと言われるストリング(ガット)はこれです。
パシフィックのナチュラルガット。
パシフィック(Pacific) Tough Gut タフガット16L(8.5G) ナチュラルガット テニスガット マッケンロー使用 世界上位ナチュラル【あす楽】 価格:6,912円 |
ナチュラルガットといえば、世界中のプロ選手がこぞってバボラのVSを張りたがるものなんですが、、、
バボラ VSタッチ(130/135) 硬式テニスガット ナチュラルガット(Babolat VS Touch Natural Gut ) 201021/201025 価格:5,500円 |
これです。
プロ選手たちが、契約と無関係に自腹で買ってでも使うというこのガット。
やはりその質は確かです。
ところが、現在マッケンロー選手はHEADと契約になってしましました。
マッケンローといえばダンロップというイメージだったので、ちょっと意外でした。
価格:16,200円 |
価格:16,200円 |
現在はラジカルのフレームを使用しているようです。塗装だけかもしれませんが。
価格:17,900円 |
契約の変更に伴いストリングはHEADのものを使っているようですが、縦がナチュラル、横がポリではないかと思います。
テンションは縦糸が50ポンド、横糸が53ポンドということだそうです。
現役時代はもっと低いテンションで張っていたようですが。
異常なハイテンションでストリングを張る同世代のチャンピオン、ビヨン・ボルグ選手とよく対比されていましたね。
ともかく、マッケンロー選手のようなタイプのプレーヤーが長年使っていた道具を変えるなんて思いもしませんでしたから、驚きました。
ステファン・エドバーグ(「エドベリ」とも表記される)選手は、1990年代に活躍した偉大なチャンピオン。
華麗なサーブアンドボレー、北欧の貴公子、とにかくかっこよかった。
私がテニスを始めたのもこのエドバーグ選手の影響です。
当時乾電池かなんかのCМのポスターのイメージキャラクターがエドバーグ選手で、なんてかっこいいんだと思いました。
エドバーグにあこがれていたクセに管理人の山口はただのシコラーなんですけどね(笑)
プレースタイルはファーストでもセカンドサーブでも淡々と職人のようにネットに詰めてくるスタイル。
それほどパワーがあるといった印象ではないですが、思い切り反り返って放つキックサーブが印象的でした。
そして鮮やかなボレー。スピードではなく、コースで勝負の美しいテニスでした。
エドバーグが引退してからが現代パワーテニスの幕開けではないかと私は勝手に思っています。
そんなエドバーグ選手の使用するラケットといえばこれ。
ウィルソンのプロスタッフ
価格:23,480円 |
かつてはプリンスのグラファイト、HEADのプレステージ、ウィルソンのプロスタッフは三種の神器ともてはやされましたが、現在もはやそれを使っているツアー選手はほぼいませんね。
もちろん、それらのラケットをベースにしたプロ専用モデルは別ですが。
このような古い、骨董品のようなラケットをエドバーグ選手はいまだに気に入って使っているです。
やはり、あのボレーのタッチを生み出すには自分の体の一部のようになるまで使い込んだラケットが必要なのでしょうか。
と、思っていたら、使用するストリングは意外なものでした。
エドバーグ選手が現在使用していると言われるストリングはこれです。
ルキシロンのM2
エム 2 プラス 130 ( M 2 PLUS 130 )【 ルキシロン / LUXILON 】【 ラケット 購入者用 ガット 】 価格:2,700円 |
これを縦横ともに55ポンドだそうです。
ゲージも16ゲージと言いますから、130ゲージ。
ボレー主体ならもっと細いゲージを使うのではないかと思っていたのに意外でした。
はっきりとはわかりませんが、エドバーグ選手にしかわからないこだわりがそこにあるんでしょうね。
マイケル・チャン選手は1990年代の偉大な選手。
現在は錦織圭選手のコーチとして有名ですね。
マイケル・チャン選手といえば、プリンスのグラファイトというイメージだったのですが、
【復活!名器グラファイト】プリンス(Prince) クラシック グラファイト100 ミッドプラス (海外正規品)硬式テニスラケット 7T36L[☆nc] 価格:22,500円 |
引退後はしばらくバボラを使っていましたね。
そして現在はスリクソンの契約になりました。
使っているラケットはこれです。
スリクソン レヴォ3.0 F-TOUR
「あす楽対応」スリクソン SRIXON テニス硬式テニスラケット SRIXON REVO CV 3.0 F-TOUR スリクソン レヴォ SR21805『即日出荷』 価格:26,400円 |
で、使用するストリングはこれだそうです。
テクニファイバーのブラックコード
価格:1,250円 |
これを縦横ともに58ポンドということだそうです。
ストローカーらしいチョイスですよね。
と、ここまですでに引退したレジェンドたちのギアを紹介してきましたが、おまけです。
錦織圭選手のストリングについてです。
錦織圭選手はこれまでルキシロンの4Gを使ってきたようですが、ここへきてエレメントに変更したようです。
ルキシロン4G
【12Mカット品】ルキシロン 4G(1.25/1.30mm) 硬式テニスガット ポリエステルガットLuxilon 4G WRZ9901 価格:1,530円 |
ルキシロン エレメント
【12Mカット品】ルキシロン エレメント(1.25mm/1.30mm) 硬式テニス ポリエステル ガット(Luxilon Element String Reel)【2015年11月発売】 価格:2,000円 |
ナチュラルガットとエレメントとのハイブリッドのようですが、錦織圭選手が使用を開始したことで、これからこのストリングは一気に売れるでしょうね。
みなさんもぜひ試してみてください。
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たかがストリングですが、何を選ぶかによって、プレーの質は全く変わります。
自分にとって一番のストリングを見つけてください。
よくよく吟味あるべきものなり。
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