とっておきのサーブ練習法
どうも。
「読めばテニスがうまくなる」マインドテニス講座管理人の山口泰弘です。
この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズの紹介をしていきます。
今回は久しぶりに「練習法」に関する記事を書きます。
中でも特にサーブの練習法について紹介してみたいと思います。
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私が実践しているサーブ練習法を紹介します。
そのやり方はとっても単純。
まずは自分が狙いたい場所にコーンやマーカーなどの的を置きます。
的は安く手に入ります。
こんなので十分です。
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そして、
3球連続でコーンに当たるように打ちます。
この3球連続ってのは結構むつかしいんです。
どのくらいの的の大きさなら当たるか、それはみなさんそれぞれのレベルに応じて調整してください。
大小さまざまなコーンがあります。
大きすぎる的だとすぐに当たってしまいますし、小さすぎる的だとなかなか当たらずやる気がなくなります。
「これならなんとかギリギリ達成できるかも」
という「ちょうどいい」ポイントを探ることが大切です。
ボールをピラミッドにして的にするというのもアリです。
ボールを一個だけ置いて的にすることも、、、
これに3連続で当てられたらプロです。
とにかく、連続で当てることを意識してください。
2球連続ならたまたま運よく当たるということもあるんです。
ところが、3球連続となると、しっかりとフォームやリズムが安定していないとなかなか当たりません。
これを意識して練習します。
たったそれだけで、いつもの練習の何倍もの効果があります。
サーブ練習に限らず、大事なことは、
「ルールをシンプルにする」
ということです。
「何ができたら、今日の練習の目標が達成なのか。」
それを明確にしないとついダラダラと練習してしまいがちです。
目標が達成できたら5分とか10分で練習を終えたっていいんです。
長い時間練習すればいいというものではありません。
サーブ練習でなんの的も置かないで、ただただ速い球を打つ練習をしているだけの人を多く見かけます。
そんなの時間の無駄です。
まず、目標を決めます。
そして、その目標はとにかく具体的に、かつシンプルに。
「昨日よりいいサーブが打てたら練習はおしまい。」
こういうあいまいな目標はダメです。
一見シンプルな目標に見えますが、「いいサーブ」って何ですか?
「スピード」なのか「確率」なのか「コース」なのか「スピン」なのか全然わかりません。
「それらすべてを含むトータルでいいサーブかどうかを決める」
などという複雑なルールのもとで練習すると、自分には何ができて何ができないのか見えてきません。
「ルールはシンプルに」
最近読んだこの本からインスピレーションを受けています。
これはテニスの本ではないですが。
私が普段読んでいる本のレビューは別のサイトで紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
サーブ練習に限らず、「集中して練習すること」が必ず必要です。
インターハイV2を達成し、現在はプロとなっている後藤翔太郎選手が、かつてインタビューでこんなことを言っていました。
「サーブ練習は15分ぐらいしかしない。」
「ただ、集中して練習している。」
私はこれを聞いた当時驚いたんですよ。
トップになるような選手なんて、毎日1時間とか2時間ぐらいサーブの練習してるのかと思ってましたからね。
冷静に考えるとそんなに練習したら野球のピッチャーと同じで肩を壊してしまうと思いますけど。
ただ、15分くらいしか練習していないというのは驚きました。
当時、私自身も全国の試合を回る選手でしたが、トップでもなんでもない私でさえ、毎日40分ぐらいはサーブ練習していましたからね。
(とは言っても、当時の私はこの記事で書いてあるような効果的な練習はしていませんでした。今考えると、本当に多くの時間を無駄にしています。だからこそ私はみなさんに同じ失敗をしてほしくない!)
おそらく、後藤翔太郎選手は「集中する」ということの意味を完璧に理解していたのだと思います。
私の場合は、「集中する」と言葉では言っていても、本当の意味での「集中状態」には至っていなかったのです。
じゃあ、どうすれば「集中」できるのか。
集中は「単純な作業」をしているときに生まれやすいのです。
アルバイトで淡々と箱詰め作業をしていた人なんかは経験がありませんか?
何かに没頭して時間がたつのを忘れていた経験のある人ならわかるかと思います。
完全に「自我が消える」ほどのめりこんでいる状態。
それが集中状態です。
エミネムの楽曲で、lose yourself in the music というフレーズがありますが、
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これは「音楽に没頭する」と訳されます。
この lose yourself というフレーズは、真の集中状態というのを実によく表している秀逸な表現だと思うのです。
心理学でフローと言われる状態。
スポーツの専門用語で「ゾーンに入った」と言われる状態。
それは、完全に自我を失って没頭しているような状態のことなのです。
よく試合中に、口先だけで「集中!!!」などと言っている選手を見かけますが、「集中!!!」と言っている間はまだ集中状態ではありません。
その「集中!!!」と口にすることが、本当の集中状態に入るための儀式であればいいんですけどね。
いろいろと脱線した話をしてしまいましたが、
今回の記事で私がみなさんに伝えたいこと。
それは、練習で集中するために、
「没頭できるようなわかりやすいルール」を決めることです。
その一つが、先ほど紹介した、的に連続でボールを当てるというものです。
シンプルなルールを作ってゲーム感覚で楽しみながら、集中して練習をしてもらえたらと思います。
サーブはもっとも重要性の高いショットであるにも関わらず軽視されがちです。
相手が打ってきたボールを打ち返すわけではないので、あまり面白みがないのは確かです。
私もテニススクールでコーチをしていますが、やはりお客様の中にはサーブ練習が退屈で好きではないという方が多くいらっしゃいます。
しかし、先にお話ししたように、テニスにおいてサーブの重要性は非常に高いのです。
とくに男子の選手であれば、サーブゲームというのは取ったり取られたりするものではありません。
キープが当たり前。
そんなテニスができるようにサーブ力を徹底的に強化してください。
よくよく吟味あるべきものなり。
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